概要

 オルドに関連した情報をまとめた章である。


 
本項の構成

 ページ  タイトル  内容
 81  扉
 82~83  国王のためのオルド基礎講座
 84~85  国王諸君!己の長所をアピールせよ  口説き方
 86~87  東西美女絵巻
 88~91  后のタイプ別オルド成功術
 92~93  后たちの㊙データ集   データ
 94~96  チンギス・ハーン オルド㊙話  読み物



備考

表のリンク先では、各項の注目点をまとめている。また、リンク先のタイトル部分のリンクは、上の表に戻るためのリンクである。
 
 
国王諸君!己の長所をアピールせよ

政治力の高い国王と見識の高い后。いわば社会派カップルは後宮でも、国を想い、民を安んじることを念じて夜を明かすのだ

84ページ。国王の「政治力」は后の「見識」と相性が良いということ。なお、文中にもあるように、口説き方は「優しく愛を語る」が有効である



ま、粗野という点で戦闘力の高い国王に向いているテだ。そういうヤクザ者には、なぜか似合いの気丈の女

84ページ。国王の「戦闘力」は后の「気丈」と相性が良いということ。これも文中にあるが、口説き方は「強引に口説く」の効果が高い。


 
大らかに愛を語っているつもりだろうが、この台詞についていける女性なんて、そうはいないぞ

85ページ。「指揮力」の高い国王は「おおらかに愛を語る」の効果が高く、それに気の利いた返しができる「利発」な后と相性が良い。ちなみに、ここには記載されていないが、「魅力」は美貌と相性が良い。これは、バトルレポートの「逆襲のジャムカ」で紹介されているためであると思われる。



己の無能さをひたすら彼女に訴え、体力勝負に持ち込むべし!

85ページ。能力の低い国王は「非力さを訴える」が有効であることを示す。
 
 
東西美女絵巻

概要

7人の妃の顔グラフィックと出身地を地図付きで掲載している。ちなみに「『ベ』レンガリア」が「『ペ』レンガリア」と記載されているが、ゲーム的には間違いではない。「Berengaria」は『元朝秘史』と『チンギスハーン』において「『ペ』レンガリア」として登場しており、『ジンギスカン』だけが正しいのである(*1)。
 
 
后のタイプ別オルド成功術

概要

ボルテ、八条、サフィーア、ラッチらが后の視点からオルドについて解説する。タイトルに反して、それぞれがオルドに抱くイメージの解説の場となっており、ボルテは戦略としてのオルド、八条は駆け引きとしてのオルド、サフィーアは憩いの場としてのオルド、ラッチは全てを包み込むオルドを提唱する。



利発な后は戦に強い殿方を、わたくしめは、やはり政治力のある殿方を、お慕い申し上げていることを、つけ加えておきましょう

89ページ。源実朝の妻である八条の語り。実際には前述の通り、「利発な后」は「指揮力」の高い国王と相性が良い。確かに「指揮力」も戦闘で重要となるステータスであるが、「戦闘力」の高い国王と相性が良いと勘違いしそうな書き方である。

ちなみに、八条は「見識」の高さを誇っており、そのために見出しの通り「政治力」の高い国王と相性が良い。しかし、彼女は「魅力」的でもあるため、「政治力」が平凡で「魅力」の高い源実朝は、「魅力」をほめる方面でオルド交渉をするべきであると思われる。



女の武器は子を産むこと。男には絶対真似できない

91ページ。ラッチのセリフ。彼女は自分がどういう人間であるかということを、これ以上になく理解している。そしてオルドの目的をゲーム的な利益に求めるのであれば、彼女は、これ以上にないほどの適任者である。
 
 
后たちの㊙データ集

概要

本作に登場する全ての姫のデータが公開されている。「見識」、「気丈」、「利発」、「魅力」の意味は口説き方や国王の能力との相性を生み出すほか、生まれる子供の能力にも影響を及ぼす。「愛情」はオルドの成功率、「健康」は出産率に関係するが、いずれも高いほど良い。「文化圏」は、后のグラフィックに影響する。

オルドによる子作りの効率だけを求めるならば、本作でも理想的な后はラッチということになる。彼女は「愛情」が「7」、「健康」が「3」と、いずれも最高の能力を持つ。しかし、彼女は「性格」がすべて「×」であるため、生まれる子供の能力は低くなりやすい傾向にあると思われる。


 
プスカ

シナリオ2の第8国(西遼)の妃。PS版『元朝秘史』の「人物事典」では、「利発」に秀でていることしか記載されていないが、皇帝チルクの叔母にプスワン(普速完)がおり(*2)、彼女がモデルなのではないかと思われる。彼女は摂政として幼いチルクを補佐したが、夫の弟と密通して夫を暗殺したことから、舅によって殺された。

ちなみにこの事件があったのは1177年であり、シナリオ1の開始年からしても8年前にあたる。また、続編の『チンギスハーン』でも同名の女性がチルクの妃として登場している。
 
 
*1

Wikipediaによる。ちなみに英語版にリンクしてあるが、右側の画像が『元朝秘史』以降の彼女の顔グラフィックのモデルであると思われる。


 
*2

Wikipediaによる。