戦国夢幻

 

   武将 あ  


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●能力値
名前 明石景親 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかし・かげちか 能力値
生没年 1535〜1599 軍師
登場年 1551年 上昇 汎用
血族 明石 備考  
●シナリオ
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 10年後 奉行 0.0万石
S2 浦上家 奉行 岡山城 1.1万石 足軽
S3 宇喜多家 重臣 岡山城 0.8万石 足軽
S4 宇喜多家 重臣 岡山城 1.5万石 足軽
S5 宇喜多家 奉行 岡山城 2.5万石 足軽
S6 宇喜多家 部将 岡山城 0.4万石 足軽
●略歴 
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 生没年不詳。全登の父。浦上家の家臣であったが、同僚の宇喜多直家が浦上宗景に反旗を翻すと彼に呼応し、以降は宇喜多家の客将となった。宇喜多家が毛利家に属していた時代には「第二次上月城の戦い」に従軍し、尼子家残党の籠る上月城を包囲している。宇喜多家が織田家に従属すると、景親は幼君の秀家とともに「高松城の戦い」に従軍した。
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●ゲーム 
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 身分は全体的に高いが能力は低い。浦上家や宇喜多家には「戦闘」も身分も高い武将が多いため、彼の出番はないと思われる。1579年には「戦闘」が高い明石全登が彼の息子として元服するが、最も年代が近いシナリオ3でも8年後のこととなり、そのころにはゲームも終盤に近付いていると思われる。
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●能力値
名前 明石全登 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかし・たけのり 能力値
生没年 1563〜1622 軍師
登場年 1579年 上昇 固有
血族 明石 備考 大坂五人衆
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 38年後 地侍 0.0万石
S2 19年後 地侍 0.0万石
S3 8年後 地侍 0.0万石
S4 宇喜多家 組頭 岡山城 0.2万石 足軽
S5 宇喜多家 重臣 岡山城 0.2万石 足軽
S6 宇喜多家 地侍 岡山城 0.1万石 足軽
●略歴 
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 生没年不詳。景親の息子。キリスト教徒。「宇喜多騒動」によって重臣たちが宇喜多家を去った後、宇喜多家の執政となる。「関ヶ原の戦い」の前哨戦にあたる「杭瀬川の戦い」では、島左近らが東軍の中村一栄、有馬豊氏らと交戦する中、迂回して東軍の死角を突き、勝利を決定的なものとした。

 「関ヶ原の戦い」における全登は、宇喜多軍の前衛8千を率いて東軍の福島軍と交戦した。小早川秀秋の東軍参戦によって西軍が崩れると、秀家は秀秋に決闘を挑もうとしたが、全登は彼を制して戦場から逃れさせ、自らも潜伏した。

 その後、全登は浪人として大坂城に入り、冬と夏の両陣に従軍したが、「大坂夏の陣」において松平忠直軍と交戦中に消息を絶った。戦後においても行方は知れず、家康は「明石狩り」を行って全登を捜したが、効果は得られなかった。全登の最期は現在に至るまで判明しておらず、戦死、自殺、国外逃亡説などがある。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは4以降。特にシナリオ5では、「主君」の秀家と「家老」の花房正幸に次ぐ3人目の主力であるため、優先的に知行を割り振りたい。一方、シナリオ4とシナリオ6では身分が低いため、大人数での「内政」に紛れ込ませ、「昇進」を優先させるべきである。なお、シナリオ6では引き抜きやすいが、身分が低いことから「内応」の項の条件に該当せず、彼の名は記載していない。
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●能力値
名前 赤穴久清 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかな・ひさきよ 能力値
生没年 1531〜1595 軍師
登場年 1547年 上昇 汎用
血族 備考 尼子十旗
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1
S2 尼子家 重臣 月山富田城 0.4万石 足軽
S3
S4
S5
S6
●略歴 
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 ?〜1595。出雲国飯石郡赤穴城城主。本来の名は「盛清」で「久清」は晩年の名。赤穴氏は大内家と尼子家の双方に所属していたが、ほぼ同時期に尼子側の久清の父と大内側の久清の兄弟が戦死したため、祖父の後見を受けて家督を継承する。久清は「第二次月山富田城の戦い」の際に毛利家に降り、そのまま尼子家と戦った。その後は毛利家に仕えている。
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●ゲーム 
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 ゲームではシナリオ2のみの登場となる。身分と「戦闘」が高く、ゲームスタート時点で空いている知行を与えておきたい武将の1人である。もっとも、このシナリオの尼子家は彼と同程度の身分と「戦闘」の人材が多く、彼の知行だけを突出させるよりは、ある程度均一に知行を分配した方が得策である。
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●能力値
名前 赤松則英 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかまつ・のりひで 能力値
生没年 1579〜1628 軍師
登場年 1595年 上昇 汎用
血族 赤松 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 54年後 宿老 0.0万石
S2 35年後 宿老 0.0万石
S3 24年後 宿老 0.0万石
S4 13年後 宿老 0.0万石
S5 蜂須賀家 与力 大西城 1.4万石 足軽
S6
●略歴 
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 ?〜1600。則房の息子で赤松氏第14代当主。ただし、則房と同一人物とする説もある。父の死後家督を継承し、安房国住吉1万石を領有した。「豊家の変」では西軍に属し、石田三成の居城である佐和山城に籠る。

