戦略拠点をつくる

『戦国夢幻』の戦闘において重要な働きをする「士気」は、城の「人気」に直結している。この「人気」は「税率」によって基本値(重税で「30」、「平税」で「50」、軽税で「70」、「微税」で「90」)が決定される。

さらに「治水」を行っている場合は、基本値を越えた数値が維持される。しかし、「人気」は、すぐに上昇するものではないため、侵攻ルートが許す限り、人気を集中的に上げた城を拠点として周辺の城を攻略するのが効率的である。

例えば「人気」が「90」の城「A」から他勢力の城「B」を取り、占領後の「B」の「人気」が「50」であったとする。この後、「A」と「B]のいずれとも接している城「C」に侵攻しようとするならば、「B」から出撃するのではなく、いったん「B」にいる武将を「A」に戻し、「A」から「C]を攻略した方が、士気の高い軍団を編成することができるということである。

ここでは、「A」のような城を「戦略拠点」と呼称する。「戦略拠点」は、できるだけ他勢力の城と隣接していた方が、拠点として長持ちする分、価値が高い。また、この拠点が利用されている間にも、他の城の「人気」は上昇するため、新たな「戦略拠点」を造り出すための時間を有効に活用することができる。

そのため、「戦略拠点」を別の城に移すのは、現在の「戦略拠点」の周囲を制圧してからで良い。また、新たな「戦略拠点」も、やはり多くの城と接し、「人気」の高い城であることが好ましい。
 
 
戦略拠点と間接防御

上記の事例は、自勢力が他勢力に侵攻することを前提としているが、当然、他勢力も自勢力に攻撃を仕掛けてくる。これについては、「戦略拠点」以外の城に傭兵を1000~2000人程度残しておくことで解決することができる。

敵が攻めてきたとしても、この兵力で籠城していれば、すぐには落城しない。その間に「戦略拠点」から援軍を繰り出し、「士気」の高い軍団で攻城中の敵を殲滅するのである。さらに、場合によっては、そのまま兵力が激減した敵城に攻め込み、占領することも不可能ではない。

つまり、『戦国夢幻』では、前線に直接強力な守備隊を置くよりも、「戦略拠点」に強力な軍団を置き、状況に応じて援軍を送り出した方が、効率的な防御を行えることになる。直接的に防御すれば前線の城の数だけ分割される兵力を、後方で1つにまとめるのであるから、弱いわけがないのである。

この手法は、近畿や中部、関東のような、進行ルートが入り組んでいる地域ほど高い効果を発揮する。ただし、例えば城を占領した直後で城の士気が激減している場合は、例え傭兵をおいていても長くはもたないため、しばらくの間は大軍を駐屯させ、城の士気の回復を待った方が良い。また、城の規模が低すぎると城は陥落しやすくなるため、「築城」によって城の規模を最低でも「2」、できれば「3」程度に上げておきたい。
 
 
輸送

「戦略拠点」を作る場合、そこに傭兵や兵糧を集中させた方が、より軍団編成の効率が良くなる。そのため、「戦略拠点」には「城コマンド」の「移動」の「輸送」で後方から物資を送りたい。「輸送」を行うと、実際に輸送ユニットが現れ、目標城まで移動することになる。

しかし、城1つにつき、一度に派遣できる輸送ユニットは1つであるうえ、一度派遣した輸送ユニットは、命令を変えることができない。さらに、輸送ユニットが目標を喪失(目標城が敵に取られる、目標軍団が解散するなど)した場合は、自動的に派遣元の城に引き返すことになる。

これらのことからすると、例えば後方の安全地帯から前線に物資を輸送する場合でも、一気に目標を最前線に指定すると、大きなロスが生じる危険性がある。そのため、近隣の城を目標にすることを繰り返して物資を前線に運んだ方が良い。さらに、この方法であれば、通過地点の物資も忘れることなく前線に送ることができる。