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「工作」

一通りの準備を終えたら、武将の適正に応じた命令を下していく。まず、「謀略」の高い(「与力」の「B」以上が望ましい)武将には、侵攻目標の城で「工作」の「不穏」を行わせる。「不穏」で城の士気を「0」にしてしまえば、敵の迎撃軍団を野戦で打ち破りやすくなり、攻城戦に移行しても、即座に勝利を得ることができるためである。

序盤では、正攻法で攻城戦を挑んでも、よほど強力な勢力で弱小勢力を相手にし無い限り、戦いが長期化する可能性が高い。そのうえ、戦闘中は軍団の兵糧を消費し続けるだけでなく、、軍団内に優秀な武将がいても、軍団を解散しない限りは、他の命令を下すことができない。 これらのロスを省き、序盤のうちから効率的に領土を拡大していくためにも、「不穏」は有効な手段となる。

一方、「不穏」の欠点として、城の士気の低下を待つには時間がかかる点が挙げられる。城の士気は通常「100」であるため、これを「0」にするには最低でも100日かかるのである。しかし、序盤は人気の上昇と知行の配分後の民兵の補充を待つ必要があり、「不穏」の成果を待つ時間は、これらの準備が整うのを待つ時間にもなるため、仕掛ける時期が早ければ早いほど、無駄は少なくなる。

また、「謀略」の高い武将のいる城に「不穏」を仕掛けると、捕縛される危険性が高くなることも、「不穏」の問題点の1つである。さらに、武将数の多い城でも、武将に「警戒」をさせて、工作員を捕えようとしてくることがある。そのため、初期の侵攻目標は武将が少なく、「謀略」と身分の高い武将のいない城を狙いたい。これは、弱小勢力を見分ける目安にもなる。

なお、城の士気が「0」になったからといって「不穏」を中止すると、城の士気は回復をはじめる。そのため、自勢力の軍団が攻城戦を開始するまで、「不穏」を続ける必要がある。
 
 
「交流」と「登用」

前述のように他勢力と同盟を結んだ場合、「外交」の高い武将は、優先的に同盟勢力の本城に送り、「交流」を行わせて同盟関係を維持させたい。「外交」の高さは、浪人の「登用」にも生かされるが、これは外交が「C」程度の武将でも務まる。そのため、同盟を維持する必要がある場合、「外交」の高い武将は「交流」を優先させるべきである。

各シナリオごとの浪人の詳細については、こちらに記載した。「不穏」を行える武将がいない場合は、まず優先的に「忍者」を登用して工作要員としたい。これに限らず、「忍者」は非常に有用であり、逆に敵に回すと極めて面倒であるため、優先して登用しておいた方が良い。彼らを登用しない理由が「便利すぎるために封印する」以外に思いつかないほどである。
 
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「内政」

「工作」要員、「外交」要員、「登用」要員を送り出したら、残りの武将は自勢力内の「内政」に従事させる。基本的には、全武将に同じ仕事を任せると、必要な期間が短縮されて効率が良い。

特にゲーム序盤で優先したいのは「治水」である。「治水」自体には、災害時の被害を抑える効果しかないが、「治水」を行っている間は、「税率」による設定上限を超えて「人気」が上がり、上昇状態を維持することができる。また、勲功が「7」未満の武将が「治水」を終えた場合、90%の確率で功績を「1」獲得できるというボーナスがつくため、身分の低い武将の昇進を促進するのにも適しているのである。_   _
 
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敵城攻略

自勢力内の軍備が整い、侵攻目標の城の士気が「0」に近づいたら軍団を編成して侵攻を開始する。周辺に非同盟勢力がいる場合は、攻め込まれるのを防ぐため、ある程度の戦力を残しておきたい。周辺の兵力に対して1000~2000少ない程度の戦力を残しておけるならば、充分な抑止力となるはずである。

軍団を編成して侵攻目標に向かわせると、敵も軍団を編成し、迎撃を行う。軍団同士が接触すると野戦になるため、敵城を攻略するためには、この敵軍団を野戦で撃破しなければならない。

前述の通り、『戦国夢幻』の野戦は、中央、右翼、左翼の3ヶ所に武将を配置して同様に配分された敵の戦線と交戦する。 敵の軍団は「不穏」によって士気が激減していることもあり、負けることはないと思われる。

しかし、『戦国夢幻』の野戦には「中央の戦線が突破された場合は敗北、左右の戦線が突破されると士気は激減する」というルールがあり、武将を配置していない戦線を突破されると敗北する可能性がある。これを防ぐためには、最低でも3人の戦闘要員を用意したい。

敵軍団壊滅後は、そのまま敵城に侵攻する。敵の城の士気が「0」になっていれば、攻城戦に移行することなく敵城を占領することができる。ただし、敵の総大将を討ち取って野戦に勝利した場合、士気の残った敵の敗残兵が敵城に逃げ込むことで、「0」になったはずの敵城の士気が回復してしまうことがある。この場合、攻城戦を行うか、いったん軍団を引き返して「不穏」を続けるかは、その時々の状況によって判断するべきである。
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戦後処理

占領した城が敵勢力の最後の城であった場合、その城を攻略することで敵勢力は滅亡し、一部の武将が帰順を申し出てくる。彼らを臣下に加えるためには、要求してくる知行を保証しなくてはならない。この知行は身分に応じているため、身分の低い武将であれば、あてがう知行も少なくてすむ。身分は「昇進」させていくことができるため、多少能力が低くても積極的に登用しておきたい。

一方、身分の高い武将は、相応の知行を要求してくる。知行は武将の民兵にだけ影響するため、「戦闘」の高い武将には、無条件で高い知行を約束しても問題はない。彼らの率いる民兵は、戦闘での勝利に大きく貢献してくれるはずである。また、このような事情から、身分だけが高く、能力に秀でたところのない武将は、追放するなり首を斬るなりした方が良い。
 
身分は高いが戦闘」は低く、他の能力に秀でた武将の場合は、現在の自勢力における武将のバランスから判断するしかない。例えば内政要員が少ない状況で「内政」の高い武将を家臣にできる状態ならば、多少の妥協も必要であるが、余裕がある場合は、無理に召し抱える必要はない。殺すには惜しい人材だと思えば、いったんは解き放ち、石高に余裕ができた後に、あらためて登用すればよいのである。
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占領後の政策

敵城を占領した軍団は、その城の上に駐屯した状態となる。しかし、特に事情がなければ、軍団は一度解散してしまった方が良い。これにより、兵糧の減少を抑え、減少した兵士数を回復させることができるためである。

次に、占領した城の様子を確認する。特に農繁期に城を占領した場合は「動員」がかかっていることが多いため、そうであるならば、解除しておく。続いて、その城の知行を家臣に分配する。優先したいのは、知行不足で満足な知行があてがわれていない戦闘要員である。

その後は、その城の周囲を確認し、必要であれば、新たに隣接した勢力と同盟を結んでおく。また、その城の戦略的な重要性が低ければ、最低限の兵力を残して武将や傭兵を侵攻元の城に戻し、元の城の「人気」の高さを生かして別の城の攻略に活用した方が効果的である

一方、新たに占領した城から周囲の他勢力の城を攻略する場合は、侵攻元の城の資源を占領した城に移して「治水」を行い、再び「人気」の上昇と民兵の回復を待ちつつ、工作員には「不穏」で敵の城の士気を下げさせる。しかし、やがては、この戦略が通用しない相手と対峙することになるため、これ方法だけでゲームをクリアできるというものでもない。
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