内政の目的

『戦国夢幻』における内政には、3つの目的がある。1つ目は、国力の増強に直結するものであり、「開墾」と「商業」が該当する。2つ目は、軍事力の増強につながるものであり、「治水」と「築城」が当てはまる。3つ目は、功績値の効果的な獲得を目的とするものであり、「治水」、「商業」、「築城」などが相当する。

これらのカテゴリーの何を重視するかにより、あるカテゴリーにとっては無意味な行動であっても、別のカテゴリーでは有益な行動となる。例えば、完全な安全地帯で「築城」を行うという軍事的には無意味な行動も、功績を稼ぐという点では良策なのである。
 
 
人員の集中

『戦国夢幻』の「内政」は、それぞれのコマンドに武将を割り当てるというシステムになっている。いったん業務を割り振ってしまえば、コマンドを変えない限り自動的に作業を続けてくれるため、この点に関しては煩わしさがない。

ただし、例外として、「築城」は、城の規模が上がった時点で一度すべての従事武将が「待機」状態となる。これは「築城」が兵糧を消費するため、兵糧の浪費を抑えるためであると思われる。

1つのコマンドには、いくらでも武将を割り当てることができる。武将を集中させるほど、数値の上昇にかかる時間も短くなるため、基本的には1つの城の1つの内政コマンドに人員を集中させるべきである。

しかし、人員を集中させすぎると、1人当たりの期間短縮効率は悪くなり、最後には割り当てても期間が短縮しない武将や、かえって期間を伸ばしてしまう武将が出てくる。基本的に身分が高く、「内政」の低い武将ほど、このような傾向が見られるようである。

このあたりは、1人1人をコマンドに割り当てたり、解除したりすることで確認するしかないため、面倒である。しかし、いったんセレクトボタンで全武将を選択した後、「内政」で武将をソートし、「内政」が低い武将から順に1人1人選択と選択解除をすることにより、能率を改善することができる。これによって余った武将が出たら、別のコマンドや他の城の内政を任せたい。

なお、功績の獲得は、作業が達成されたタイミングで判定される。そのため、他の作業を行っている武将を、例えば作業完了の1日前に作業に参加させても、功績を得ることができる。

そのため、上述のように「内政」が低く、目当ての作業に対して効率が悪くなってしまう武将は、いったん別の作業を割り振った後、作業の達成が近づいた時点で目当ての作業に戻せば、効率的に功績を獲得することができる。要は作業を達成した時に、その作業に参加していればよいのである。
 
_ 
治水

「治水」は城データの「治水」を高め、災害を回避する確率を高めるコマンドである。しかし、治水の真価は、それ以外の点にある。1つは「税率」の人気上限を超えて「人気」を高めることができる点である。これにも限界があると思われる(+26~+27までは確認したが、それ以上は不明)が、税収を確保しつつ、軍団の士気に影響を与える「人気」を高められる点は大きい。

2つ目は、「治水」を実行している間は、「税率」の人気上限を超えて上昇した「人気」が下らない点である。逆に言えば、「治水」を実行していない場合、「人気」は低下し、「税率」の人気上限に近づいていくことになる。「税率」を高めた状態で「治水」によって人気を補っている場合は、特に注意する必要がある。

これらは、「税率」を「微税」にしていれば、あまりこだわる必要はない。しかし、治水が上昇した際、勲功が「7」以下の武将に限り、90%の確率で「1」の功績を入手できる点は、「税率」に関係なく、武将の昇進において極めて重要な要素となる。さらに、治水が上がるまでの時間は短いため、人員の少ないゲーム序盤であっても、これらの恩恵を積極的に利用していくことができるのである。
 
_
商業

「商業」は、町の規模を上げるコマンドである。また、「商業」に従事している武将がいると、最大25%の収入増加がある。町の規模は月収に直結するほか、1543年8月25日以降は町規模「4」で「軍備」コマンドの「鉄砲」、1579年8月20日以降は町規模「5」で「大筒」が解禁となり、それぞれの兵種を編成することができる。

これらのことから、「商業」は、経済だけでなく、軍事面においても重要なコマンドであると言えるが、規模の上昇までに時間がかかりすぎるという問題点がある。そのため、ゲーム序盤から少ない武将を「商業」に従事させるのは、あまり効率的ではない。ある程度「内政」の高い武将が集まってから行うべきコマンドであると言える。
 
_
築城

「築城」は、城の規模を上げるコマンドである。内政コマンドの中では唯一兵糧を消費するが、武将を複数人割り当てていけば、期間だけでなく兵糧の消費も抑えることができる。これにより、城の規模を「1」から「2」に上げるならば1万石、「2」から「3」に上げるならば4~5万石程度あたりに抑えることができるが、これ以上の増築は数十万石の兵糧が必要になるため、実用的とは言えない。

城の規模は、籠城戦の士気の低下率に直結するため、最前線の城ならば、優先して規模を「3」程度に上げておきたい。また、「築城」は功績の獲得効率が非常に良い(75%×城規模回数)ため、兵糧が余っているのであれば、功績を稼ぐ目的で「築城」を行うという手段もある。
_
 
開墾

「開墾」は、石高を上げるコマンドである。石高の上昇は知行の上昇に直結するため、重要なコマンドのように思えるが、実際の重要性は低い。その最大の理由は、石高は武将を開墾に従事させなくても、税率に応じて自動的に増えていくためである。ちなみに、税率は低いほど上昇効率は良くなる。また、「開墾」による功績取得率は低い(石高上昇時に10%)ため、功績を稼ぐ意味でも、他の内政を重視した方が良い。

ただし、武将を「開墾」に従事させておくと、最大で25%の収穫増加が見込めるため、不要な武将は、これを見越して「開墾」させておくという手もある。ただし、収穫量の増加は城の石高に比例するため、この場合はできるだけ石高の高い城で行った方が効率的である。