 しかし、「関ヶ原の戦い」は東軍の勝利に終わり、佐和山城も勢いに乗る東軍の攻撃を受けた。則英は城が落城する寸前で逃亡したが、後に京都の戒光寺で自害している。これによって赤松家の血筋は断絶した。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは5。このシナリオでは、領地の都合から蜂須賀家の家臣として登場する。数は少ないながらも優秀な武将ぞろいの蜂須賀家において、唯一「B」以上の能力を持たないが、それゆえに大筒隊を率いさせても惜しくない人材である。それ以前のシナリオでも登場することにはなっているが、登場年の関係から実際に姿を見るのは難しいと思われる。
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●能力値
名前 赤松則房 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかまつ・のりふさ 能力値
生没年 1557〜1598 軍師
登場年 1573年 上昇 汎用
血族 赤松 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 32年後 宿老 0.0万石
S2 13年後 宿老 0.0万石
S3 2年後 宿老 0.0万石
S4 羽柴家 組頭 姫路城 0.4万石
S5
S6 赤松家 宿老 姫路城 4.5万石
●略歴 
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 ?〜1598。義祐の息子。則英の父。1570年に父から家督を受け継ぎ、赤松家の第13代当主となる。即房は中国遠征中の秀吉に従うことで播磨国置塩城1万石を安堵され、「賤ヶ岳の戦い」、「小牧・長久手の戦い」、「四国征伐」に従軍した。「文禄の役」では肥前の名護屋城に駐屯していたようである。死語は息子の則英が後を継いだというが、則房と則英は同一人物であるとする説もある。

 ちなみに、武将の略歴作成のために活用している資料の1つである「日本の戦史 関ヶ原の役」では、「関ヶ原の戦い」後の領土の増減をまとめた「封邑革新表」が掲載されている。ここでは「赤松則房」が「阿波住吉」の1万石を没収されたという記述がある(347ページ)。
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●ゲーム 
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 シナリオ3では当主となっているはずであるが、元服していないためか2年後に登場する。能力的には「外交」に秀でているが、他の能力はあまり高くない。同盟相手の本城で「交流」を続けさせても惜しくない人材であり、まさに外交要員と言える。ただし、シナリオ6では身分の高さと合わせて近隣の浪人を「登用」するという重要な仕事がある。
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●能力値
名前 赤松晴政 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかまつ・はるまさ 能力値
生没年 1513〜1562 軍師
登場年 1529年 上昇 汎用
血族 赤松 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 赤松家 主君 姫路城 4.6万石 足軽
S2
S3
S4
S5
S6 赤松家 主君 姫路城 6.4万石 足軽
●略歴 
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 1513〜?。義祐の父。もともとの名前は「政祐」。「晴政」の名は、将軍足利義晴から一字を拝領したものである。備前守護代浦上村宗の傀儡として8歳で赤松家の第11代当主に据えられた。

