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英雄乱舞・動乱の時を越えて
●概要
カラーグラビア。文章と写真、ゲーム画面などで三国志の名場面を紹介する。なお、写真はイメージ的なものであり、文章とはあまり関係がない。
●本項の構成
| ページ |
タイトル |
| 5 |
・(扉) |
| 6〜7 |
・躍る黄巾 |
| 8〜9 |
・桃園の羲 |
| 10〜11 |
・青島の曹操 |
| 12〜13 |
・赤壁の戦い |
| 14〜15 |
・白帝城の別れ |
| 16 |
・出師の表 |
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曹操が刺激的である。
●概要
評論家の草森紳一が曹操の人物像を語る。彼の文人的側面、『孫子』に注釈を施す学者としての一面などは、今日においては浸透した知識と言えるが、本書の刊行が1989年であることを考慮すると、非常に先進的な試みと言える。
●日本の役人の教養と中国の官僚のそれは、くらべものにならないと考えなくてはならない(163ページ)
これは、「日本の役人」よりも、「中国の官僚」の方が教養が高いということを言っている。確かに、「古典に通じていなければ、中国の官僚にはなれない」というのは疑いようのない事実であり、その点においてはなんら間違ってはいない。
しかし、それは儒教国家であった中国王朝の官僚となるための必須課題に過ぎず、その本質は、今日の日本人が良い大学に入り、官僚となるための知識を詰め込むことと変わりがないように感じられる。
●曹操の頭の冴えは、子供の時からで、大人をギャフンといわせた逸話はいっぱいあるのだが、頓智の一休さんのように喝采を浴びないのはどうしてだろうね。子供の時からズルイと見られるんだ(165ページ)
曹操の子供の時の逸話と言えば、素行を心配した叔父を陥れたり、人の花嫁を強奪したりといった、あまり芳しくないようなものが多い。呉の孫亮のように、幼くして機転で人を救ったという話ならば、曹操もまた、喝采を浴びていたものと思われる。
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