_
戦闘

「戦闘」は、野戦攻城戦の「強襲」に影響を与える。戦闘が領土拡張の基本的な手段である以上、「戦闘」が高い武将は、多ければ多いほど良い。また、基本的に知行は兵士数と直結しているため、「戦闘」の高い武将を優先して知行を割り振るべきである。

ただし、『戦国夢幻』では、戦闘以外に「戦闘」が生かされる場面はないため、「戦闘」だけが高い武将は、平時に持て余しがちとなる。このような武将でも、功績を稼ぐ意味では内政を行わせた方が良いのであるが、能力の「内政」が低すぎる武将に内政を行わせると、かえって必要日数が増えてしまうことがある。

そのため、領土の拡張が進んで来たら、「戦闘」だけが高い武将は各地に分散させ、内政の効率に対するリスクを少なくするべきである。
_
 
内政

「内政」は、「警戒」を除いた各種の内政の作業効率に影響を与える。内政は富国の要であると同時に功績値入手の最も基本的な手段であり、軍団に編入されていない状況では、ほとんどの武将が内政に従事することになる。

なお、「戦闘」の高さが戦場以外では発揮されないのと同じく、「内政」は、城にいる時にしか生かされない。そのため、「内政」の高い武将は、できる限り城に留めて内政に従事させたい。この前提に基づくならば、「内政」と「戦闘」の高い武将は侵攻よりも迎撃に適しており、「内政」と「外交」の高い武将は、他勢力との「外交」を行わせるよりも、領内の武将を「登用」するのに向いていると言える。
 
_
外交

「外交」は、各種の「外交」コマンドと「軍備」コマンドの「徴兵」に影響を与えるが、基本的には、「交流」と「登用」が主な仕事となると思われる。「交流」は、他勢力の本城に留まり続けることになるため、「交流」中は他の作業に従事できない。そのため、「外交」の能力だけが突出した武将をあてがうのが望ましい。

また、「ハイエナ作戦」やゲーム開始時に遠方の武将を登用する場合も、「交流」ほどではないが、長期の間、遠方での「登用」に従事することになる。そのため、この場合も「外交」だけが高い武将を用いるのが理想的である。最序盤に「交流」と「登用」の両方を行わなければならなくなった場合は、「交流」を優先した方が良い。「登用」は「外交」が「C」や「D」でもなんとかなるためである。

戦闘」と「外交」の高い武将は、敵勢力を滅ぼした後、即座に浪人を登用することができるため、敵城の攻略に向いている。また、「援軍」を要請する際にも、使者となった武将が軍団に編成されるため、やはり両能力が高いことが望ましい。また、「外交」と「謀略」の高い武将は、「不穏」と「一揆」を組み合わせて敵勢力を滅ぼした際、やはり浪人となった武将を効率的に登用することができる。

なお、「徴兵」は、身分に関係なく、「外交」の高低のみが適用される。しかし、「徴兵」では功績を得られないため、功績を獲得する必要のない「主君」や「宿老」を用いた方が良い。ただし、これに関しても、「内政」や「謀略」も高い武将に関しては、これらの能力に合った仕事を任せた方が効果的である。
_
_
謀略

「謀略」は、「内政」コマンドの「警戒」による警戒度の上昇率、「工作」と「計略」、攻城戦時の「方針」の一部や「計略」に影響を与える。特に、「工作」と「計略」は、捕縛されるリスクがあるだけでなく、「謀略」の低い武将の場合は警戒度が自動的に上昇し、捕縛される確率が上がるため、他のコマンドのように能力の低い武将をあてがうのは危険である。

 さらに破壊工作に対する警戒度は、「警戒」だけでなく、武将や軍団と工作員の「謀略」の差によって相対的に変化するため、「謀略」の高い武将のいる城や軍団に「「工作」や「計略」を行うと、高い「謀略」を持つ武将であっても、警戒度が上昇する可能性がある。なお、「内応」を行う場合、対象の「謀略」が低いと成功率は高くなるという効果がある。

