基本ルール

「工作」は「不穏」、「破壊」、「一揆」の3種類があり、いずれも他勢力の城に対して破壊工作を行うものである。プレイヤーは、同盟勢力に対しても破壊工作を行うことができるが、CPUは同盟勢力に対する破壊活動を行わない。そのため、プレイヤーは同盟を結ぶことで相手からの破壊工作を防ぐことができる。特に弱小勢力の序盤の「忍者」対策としては有用である。

破壊工作の成功判定は、いずれも1日に1回、成功率は「謀略」の高さに比例し、複数人を同じ工作に従事させることで成功率が上がる。しかし、対象となる城に「謀略」の高い武将や、「警戒」を行っている武将がいる場合は「危険度」が上昇し、工作員が囚われやすくなる。ただし、「忍者」は、負傷して派遣元の城に戻るだけで済むため、この点においても「忍者」は非常に有用であり、敵に回すと厄介である。

また、工作員の「謀略」が低い場合も「危険度」は上昇する。これを利用して不要な武将をわざと捕えさせるという手段もないわけではない。なお、警戒値の最低値は「2」であるため、わずかではあるが、工作員が捕えられる可能性は常に存在している。 
 
 
不穏

 「不穏」は、他勢力の城の士気を1日につき「1」減らし、士気が減少したままの状態を維持することができる。『戦国夢幻』の攻城戦のルールは、「城の士気が『0』になると、その城は陥落する」というものであるため、あらかじめ「不穏」で敵の城の士気を「0」にしておき、その城に攻城戦を挑めば、即座に城を落とすことができる。

また、城の士気は軍団の士気にも強い影響を与えるため、敵が軍団を派遣して迎撃に乗り出した場合も、野戦において優位を確保することができる。これらのことから、「不穏」は、兵力や兵糧を用意するのが難しい序盤において、スムースに敵城を攻略するための必須の手段となる。「不穏」が通じにくい中堅勢力と正面から戦うのは、「不穏」を最大限に活用し、勢力を拡大してからで良い。

なお、敵城の士気が「0」になったからといって「不穏」を止めると、城の士気は回復してしまう。そのため、攻城戦を行うまで、「不穏」を継続させておく必要がある。また、CPUは「不穏」を使用しないため、自勢力は「不穏」による士気の低下を恐れる必要はない。
 
 
破壊

 「破壊」は、敵城の兵糧か城の規模を減少させるコマンドである。「攻略本」の32ページによれば、前者の確率は31/32、後者は1/32であるという。しかし、敵城攻略後、その城に備蓄されていた兵糧の半分ほどが手に入ることを考えると、「不穏」を使って城を攻略した方が良いと思われる。確かに兵糧や城の規模を減らすことにより、攻城戦を有利に展開することができるが、「不穏」ならば、攻城戦そのものを確実な勝利に導けるためである。
 
 
一揆

「一揆」には、2つの効果がある。1つは、敵城の人気を下げつつ、人気の上昇を抑える効果である。この効果は、「不穏」の対象を城の士気から人気に変えたものであると言える。しかし、この目的で破壊工作を行う場合は、「不穏」で城の士気を下げた方が、攻城戦を楽にする意味でも良いと思われる。

もう1つの効果は、一揆を誘発させることである。『戦国夢幻』の一揆は、実際に一揆軍が編成され、城を包囲するが、戦闘力は低い。そのため、対象城がある程度の戦力を有している場合は、簡単に鎮圧されてしまう。これを利用して敵の兵力を削ることもできるが、効率は悪い。

しかし、敵城の戦力の薄いところで「一揆」を起こした場合、敵は本隊が集結している城から軍団を編成して一揆の鎮圧に向かう。これを利用することにより、強大な敵の戦力を誘導することや、自勢力の城を包囲している敵軍団を一揆の鎮圧に向かわせ、包囲を解くことができる。

さらに、CPUは基本的に「状況に応じて兵力を分散させる」という思考を持たないため、敵の総兵力が強大であればあるほど、一揆の鎮圧には不相応な兵力を動員することとなり、それだけで莫大な兵糧を消費していく。つまり、「不穏」が弱小勢力に対して有効であるのに対し、「一揆」は、列強勢力に対して有効な手段となるのである。

なお、「攻略本」の22ページによれば、偶発的な一揆の場合、毎月15日に人気が「50」以下の城で「(100-人気)%の6乗」の確率で発生するが、「一揆」による蜂起は、月日を選ばず、「(100-人気)%の3乗」の確率で発生する。ただし、現状では検証不足のため、工作の「一揆」と人気の最低基準の関係は明らかではない。