 1531年7月17日の「大物崩れの戦い」において、晴政は村宗と対峙した細川晴元陣営と内通、村宗の軍を壊滅させたが、村宗の息子の政宗、宗景兄弟との対立は続き、尼子家や三好家の侵攻にも地位を脅かされた。1558年、晴政は、政宗に擁立された義祐によって当主の地位を追われたが、従兄弟の政秀の助力を得て抗争を続け、その最中に没した。
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●ゲーム 
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 登場シナリオは1と6。「内政」に優れ、他の能力も平均的であるが、史実からすると「謀略」の方が高そうではある。身分の高さからすると、戦闘もこなせないことはないが、優秀な戦闘要員を配下にしたら、晴政の知行は、そちらに移した方が良いと思われる。

 ちなみに、『信長の野望』シリーズにおける晴政の能力は低く、「プレイしたくなくなる低能力が魅力」、「当主が務まるのが不思議なくらいの能力値」など、散々な評価がつけられている。
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●能力値
名前 赤松政秀 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかまつ・まさひで 能力値
生没年 1508〜1572 軍師
登場年 1524年 上昇 汎用
血族 赤松 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 赤松家 宿老 姫路城 3.3万石 足軽
S2 赤松家 宿老 姫路城 3.5万石 足軽
S3
S4
S5
S6 赤松家 宿老 姫路城 4.5万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1570。播磨国竜野城城主。赤松氏の庶流で晴政の従兄弟であるが、彼の娘を娶っているため、娘婿にもあたる。赤松本家の主導権争いに敗れた晴政を匿い、浦上政宗に擁立された赤松義祐と争った。

 政宗は、小寺政職との関係強化のため、自分の息子と政職の家老である黒田職高の娘(黒田官兵衛の姉か妹にあたる)を婚姻させたが、政秀は1564年1月11日に挙式の舞台となった室津城を攻め、政宗を殺した。しかし、その後まもなく晴政が死去したことから戦う名分がなくなり、政秀は義祐と講和した。

 1568年に足利義昭が信長の助力で将軍家を再興すると、政秀は、義昭に接近した。しかし、この行動は義祐らの警戒を招き、義祐や政宗の弟の宗景らの攻撃を受けた。

 政秀は信長の助力を得て事態を打開し、1569年には逆に小寺家領の姫路城に攻め込んだが、「青山の戦い」と続く「土器山の戦い」で戦力的に少数の黒田軍に敗れた。その後、宗景が攻勢に転じると、政秀は降伏したが、1570年に毒殺されたという。
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●ゲーム 
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 登場シナリオは1、2、6。シナリオ2では晴政を抱えて義祐と抗争中のはずであるが、おとなしく義祐の家臣をしている。ゲーム中の能力は高いとは言えないが、身分の高さから内政要員としては使えないこともない。また、赤松家には戦闘要員がいないため、序盤ならば彼を軍団に編入せざるを得ない状況もあり得る。シナリオ6では大筒隊を任せるのにも適している。
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●能力値
名前 赤松義祐 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あかまつ・よしすけ 能力値
生没年 1535〜1576 軍師
登場年 1551年 上昇 固有
血族 赤松 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 10年後 宿老 0.0万石
S2 赤松家 主君 姫路城 5.0万石 足軽
S3 赤松家 主君 姫路城 5.4万石 足軽
S4
S5
S6 赤松家 宿老 姫路城 4.5万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1576。晴政の息子。則房の父。筆頭家老の浦上政宗に擁立されて父を追い落とし、赤松家の第12代当主となる。晴政は従兄弟の政秀の庇護を受けて義祐と戦い、政宗も政秀に殺されるが、父の死後は政秀と講和した。

 政秀が独自に足利義昭と誼を通じると、義祐は政宗の弟の宗景と結んで政秀を攻撃した。義昭の後見人であった信長は、政秀救援のために摂津衆を遣わしたが、彼らは信長包囲網への備えとして呼び戻された。その間に義祐は信長と講和し、孤立した政秀を打ち破った。その後、義祐は1570年に隠居して則房に家督を譲り、1576年に死去している。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは2、3、6。シナリオ3の時代では隠居しているはずであるが、息子が元服していないためか、「主君」を続けている。能力的には平均的であるが、身分が高いため、「内政」の補佐や「登用」などの裏方的な仕事は充分にこなせる。

