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基本データ
●概要
シナリオ1を曹操と劉備の視点から見たリプレイである。リプレイ自体は『ジンギスカンハンドブック』の第4部ですでに行われているが、こちらはプレイヤーの視点でゲームを進めており、キャラクター視点におけるリプレイは、本書がはじめてとなる。
本項は、テーマとしての面白さよりも、裏技的なテクニックを紹介するという趣が強い。特に劉備のプレイは、瞬く間に軍師を得て洛陽のある20国を占拠し、玉璽まで発見するという非常にアクロバティックなものとなっており、読み応えがある。
ちなみに、ここでは、文章の一部を拡大してインパクトを強めるという手法が用いられているが、この太字は通常の字の2行にまたがってしまい、パッと見で文章のつながりを誤認しやすくなっている。そのため、個人的には、この手法はあまり良いものとは思えない。
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●そこで、ゲームが開始されると、すぐに20国にいた董卓配下の賈 を引き抜くことにしました(178ページ)
劉備の初動。本作の軍師は「知力」が「90」以上であることが条件となるため、「知力」が「83」の関羽は軍師になれない。ちなみに本作の劉備の知力はデフォルトで「95」と非常に高く、関羽に書物を与えることで彼を軍師に育成することもできる。世の中には、張飛の「知力」まで上げてからゲームを進める猛者もいるらしい。
●この洪水による被害は大きく、我が軍は6千人足らずの兵力になってしまった(179ページ)
曹操は1万7000の兵で劉備の領土となった(太守の呂布を引き抜いた)20国を攻めようとしたが、折からの洪水によって大損害を受けてしまう。しかし、災害で兵力の3分の2が消滅するというのは、以降のシリーズからすると信じがたい話ではある。
●まず全軍を率いて18国に攻め入ります。そして、武将を配置した後、いきなり全軍を退却させたのです(→104ページ、飛龍の計)。退却先はもちろん20国、洛陽です(180ページ)
この前提として、劉備はゲームスタート時に領有していた14国から16国に移っているが、太守の呂布を引き抜くことで獲得した20国との間には董卓領の5国、18国、19国があり、完全に分断された状態にある。劉備は16国を捨てて20国を本拠地とするため、見出しの様な手段をとったわけである。
104ページで紹介されている「飛龍の計」は、先に空白地に武将を退却させて敵の逃げ道をふさぐというものであり、劉備の手法は、その応用といえる。劉備自身は、この手法を「棒高飛び作戦」と命名している。
●そして、ここが漢王朝の都であったことから、ここに玉璽があるのではないかという考えに至ったのですね(180ページ)
前述の「棒高飛び作戦」により、20国を本拠地とした劉備の思案。この直後、本当に玉璽が発見されている。「20国に玉璽がある」ことをを紹介しているという点において、非常に重要な情報である。
●三月から七月まで、夏侯淵に命じて、近隣の空白地巡りをさせたのである(181ページ)
本書26〜27ページで紹介されている手法の実践である。これによって「金は1万以上、米も3万」を得た曹操は、体勢を立て直すことができた。しかし、「武力」の高い夏侯淵をこうした任務に差し向けるのは、少しもったいない気がする。もう少し能力の低い武将を使った方が良かったのではないかと思われる。
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