三国志1 三国志I 三國志1 三国志I

 ハンドブック紹介

 

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   三國志ハンドブック 第4部  
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基本データ

●概要

 前半部は戦闘の基本ルールと各種の応用テクニック、後半部は、各国の戦場マップと各種データを紹介している。



●本項の構成

ページ タイトル 備考
97 ・(扉) _
98〜105 軍計 ・基礎知識と応用テクニック
106〜114 地形 ・全15州のデータ
116〜159 九地 ・国データとHEX戦マップ、戦法
115 ・一将功成りて万骨枯る ・当時の民衆の暮らし



●備考

 表のリンク先では、各項の注目点をまとめている。また、リンク先のタイトル部分のリンクは、上の表に戻るためのリンクである。なお、「タイトル」の( )は、本書内では区分されていないものを、本稿において便宜的に区分したことを示す。
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軍計

●概要

 戦闘の基本ルールと、各種の応用テクニックを紹介している。ただし、応用テクニックで用いられる「ののしってから移動」、「計略」などは、機種によっては存在しないこともある。



●武力がない武将は、このようにペアを組んで戦わせると、想像以上の効果をあげることができる(104ページ)

 「計略」で敵の動きを封じ、その敵に「火計」をしかける「火龍の計」の解説。「武力」の低い武将も戦闘で活躍できるということであるが、もちろん、「知力」は高くなければならない。また、これを行う場合は、「知力」の高い武将が2人必要になる。
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地形

●概要

 本作に登場する58の国を15の州に分け、その傾向を紹介する。データは州ごとの平均値を示しているが、細かく見ていけば国ごとに結構な違いがあるため、あまりに役には立たない。



●この時代の中国全土は、十五州五十八国に分かれていた(106ページ)

 本作に登場する15の州のうち、「司隷」はいわば首都圏であるため、厳密には「州」ではない。司隷と他の州の関係は、今日の日本の東京都と、それ以外の様なものである。

 また、「代州」は『三国志演義』が書かれた明代の行政区分であり、史実の後漢末には存在していない。本来ならば、その一帯は并州の管轄下である。しかし、『三国志演義』の第2回では、劉備一行が代州の劉恢の庇護を受けており、『三国志演義』に準拠するならば、誤りとは言えない。



●いわゆる遼東半島に位置するのが、この青州(109ページ)

 青州が属するのは山東半島であり、これは明らかな誤りと言える。ちなみに、遼東半島は1国の大半を占めるエリアであると思われる。
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九地

●概要

 全58国の戦場マップと基本的な国データを紹介している。ただし、「金」と「兵糧」のデータはない。これらについては、『光栄ゲーム用語辞典』291ページに詳細なデータがある。ちなみに、「金」と「兵糧」の保有量はシナリオによって変化せず、誰かの領土であろうと、空白地であろうとも変わることはない。



●国の特徴

 1国(117ページ)、12国(126ページ)、13国(127ページ)、20国(132ページ)、21国(133ページ)の5国に限り、戦場マップの地形や比定できる都市に関する情報がある。

 こうしたデータは、戦場マップの印象を強めるだけでなく、実際の地勢に対する興味を抱かせるという点において、非常に有用である。『ジンギスカンハンドブック』では、「世界編」のすべての戦場マップに、こうした解説があったが、こちらでも、そのくらいの解説をしても良かったのではないかと思われる。
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