兵種

『戦国夢幻』には、「足軽」、「騎馬」、「鉄砲」、「大筒」の4種類の兵種がある。最も基本的な「足軽」だけで勝ち進むことも不可能ではないが、うまく兵種を使い分けた方が戦いが有利になることは間違いない。各種のデータについては、こちらにまとめているが、いずれも、「足軽」と比較すると一長一短がある。
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兵種の変更

兵種は「城コマンド」の「軍備」の「足軽」、「騎馬」、「鉄砲」、「大筒」で変更することができるが、兵種に応じた兵糧と一定の期間が必要になる。また、武将を自国以外の城に移動させることにより、その城で兵種の変更を行うこともできる。費用は自国での変更よりも割高になるため、自国内で変更できない兵種が欲しい場合の緊急手段であると言える。

なお、兵種変更中の武将に別の命令を下した場合、変更に必要な期間がリセットされるだけでなく、消費した兵糧も無駄になる。多くの武将がいる城で兵種を変更していると、内政の割り当てなどをセレクトボタンで一括変更した際、兵種変更中の武将を巻き込んでしまう可能性がある。そのため、変更したい兵種を複数ヵ所の城で行える場合は、他の武将のいない城で行った方が良い。
 
 
足軽

足軽は最も基本的な兵種である。その最大の特徴は、全兵種中最も防御力が高い(騎馬、大筒の2倍、鉄砲の3倍に相当する)ことにある。また、野戦に足軽を投入すると自動的に鉄砲の前に出るため、同じ部隊に足軽と鉄砲を混ぜておくと、足軽が壁となり、その後方から鉄砲による攻撃を行うことができる。

なお、他の兵種から足軽に兵種を変更する場合は、費用はかからず、すぐに編成が完了する。あまり利用する機会はないと思われるが、東北、甲信越の武将はデフォルトで騎馬に編成されている武将が多いため、場合によっては、足軽に兵種変更した方が良い場合もある。
 
 
騎馬

騎馬は、足軽の2倍の移動力を持つことが最大の特徴である。特に『戦国夢幻』の野戦では、敵陣の奥に到着すると、勝利、あるいは敵の士気が激減するというルールがあるため、敵の弱いところを突き、後退した敵を追いつつ、敵の後方を目指すのが適任である。

一方、騎馬の問題点は、防御力が足軽の半分であるため、劣勢に追い込まれると脆いことにある。また、速度の関係から他の兵種とは連携が取りにくいため、できるだけ騎馬は騎馬でまとめた方が良いと思われる。

騎馬の編成は、特産品に「馬」がある城でしかできない。そのため、自国以外の城で編成する必然性がもっとも生じやすい兵種である。特に日本西部では、九州中央の岡城にしか馬産地がないため、どうしても騎馬が欲しい場合、岡城を占領するか、武将をここまで派遣して兵種を変更するしかない。

一方、東部では甲信越と東北に馬産地が多いため、西側ほどには騎馬の編成で悩む必要はない。また、前述したように、東北や甲信越では「戦闘」の高い武将の多くがデフォルトで騎馬に編成されているため、彼らを捕えたり、引き抜いたりするという手もある。
 
 
鉄砲

鉄砲は、足軽の1.5倍の攻撃力があり、距離は短いが遠距離攻撃もできる。一方、防御力は足軽の3分の1、移動力も半分しかない。つまり、長所と短所がはっきり分かれた兵種であると言える。

鉄砲の攻撃力の高さを活用するため、戦闘要員には優先的に鉄砲を配備したい。弱点である防御力の弱さは、同じ部隊に足軽を入れ、彼らを盾にすることで補える。また、鉄砲は足が遅いため、足軽と組ませて前進すると、移動力の差から鉄砲が引き離されてしまうため、時々「待機」を命じて足並みを整えたい。なお、このような事情から、鉄砲は後退する敵を追撃するのには不向きであると言える。

鉄砲を編成するためには、1543年8月25日の「鉄砲伝来」イベントを待たなくてはならないが、これが問題になるのはシナリオ1だけである。また、町規模が「4」以上の城であることも条件になるが、逆に町規模が「4」であれば、どこの城でも編成が行えるため、騎馬のように場所的な制限を受けることはない。
 
 
大筒

大筒は、攻城戦時の「強襲」において、足軽の8倍の攻撃力を発揮する。しかし、その一方で他の能力は低く、野戦では役に立たない。なお、野戦時の大筒隊は、足軽と同じグラフィックになり、大筒を撃つことはできない。本作の大筒は、あくまでも攻城戦用の兵器なのである。

大筒の最大の問題点は伝来が遅い(1579年8月20日)ことであり、前半のシナリオでは伝来前にゲームが終わることが多い。また、町の規模は最大の「5」が必要となる。この条件をゲームスタート時から満たしているのは、シナリオ6の江戸城(北条領)だけである。

前述のとおり、大筒は野戦では使い物にならないため、戦闘要員に「大筒」を配備すると、戦闘力を野戦で生かすことができない。そのため、能力が秀でたところのない武将を大筒に編成した方がよく、彼らに活躍の場を与える機会にもなる。

また、攻城戦における「勧告」の役割を考慮するのであれば、「戦闘」が「C」で「謀略」が「B」以上の武将の方が適していると思われるが、彼らを直接戦場に投入するか、破壊工作に差し向けるかは、その時の状況次第である。