基本データ
概要
モンゴル編全14国と世界編全33国の基本データ、シナリオごとのデータ、全体地図に対する位置関係、戦場マップと攻略法が掲載されている。
基本データについては、各シナリオごとの支配勢力と国王、所属文化圏、徴兵可能部隊、気候区分、起こりうる災害が紹介されている。各シナリオのデータは色で区分けされているが、ユーザーシナリオと、その下にある所属文化圏以下のデータは色分けがなされておらず、パッと見ではユーザーシナリオのデータのように見えてしまう。
シナリオごとのデータについては、統治者名、統治者の能力、政治顧問などの人物関連のデータと、国力、軍事力のデータが紹介されている。なお、シナリオ2とユーザーシナリオの国力及び軍事力のデータは、第1国(モンゴル高原地方)を除くと全く同じである。また、部隊数の内訳に関する記述はないが、これは「スーパーガイドブック」に情報がある(*1)。
問題点としては、戦場マップもモノクロで画像が小さいために見辛く、あまり意味がない点が挙げられる。これは、『ジンギスカンハンドブック』と比較すると、退化した面であると言える。ちなみに、「スーパーガイドブック」では、戦場マップの画像がカラーで大きく掲載されており、こちらの方が見やすくなっている。
さらに、『ジンギスカンハンドブック』の「第3部 戦に、のぞむ」の「世界編」では、地形の詳細な解説が行われていたが、本項では、こうした歴史的背景に関する情報は一切ない。そのため、ほぼデータ面に特化した項目となっており、読み物としての面白味はなくなっているのが非常に残念である。
本項の構成
ページ タイトル 内容 129 扉 130~135 モンゴル編 138~160 世界編 144~145 モンゴル軍、世界征服への第一歩 金との戦い 152~153 狼、東欧に進出す! リーグニッツの戦い
備考
各項のリンクは、その詳細解説のページにつながる。また、各項のタイトル部分のリンクは、上述の表に戻るためのリンクである。「モンゴル軍、世界征服への第一歩」と「狼、東欧に進出す!」は歴史読み物であり、それぞれモンゴル帝国が関与した戦争を取り扱っている。
モンゴル編
データ上の特徴
国力的にはナイマン族の治める第14国(アルタイ山脈地方)の国力の高さが目を引く。ここはウイグル商人の本拠地でもある。また、「モラル」はモンゴル族の第1国(オノン河流域地方)、ジャダラン族の第6国(ゴルゴナク河原地方)が非常に高い。この傾向は「訓練度」も同様である。
「装備率」は、14国中6国が「70」を超えており、トップは第14国(アルタイ山脈地方)の「81」である。モンゴル族の1国(オノン河流域地方)は「30」と最も低い数値であるため、テムジンでプレイする場合は注意する必要がある。
世界編
国力について
世界編では、全シナリオにおける第5国(華北地方)、第12国(華南地方)の圧倒的な国力の高さが目立つ。また、シナリオ2とユーザーシナリオの第31国(イギリス地方)は、モラルの低さが際立っている。これらのシナリオをアンジュー朝でプレイする場合は、モラルの向上を最優先で行うべきである。
装備率について
「装備率」については、下表に「85」以上の地域をまとめた。第5国と第12国の「装備率」の高さが目立つが、元に支配されているシナリオ3の第5国を除けば、「訓練度」の方はワーストの1位と2位という、極端な傾向が表れている。
シナリオ2 装備 国番号 地域名 国家 100 12国 華南地方 南宋 98 5国 華北地方 金 90 1国 モンゴル高原地方 モンゴル帝国 89 6国 甘粛地方 西夏 89 30国 イタリア地方 神聖ローマ帝国 シナリオ3 装備 国番号 地域名 国家 100 12国 華南地方 南宋 90 5国 華北地方 元 90 30国 イタリア地方 両シチリア王国 89 16国 シリア地方 マムルーク朝 88 8国 トルキスタン地方 チャガタイ・ハン国
訓練度について
「訓練度」については、シナリオ3の第13国が目を引く。しかし、この国は「装備率」がワーストであり、シナリオ2の第5国や第12国とは正反対の性質を持つ。なお、「装備率」と「訓練度」の両面が優れているのは、シナリオ2のモンゴル帝国、シナリオ3の元とマムルーク朝であるが、いずれもプレイヤーが選択することができる国々となっている。
シナリオ2 訓練 国番号 地域名 国家 100 1国 モンゴル高原地方 モンゴル帝国 シナリオ3 訓練 国番号 地域名 国家 96 13国 安南地方 大越国 91 16国 シリア地方 マムルーク朝 89 1国 モンゴル高原地方 元 88 5国 華北地方 元
*1
『スーパーガイドブック』、113~114ページ参照。ただし、シナリオ4のデータは紹介されていない。