 特にシナリオ3では「戦闘」と「内政」に軍師補正を持つ黒田官兵衛がいるため、これらの領域では「B」相当の働きを期待できる。ただし、寿命が近いため、戦闘を行わせるのは危険である。
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●能力値
名前 秋上久家 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あきあげ・ひさいえ 能力値
生没年 1531〜1605 軍師
登場年 1547年 上昇 汎用
血族 備考 尼子十勇士
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 6年後 部将 0.0万石
S2 尼子家 重臣 鳥取城 2.5万石 足軽
S3 毛利家 組頭 鳥取城 0.6万石 足軽
S4 毛利家 重臣 月山富田城 2.0万石 足軽
S5 毛利家 重臣 月山富田城 2.0万石 足軽
S6 尼子家 部将 月山富田城 0.2万石 足軽
●略歴 
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 生没年不詳。尼子家の侍大将として備後国に1万石を領有した。1560年代前半に毛利家が尼子家への侵攻を活発化させると、白鹿城をはじめとする尼子側の諸城の救援に赴いているが、毛利軍の勢いを止めることはできなかった。

 尼子家滅亡後、久家は山中鹿之助らとともに尼子家再興のために戦うが、敗北を重ねて毛利家に降伏した。なお、彼は「尼子十勇士」の1人である「秋上庵助(あきあげ・いおりのすけ)」本人、あるいは、そのモデルとされる。
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●ゲーム 
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 「戦闘」に優れるだけでなく、シナリオ2、4、5では身分も高いため、即戦力としての活躍を期待できる。また、シナリオ5ではやや引き抜きやすい傾向にある。なお、シナリオ3でも引き抜きやすいが、身分が低いため、無理して引き抜くメリットは低い。
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●能力値
名前 秋月種実 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あきづき・たねざね 能力値
生没年 1545〜1596 軍師
登場年 1561年 上昇 固有
血族 秋月? 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 20年後 与力 0.0万石
S2 1年後 与力 立花城 0.0万石 足軽
S3 大友家 与力 立花城 1.4万石 足軽
S4 立花家 与力 立花城 2.0万石 足軽
S5
S6 立花家 組頭 立花城 0.6万石 足軽
●略歴 
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 1545(1548年説も)〜1596。文種の次男。種長、高橋元種の父。父と兄は1557年の大友家との戦いで死亡し、この時に一度秋月家は滅亡した。幼い種実と弟たちは毛利家の庇護のもとで成長し、1559年からは旧臣の蜂起や毛利家の助力で旧領に戻り、秋月家を再興した。その後、種実は弟たちと協力しながら勢力を広げ、1567年には「休松の戦い」で大友軍を撃破している。

 毛利家が西進をはじめ、立花鑑載らも大友家に反旗を翻すなど、情勢は種実にとって追い風となった。しかし、鑑載の反乱は早々に鎮圧され、毛利家も「多々良浜の戦い」で敗北したことによって種実の味方はいなくなり、1569年には大友家に降伏した。

 1578年の「耳川の戦い」において、大友軍が大損害を受けると、種実は再び反旗を翻し、島津家と結んで大友家領を刈り取っていった。その結果、秋月家の領土は36万石に達したが、窮地に陥った大友宗麟は、秀吉に救援を求めた。

 種実は引き続いて島津家とともに豊臣軍と交戦したが、戦いに敗れると頭を丸め、茶器の「楢柴肩衝」と名刀「国俊」を手土産に降伏した。その結果、家名の存続は許されたが、種実は領土を没収され、あらたに日向高鍋3万石をあてがわれた。
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●ゲーム 
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 理論的にはシナリオ1でも20年後に秋月文種のもとで元服することになると思われるが、未確認である。本人の能力的には見るべきところはないが、旧領奪回や「耳川の戦い」以後の立ち振る舞いなどを見ると、もう少し評価されても良いような気はする。

 シナリオ2では、すでに大友家と交戦しているはずであるが、年齢の関係かゲーム開始年の翌年に浪人として登場する。そのうえ、居城の関係から高い確率で大友家に仕えるという屈辱を味わうことになる。さらに、シナリオ4でも大友家と交戦中のはずであるが、立花道雪の家臣扱いとなっている。ちなみに、本作には勢力としての「秋月家」は登場しない。
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