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基本データ
概要
本作に登場する人物のうち、男性の全能力とプロフィールを紹介している。『ジンギスカンハンドブック』の「ユーラシア人物/用語事典」のように、名前だけしか紹介されていない人物というものは無く、全員のプロフィールが掲載されているが、后や姫などの女性に関する情報はない。
今となっては、PS版『元朝秘史』の「人物事典」の方が、女性が網羅されているうえ、PC版には存在しない「日本編」の人物まで紹介されているため、はるかに詳細な内容であると言える。
また、「スーパーガイドブック」には、統治者との血縁関係や「忠誠度」の高低、その人物が所属する文化圏まで掲載されており、ゲーム的な情報量は、本書よりも優れている。ただし、経歴が紹介されている人物は57人に留まり、やはり后の経歴は一切紹介されていない。
本項の構成
ページ タイトル 161 扉 162~163 人物索引 164~191 人物名鑑
備考
表のリンク先では、各項の注目点をまとめている。また、リンク先のタイトル部分のリンクは、上の表に戻るためのリンクである。
人物名鑑
概要
164~165ページでは1ページで3人、チンギス・ハーン、ジャムカ、フビライ・ハーン、リチャード1世、源頼朝、フィリップ2世の計6人を紹介している。続く166~170ページからは、1ページにつき6人、30人分のデータが掲載されている。ここまでは、モノクロではあるが顔グラフィックも掲載されている。
171ページ以降は、シナリオ順→国番号順に1ページで12人、合わせて252人の解説を行っているが、顔グラフィックは省略されている。なお、特定の人物を見つけるには不便な構成であるため、162~163ページの50音順に並べられている「人物索引」を有効に活用したい。
ちなみに、171ページ以降の低能力者に対するコメントは辛辣であり、かなり好き勝手なことを書いている。しかし、その自重しない傍若無人ぶりが面白いこともまた事実であり、これについては「人物名評選」にまとめた。
名前 ページ 名前 ページ 安達泰盛 184 チムスイ 175 アル・アシール 178 ナヤン 182 アルスラン 175 フビライ・ハーン 164 クトテムル 171 フリードリヒ2世 181 サアディ― 186 ブリエンヌ 191 サチャ・ベキ 174 北条時宗 167 ジェルメ 168 マルコ・ポーロ 170 ダイドフル 174 ラシード 185 竹崎季長 184
安達泰盛(184ページ)
史実では謀反の嫌疑をかけられ、誅殺されてしまったが、『ジンギスカンハンドブック』の「仮想戦記」では、クーデタによって北条一族を抹殺し、西朝を建てるという、本当の謀反人という扱いを受けていた。本作では「政治力」と「戦闘力」に優れているが、シナリオ3の日本のメンツからすると、政治顧問に据えるのが妥当であるように思われる。
アルスラン(175ページ)
前作ではモンゴル編第14国(カルルク族)の族長であったが、本作ではシナリオ2およびユーザーシナリオの世界編第2国(ジュンガリア諸族)の国王に昇格した。
なお、彼が前作のモンゴル編で治めていた第14国は、ダヤン・ハーンの領土となり、そのためにダヤン・ハーンは2国を保有することとなった。ちなみに、本作と前作のモンゴル編のマップはほぼ同一であり、国番号も同じ並び順である。
アル・アシール(178ページ)
シナリオ2およびユーザーシナリオの第18国(エジプト地方)の人材。彼は『完史』の著者であり、そこからの引用であると思われる一句が、本書178ページに引用されている。
クトテムル(171ページ)
前作ではタタル族の族長であったが、本作ではタタル族の族長はメグジンセウルト(171ページ)になっており、クトテムルは政治顧問に格下げされてしまった。ついでに情報量も減ってしまったうえ、能力値まで低レベルになってしまっている。
サアディ―(186ページ)
シナリオ3の第20国(ペルシア地方)の人材。本来は詩人であり、本書でも彼の詩の一句が引用されている。
サチャ・ベキ(174ページ)
前作と同じく、ジェルキン族の族長となっている。『ジンギスカンハンドブック』では一切の経歴が紹介されていなかったが、ここでは「ジェルキン氏族長。テムジンの命令に従わず、反発したために討たれることになった」ことが記されている。
ジェルメ(168ページ)
モンゴル編のデータの「戦闘」は「D」、世界編では「A」となっている。PC版はプレイしていないため確証はないが、おそらく世界編のデータが正しく、モンゴル編のデータは表記ミスであると思われる。ちなみに、「スーパーガイドブック」ではモンゴル編の「戦闘」も「A」になっている(*1)。
ダイドフル(174ページ)
本作のトマット族族長。前作でトマット族の族長であったビスナムは、本作には登場しない。ちなみに、ビスナムはプロフィールが不明であり、架空の人物である可能性が高いが、ダイドフルはれっきとした実在の人物であり、本書にもプロフィールが掲載されている。
竹崎季長(184ページ)
『ジンギスカンハンドブック』の「仮想戦記」では、名前が出た時点ですでに死んでいるという不遇極まりない扱いであるが、本作では「戦闘力」に秀でた人物として登場する。ただし、「指揮力」は最低である。
チムスイ(175ページ)
前作に引き続き、キルギス族の族長を努める。『ジンギスカンハンドブック』では一切の経歴が紹介されていなかったが、本書では「実は架空の人物である」と明記されている。また、「能力も低いので、迷わず処刑しよう」などと書かれてしまっている。
ナヤン(182ページ)
本書13ページ右下の「マルコポーロ『東方見聞録』よりナイアンの処刑(*2)」で処刑されているナイアンのこと。彼はテムゲの子孫であり、フビライに対して反乱を起こしたが、捕らえられて処刑された。
フビライ・ハーン(164ページ)
『ジンギスカンハンドブック』に記述がみられたが、ゲームのキャラクターとして登場するのは本作が最初である。能力は全体的に高い。
フリードリヒ2世(181ページ)
『ジンギスカンハンドブック』の49ページ、「ユーラシア国王群像」で紹介されていた奇人皇帝。シナリオ2当時はまだ神聖ローマ帝国皇帝になっておらず、オットー4世の下で30国(イタリア地方)の領主を努めている。『チンギスハーン』では極めて高い「智謀」を持っていたが、本作の能力は平凡である。
ブリエンヌ(191ページ)
「エルサレム」とあるべきところが「エルサレレム」になっているという誤植がある。
北条時宗(167ページ)
『ジンギスカンハンドブック』の「仮想戦記」では、安達泰盛のクーデタで一族を惨殺されるという損な役割を押し付けられた人物であるが、本作では「政治力」以外は優秀である。「政治力」の低さは、元寇以後の論功行賞の失敗によるものと思われる。
マルコ・ポーロ(170ページ)
本人は「魅力」だけが高く、外交官に向いているが、彼の著書の『東方見聞録』は『ジンギスカンハンドブック』の「特集 絹の道6」および本書の「マルコの東方見聞録」において内容が紹介されており、むしろ「ハンドブックシリーズ」的に重要な人物と言える。
ラシード(185ページ)
ラシード=ウッディーンのこと。『ジンギスカンハンドブック』にも『集史』の著者として名前が出ている。歴史家としてだけでなく、イル=ハン国の宰相を務めたことが評価されたためか、本作では「魅力」だけでなく「政治力」も高い。
*1
『スーパーガイドブック』、124ページ参照。
*2
今回参照している教養文庫の『東方見聞録』では、72ページに情報がある。