戦国夢幻

 

   戦国夢幻 武将 あ  


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●能力値
名前 阿蘇惟将 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あそ・これまさ 能力値 ×
生没年 1525〜1583 軍師
登場年 1541年 上昇 汎用
血族 阿蘇 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵科
S1 阿蘇家 主君 岡城 4.0万石 足軽
S2 阿蘇家 主君 岡城 3.7万石 足軽
S3 大友家 与力 岡城 2.0万石 足軽
S4 阿蘇家 主君 岡城 4.0万石 足軽
S5
S6 阿蘇家 主君 岡城 3.0万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1583。1541年には父の惟豊の命により、島津家に組した御船氏を討っている。1559年より父の死によって阿蘇家の第19代当主となる。惟将は、甲斐宗運の補佐を受け、大友家と結ぶことで独立を維持した。

 1578年に「耳川の戦い」によって大友家が弱体化した後は、北の竜造寺家、南の島津家からの圧迫が強まった。惟将は竜造寺家と結んで島津家の北進に対抗し、1581年には宗運が「響野原の戦い」で島津家に組した相良義陽の軍を撃破した。

 惟将は1583年に死去したが、息子がいなかったため、弟の惟種が跡を継いだ。しかし、惟種も間もなく死去し、宗運も同時期に世を去った。この相次ぐ阿蘇家指導者層の死は、阿蘇家の家運を大きく傾けることとなった。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは5以外。大友家、島津家、竜造寺家の間で独立を保った外交感覚が評価されたためか、「外交」が高い。シナリオ1の時点では、父の惟豊が健在のはずであるが、惟豊は本作に登場せず、この時点で惟将が「主君」となっている。阿蘇家の人材の少なさからしても、惟豊は登場してしかるべき人物であったように思われる。

 また、シナリオ3では阿蘇家そのものが大友家の傘下に入っているため、大友家の家臣として登場する。身分はそこそこで引き抜きやすい部類に入るが、特に引き抜く必然性のない能力である。

 シナリオ4では非常に危機的な状況にあり、早いうちに滅ぼされることも少なくない。そのうえ、惟将本人の寿命も近いという絶望的な状況にあるが、やり方次第ではゲームをクリアすることも不可能ではない
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●能力値
名前 阿蘇惟光 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あそ・これみつ 能力値
生没年 1567〜1616 軍師
登場年 1583年 上昇 汎用
血族 阿蘇 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵科
S1 未登場 宿老 0.0万石
S2 未登場 宿老 0.0万石
S3 未登場 地侍 0.0万石
S4 1年後 宿老 0.0万石 足軽
S5
S6 阿蘇家 宿老 岡城 2.0万石 足軽
●略歴 
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 1582〜1593。惟将の甥。伯父と父の相次ぐ死により、幼少で阿蘇家の第21代当主となる。しかし、惟光は島津家の攻撃に耐えきれず、1586年に母とともに逃亡、肥後の豪族としての阿蘇家は滅亡した。

 その後、惟光は佐々成政、加藤清正ら豊臣政権下において肥後を任された大名の保護下に置かれ、名家としての命脈を保ったが、1593年の「梅北一揆」に阿蘇家の旧臣が参加していたことから、秀吉より自害を命じられた。しかし、清正が惟光の弟の惟善を保護したことから、その家名は保たれた。
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●ゲーム 
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 『信長の野望』シリーズでは、2歳で元服し、一人前の武将として働く姿が印象的であったが、本作では生年が史実よりも早くなり、史実の生年が元服年になるという大胆なアレンジが施されている。その事情を考察するならば、プレイヤーがシナリオ4の阿蘇家を選んだ際、惟将および一門衆の惟賢死後の後継者不在によるハマりを回避するためであると思われる。

