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一門衆

『戦国夢幻』における「主君」の親族は「一門衆」として処理される。これは、武将の情報の顔グラフィックに専用のアイコンがつくことで確認することができる。一門衆は裏切ることがなく、「内応」で引き抜くこともできない。

また、自勢力の主君が死亡した際には、一門衆の中から後継者を選ぶことになるが、一門衆がいない場合は、即座にゲームオーバーとなる。ただし、これはプレイヤーに課されたハンデのようなものであり、CPUの勢力には適用されない。

『戦国夢幻』の一門衆設定は、「親子ではあるが、一門衆ではない」関係の武将がいるため、注意が必要である。例えば、吉川元春と小早川隆景は、毛利元就の息子として登場するが、毛利家の一門衆ではなく、それぞれ吉川家と小早川家に分類されている。基本的には、血縁関係よりも養父と養子の関係が優先されることが多いようである。

また、一部の武将は特定のシナリオで名前が変わっているが、これによって血縁関係が変更されている武将もいる。例えば、織田信長の息子である織田信孝の場合、シナリオ3では神戸信孝として登場するが、織田家の一門衆ではなくなっているのである。そのため、史実の血縁関係を前提にゲームをはじめるのは危険である。できれば、ゲーム開始時点で一門衆を確認しておきたい。
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婚姻

「大名コマンド」の「布告」の「婚姻」は、他勢力か家臣に姫を嫁がせるコマンドである。原則的には他家との同盟関係の構築を優先するべきであるが、高齢かつ一門衆がいない主君や、一門衆がいないにもかかわらず、主君が戦場で戦わざるを得ない勢力でプレイしている場合は、優先して見どころのある武将に姫を嫁がせ、一門衆に組み込んでおく必要がある。

また、一門衆となった武将は、軍団を編成した際、総大将に選ばれやすくなる。軍団の総大将は勲功を稼ぎやすいため、昇進させたい武将を一門衆とするのも悪くはない。それ以外の理由では、史実では一門衆扱いであるが、ゲーム中では一門衆に加えられていない武将を一門衆に加え、史実の再現を行うなどの趣味的な楽しみ方に留まるものと思われる。

ちなみに、一門衆となった武将に血縁関係が設定されていた場合、元の血縁関係はリセットされる。例えば、織田信長でプレイして羽柴秀吉を一門衆とした場合、秀吉と弟の秀長の血縁関係は消滅するのである。そのため、この状態で秀吉を織田家の後継者とした場合、織田一族が一門衆となり、秀長は単なる一武将として扱われることになる。また、この状態でも勢力名は「織田家」のままであり、「羽柴家」になることはない。
 
 
裏切り

攻略本」の43ページによると、武将が主君を裏切る契機は、忠誠度が「0」になった場合と主君が交代した場合の2種類である。ちなみに、前者は毎月判定が行われるようであるが、これは武将の忠臣属性と主君との能力差が影響を及ぼしており、主君よりも能力が高く、忠臣属性が低い武将ほど裏切りやすい。

後者は忠誠度が「63」以下になった武将が裏切る可能性がある。さらに一門衆以外の武将が後を継ぐと、より裏切る武将が出やすくなるようであるが、プレイヤーの場合は一門衆がいなくなるとゲームの続行が不可能となるため、プレイヤーにとっては関係のない要素である。

裏切りには、他勢力に寝返る、野に下る、独立するという3パターンがある。知行に気を付けれていれば、まず裏切られることはないが、ゲーム開始直後に浪人を登用しすぎると、知行が不足して「留保」状態の武将が増え、離反者が出ることもあるため、気を付ける必要がある。

また、他勢力から武将が独立した場合、その武将の親族が自勢力にいると、自勢力から親族の勢力に移る場合がある。例えば、自勢力が武田を滅ぼし、武田勝頼を登用したが、同族の一条信龍は別の方向に流れ、他の勢力に仕えたとする。この信龍が独立した場合、勝頼は自勢力を裏切り、信龍の勢力に合流する可能性があるということである。

他勢力同士の戦いで独立する武将が現れた場合は対処のしようがないが、自勢力の場合は、滅ぼした勢力の血縁者を積極的に登用、処刑して武将の流出を防ぐことで、ある程度は裏切りを未然に防ぐことができる。
 
 
追放

「大名コマンド」の「布告」の「追放」は、家臣を解雇するコマンドである。「攻略本」の21ページによると、解雇した武将の身分に応じて他の家臣の忠誠度が下がり、解雇した武将の血縁武将は謀反を目論むことがあるという。しかし、不要な武将は、はじめから家臣に加えなければ良いため、基本的には使う必要のないコマンドであると言える。

ただし、『戦国夢幻』のルールとして、勢力が滅んだ捕虜を「追放」すると、浪人となるため、これを利用することにより、いつ家臣となるか分からない捕虜に対して積極的な「登用」を行うことができるようになる。また、家臣に加える必要性がない捕虜を解き放つ際にも「追放」は有効となる。ちなみに、現存している勢力の捕虜を「追放」すると、元の勢力に戻っていく。

一応、ゲーム序盤の知行不足により、無能な武将を「追放」して知行を浮かすという手段もないわけではない。しかし、この場合でも、「謀略」が高い大名のいる城や多数の武将がいる城で「工作」を行い、わざと捕えさせた方がデメリットも少ない。