これらの破壊工作に最も適しているのは、「謀略」が高い上に捕縛されないという特性を持つ「忍者」である。そのうえ、「忍者」は「工作」や「計略」以外の仕事では役に立たないため、基本的には、常に何らかの破壊工作をさせておいた方が効率的である。
_
 
能力の成長

『戦国夢幻』では、マスクデータとして経験値が設定されており、「32」になると、該当する能力値が上昇する。経験値は、それぞれの能力ごとに設定されており、各種の行動によって一定確率で取得することができる

4つの能力のうち、もっとも上げやすいのは、間違いなく「内政」である。特に「商業(75%を2回)」と「築城(75%を3回」の効率が良い。ちなみに、経験値は功績とは違い、取得量が規模の影響を受けないため、規模の低い城や町の規模を上げて数をこなした方が、経験値の獲得も早くなる。

また、「謀略」も、上昇確率こそ低いものの、「工作」の判定回数が多い(最高で一月に30回)ため、意外と上昇しやすい。特にCPUが工作員として利用する武将は、もともと「謀略」が高いこともあり、大きく成長していることもある。しかし、捕縛されるリスクを考えると、能力の低い武将を鍛えようとするのは危険である。どうしても能力を上げたい場合は、「警戒」を行う武将がいない無人の城や独立勢力の治める城を目標とするべきである。

一方、「戦闘」と「外交」は、上げる機会が少なく、少ない機会における上昇率も低い傾向がある。これらの能力の上昇は、期待しない方が良いと思われる。

なお、「攻略本」によると、能力が「B」以上の武将は能力が上がりにくくなるようである(48ページ)。また、マスクデータとして能力の上がりやすい武将が設定されている(135~195ページ)ことも確認することができる。しかし、これらが数値的にどの程度のものであるかは、現状では判断することができない。

結論として、『戦国夢幻』の武将の能力は上がりにくいものであるためり、「武将の育成」は考慮しない方が良いと思われる。基本的に武将の能力は、登場時点で完成されたものと割り切り、能力の上昇も「上がればラッキー」程度の認識でいた方が気が楽である。経験値がマスクデータなのも、「経験値の吟味」によるストレスを避けた結果なのではないかと推測したくなる。
 
_
軍師補正

武将の中には「軍師」の能力を持つ者がいる。ここでは、この能力を「軍師補正」と呼称する。軍師補正は、それぞれの能力に設定されており、「主君」と同じ作業を行うことにより、「主君」の能力を1段階上昇させることができる。

軍師補正は、軍師補正を持つ武将の能力に関係なく適用される。そのため、例えば「内政」が「B」の軍師補正を持つ武将と「内政」が「A」の「主君」を組み合わせても、「主君」の内政は「S」相当となる。ただし、「徴兵」に関しては、「主君」と「外交」に軍師補正を持つ武将を組み合わせても、「主君」の徴兵効率は変わらない。

「軍師」の能力自体は、武将の情報画面で武将名の右に軍配のアイコンがついていることで確認することができるが、どの能力に対して補正を持っているかをゲーム中に確認することはできない。また、「主君」の能力値に補正が加えられている状態であっても、ゲーム中に一目で確かめる手段はない。

そのため、補正があるのかどうか疑わしくなるが、補正が存在していることは間違いない。例えば、主君「A」と「謀略」に軍師補正を持つ武将「B」、「B」と同じ能力、身分であるが、軍師補正を持たない「C」がいたとする。この時、「A」と「B」、「A」と「C」の組み合わせで「内応」などを行わせると、確実に「A」と「B」の組み合わせの方が成功率が高くなることが分かる。

これは、例えばシナリオ6の真田家において、「主君」の真田幸村と「内応」に軍師補正を持つ「宿老」の真田昌幸の組み合わせと、幸村と「宿老」相当の「内応」補正を持つ「忍者」の猿飛佐助の組み合わせで比較すると、良く分かるはずである。
_