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本項の概要

本項の趣旨は、『戦国夢幻』がどのようなものであるのかを紹介することにある。「『戦国夢幻』とは」ではゲームソフトとしての『戦国夢幻』の基本的な情報と、おそらくは唯一の攻略本に対する事例を取り扱っている。

評価点」と「問題点」は、『戦国夢幻』に対して私がどのような印象を抱いたのかをまとめている。あくまでも個人的な主観に基づくものであるが、『戦国夢幻』の長所と短所を理解する手助けとなれば幸いである。人によっては納得のできない部分もあるかもしれないが、一個人の印象ということでご理解いただきたい。
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総合的な感想

『戦国夢幻』に対する個別の評価点や問題点は下記にまとめているが、これらを総合した評価としては、ゲームバランスとゲームシステムを高く評価することができる。特に相手との国力差で有効度が変動するシステムや、身分に応じて能力値が変化するシステムには、同種のゲームにおける普遍的な仕様となっても良いと思われるほどの将来性が感じられた。

一方、このゲームの大きなマイナス要素としては、全般的に情報処理が煩雑な点が挙げられる。欲しい情報を即座に得られないことは、ゲームを快適にプレイする際の大きなストレスとなる。

また、全体的にグラフィックは貧弱であり、BGMも特に印象に残る曲ではない。さらに、全ての行動は極めてシステマライズに行われ、例えば武将がセリフを発するということはない。この辺り、特にゲーム性よりも雰囲気や思い入れを重視する人にとっては、非常に淡白に感じられるかもしれない。

なお、勢力の拡大に伴い、進行が作業的になっていくのも問題であるが、これは『戦国夢幻』だけではなく、同種のゲームの多くが解決できていない要素である。その意味において、『戦国夢幻』も、同種のゲームから突出して優れているわけではないことになる。

これらのことから、同種のゲームと比較した場合の『戦国夢幻』は、ゲームそのものを楽しみたい人には向いているが、ゲームのもたらすイマジネーションを楽しみ、自分の理想をゲーム内に表現したいという人には向かないと思われる。
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『戦国夢幻』とは

 概要

 入手方法

 
攻略本について

 攻略本の問題点
 

 
評価点

 ゲームデザイン

 ゲームの展開

 ゲームバランス

 行軍ルートと戦略的駆け引き

 身分とゲームシステム

 「忍者」と「剣豪」の特性

 外交システム

 CPUの行動
 

 
問題点

 武将検索

 全体マップの移動

 内政の手順

 情報の開示不足

 勢力拡張後の作業感

 CPUの画一性

 外交の影の薄さ

 攻城戦の練りこみ不足


 モンタージュ顔の多さ