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「不穏」の限界

不穏」による敵の無力化は非常に有効な手段であるが、それだけで天下を取れるというものではない。なぜならば、身分と「謀略」の高い武将のいる城では、自動的に工作員に対する危険性が高まり、工作員が捕えられてしまうためである。

また、武将の数が多い城では「不穏」に対して「警戒」に割り当てられる武将が出るため、やはり工作員が捕えられる恐れがある。検証不足であるが、武将が7~8人程度の城から、このような傾向が現れるようである。このような勢力に対しては、戦力を整え、正面から立ち向かわなくてはならない。このような勢力を、ここでは「中堅勢力」と定義し、このような勢力と戦えるようになったら、中盤に移行したと考えるべきである。
 
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軍備と人材の増強

中堅勢力と正面から戦うためには、軍事力の増強が不可欠である。そのためには、戦闘要員を確保し、軍備を整える必要がある。『戦国夢幻』では、武将の知行が兵士数に直結するため、弱小勢力を滅ぼし、順調に領土と武将を増やしていけば、武将の質と兵士数は自然に強化されていくことになる。

武将の質に不安がある場合は、籠城戦に耐え切れず、滅亡寸前の勢力の居城に武将を送り、勢力が滅亡することで浪人となった武将をスカウトするという手段がある。本稿では、これを便宜的に「ハイエナ作戦」と呼称している。滅びやすく、かつ優秀な武将を抱えた勢力は、こちらでシナリオごとにまとめている。

その他の軍備面については、まず、兵種の変更に注目する。兵種は「軍備」の各種コマンドで変更することができるが、その中では特に「鉄砲」の配備を優先したい。それは、鉄砲隊は攻撃力が足軽隊よりも高く、足軽隊を壁にすることで間接攻撃を行えるためである。また、鉄砲隊は直接的な交戦による士気の低下を抑えることもできるため、軍団長の兵種にも向いている。

鉄砲隊は、「鉄砲伝来イベント」以降、町の規模が「4」以上の城で編成することができる。町の規模は、大きくなるにつれて次の上昇までに時間がかかるため、序盤のうちは武将数の問題もあり、効率的に上げてげていくことは難しい。しかし、武将が増えてくる中盤以降であれば、この問題点もある程度は改善されるはずである。ただし、根本的な問題点自体は変わらないため、町の規模を上げる城を絞り、そこに内政要員を集中させることが推奨される。
 
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情報の確認

中堅勢力との戦いでは、より敵城の情報が重要になる。特に注目したいのが城の規模と兵力である。これらは敵の籠城戦の強さに直結しており、特に城規模「4」以上の城を落とそうとするならば、相当の長期戦を覚悟しなければならない。

一方、敵の兵力は、攻城戦のために必要な自軍の兵力の目安になる。これに数倍する兵力がなければ、攻城戦を行っても敵城の「士気」を減らすことができず、長期戦を免れることはできない。しかし、野戦を挑んで敵の兵力を減らせば、籠城する敵の兵力も減るため、攻城戦にも勝利しやすくなる。これにより、敵を野戦に誘い出す必然性が生じることになる。
 
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野戦

敵を野戦に誘い込むためには、敵との兵力差が重要になる。なぜならば、兵力差が大きすぎる場合、敵は迎撃を行わず、はじめから籠城戦で自軍を待ち構える動きを見せるためである。しかし、行軍を工夫すれば、優勢を保ったまま敵を野戦に持ち込むこともできる。

このような工夫ができない場合は、敵城の全戦力から敵が城に残すであろう2000程度の兵力を差引き、それを1.2倍した程度の兵数を目安に軍団を編成する。それでも敵が出てこない場合は、いったん軍団を城に戻して解散し、多少兵力を減らした軍団を再編成するしかない。ただし、軍団を解散すると城の士気が軍団の士気に応じて低下するため、城の士気の回復を待ってから再編成を行った方が良い。

さらに、敵の城の「人気」が極端に低い場合は、敵兵力よりも少ない軍団を編成して士気の高さで敵を圧倒するという手段もある。しかし、士気を過信しすぎるのも危険であるため、これは最後の手段とするべきである。
 
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攻城戦

野戦に勝利することができれば、敵の兵力を減らした状態で攻城戦に持ち込める。ひとまず城を囲み、数日しても敵城の士気が全く減らないのであれば、それは兵力不足である可能性が高い。おとなしく引き返して戦力を増強するか、援軍を派遣してさらなる圧迫を加えるしかない。ちなみに、軍団のいるところに新たな軍団を向かわせると、軍団を合流させることができる。

攻城戦によって敵城の士気が減る場合は、城を落とせる可能性がある。基本的には方針を「包囲」にしておき、ゆっくりと落城を待つことになるが、敵城の城の規模が低い場合や大筒隊が軍団内にいる場合は「強襲」も効果的である。

しかし、「水攻」、「火攻」、「干殺」は使い勝手が悪く、あまり用いるべきではない。特に「火攻」は、失敗すると50%の確率で自軍の10日分の食料を喪失するという大きなデメリットがある。史実ではともかく、これらの手段はゲーム的に小細工の域を出るものではない。こうしたコマンドに頼るよりも、正面から敵と戦い、撃破できるだけの戦力を整えるべきである。
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