基本データ
概要
個人的に印象に残ったフレーズを抜粋した。
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オルドとは決して×××のことではないのだ
27ページ。本来のオルドの意味は族長の巨大テントのこと。コマンドの「オルド」は、その中にいる后たちに会いに行くというイメージであると思われる。つまりは遊牧民にしか通用しない概念であり、初代『蒼き狼と白き牝鹿』が、テムジン(ジンギスカン)しか選べなかったころの名残であると言える。
能のない男は存在自体が無意味である
85ページ。オルドの口説き方のうち、「非力さを訴える」の前フリ。要はジョンのことである。
一発必中、ラッチにおまかせ!なるほどコンビニエンス!
91ページ。己の所見を述べたラッチの締め。このころのラッチは、子供を産む能力に優れた自分に絶対の自信を持った人物として描かれており、ある意味で敬意に値する。しかし、続編の『チンギスハーン』では、偽の占いで国王の目を自分に向けさせようとする矮小な人物となっており、実に残念である。
地理的にも経済的にも人材的にも恵まれていない内アジア文化圏。征服されるためにある土地のようだ。あなたが平穏をもたらそう
109ページ。内アジア文化圏の写真のキャプション。まったくの侵略者の理屈である。
斜陽の帝国ビザンツ。それは中世の終わりを象徴しているかのようだ。昔日の栄光を取り戻せるか、それとも時代の波に呑まれるのか
111ページ。東欧文化圏の写真のキャプション。この写真はシナリオ3の解説に付されたものである。つまり、シナリオ3がはじまる1270年から数えても、実際に滅亡する1453年まで、ビザンツ帝国は200年近くもったことになる。昔日の栄光は取り戻せなかったが、そう簡単に時代の波にも呑まれなかったわけである。
東方を固めようとしたフビライの戦略は正しい。日本攻略失敗は、不運だっただけだ。「神風」に打ち勝ち、神国・日本を倒せ!
113ページ。中国文化圏の写真のキャプション。実際にフビライが三度目の日本侵攻をもくろんでいたというのは有名な話である。それをゲームで再現するというのも、また一興というものかもしれない。
「聖戦」の名に酔いしれる十字軍。その前に立ちふさがった最強の敵が、サラディンだ。彼らの物語は、正義とは何かを考えさせる
125ページ。イスラム文化圏の写真のキャプション。こちらでも触れているが、実際に再度のエルサレム奪回に成功したのは、「聖戦」の名に酔いしれることのないフリードリヒ2世であり、彼と融和したのがサラディンの甥のアル=カーミルであった。