 シナリオ4では翌年に登場するが、彼に与える知行すら満足に確保できないのが、このシナリオの阿蘇家の苦しさを物語っている。全体的に能力は低く、1人の武将としてみた場合は役に立たないが、惟将の寿命が近く、惟賢も先が長くないため、彼に跡を継がせた方が良い。しかし、「阿蘇」の名を保たせる気がないのであれば、適当に優秀な武将を一門衆に迎え、彼に跡を継がせた方が効率的である。
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●能力値
名前 阿曾沼元秀 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あそぬま・もとひで 能力値
生没年 1556〜1620 軍師
登場年 1572年 上昇 汎用
血族 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵科
S1 31年後 部将 0.0万石
S2
S3
S4
S5 毛利家 部将 広島城 0.3万石 足軽
S6 毛利家 馬廻 広島城 0.1万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1597。毛利家に従属した安芸の豪族。「慶長の役」では、毛利秀元に従って朝鮮半島に渡った。1597年10月より加藤清正の指揮下で蔚山城の築城に従事するが、12月22日に明軍の襲撃を受けて戦死した。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは5と6。「攻略本」によると、シナリオ1でも30年後に登場するらしいが未検証である。能力的には全てが平均、身分も低い傾向にあり、特に見るべき点はない。
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●能力値
名前 安宅信康 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あたぎ・のぶやす 能力値
生没年 1547〜1596 軍師
登場年 1563年 上昇 汎用
血族 安宅 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵科
S1 22年後 組頭 0.0万石
S2 3年後 組頭 0.0万石
S3 三好家 組頭 洲本城 0.1万石 足軽
S4
S5
S6 三好家 組頭 洲本城 0.4万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1578。安宅冬康の息子。父の死後、淡路水軍を統括する。当初は反信長包囲網に加わっていたが、まもなく信長に従属した。1577年の「第一次木津川口の戦い」では、淡路水軍を率いて毛利水軍と戦うが、大敗した。その後、間もなくして信康は死去しているが、この戦いとの間に因果関係はないようである。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは3と6。シナリオ2でも3年後に冬康のもとで元服する。能力的には水準以下、身分も低く見るべきところはない。基本的には僻地での「内政」と浪人が来たら人並みの「外交」を生かした「登用」がせいぜいのところではないかと思われる。
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●能力値
名前 安宅冬康 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あたぎ・ふゆやす 能力値
生没年 1526〜1575 軍師
登場年 1542年 上昇 汎用
血族 安宅 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵科
S1 1年後 組頭 洲本城 0.0万石 足軽
S2 三好家 重臣 洲本城 0.3万石 足軽
S3
S4
S5
S6 三好家 組頭 洲本城 0.4万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1564。三好長慶、義賢の弟、十河一存の兄。安宅信康の父。安宅家の養子となり、淡路水軍を統括した。畠山高政との戦いでは淡路衆を率いて従軍したが、1564年に長慶から自害を命じられた。松永久秀の讒言によるものと言われている。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは2と6であるが、シナリオ1でも翌年に登場する。史実では三好家の一員であるが、本作では「安宅家」に分類され、三好家との一門衆の関係はない。そのため、シナリオ1でも単なる浪人として登場する。 

 彼は水軍の長であり、和歌に長じた教養人でもあったが、本作では、そのいずれもがシステムに組み込まれておらず、能力は平均的である。三好四兄弟の中で彼だけが固有の顔も「B」以上の能力も持たず、非常に冷遇された立場にある。

 「外交」の低さは、久秀の讒言で自害に追い込まれたこと以外に低評価の要素がない。しかし、どちらかといえば、これは「謀略」に該当する要素ではないかと思われる。
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●能力値
名前 阿閉貞征 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あつじ・さだゆき 能力値
生没年 1531〜1595 軍師
登場年 1547年 上昇 汎用
血族 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 6年後 部将 0.0万石
S2 浅井家 重臣 小谷城 0.7万石 足軽
S3 浅井家 重臣 小谷城 0.9万石 足軽
S4 明智家 重臣 佐和山城 2.0万石 足軽
S5
S6 浅井家 部将 小谷城 0.4万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1582。近江国伊香郡山本山城城主。「姉川の戦い」では浅井軍の第三陣1000人の兵を率いた。1572年8月8日、貞征は山本山城ごと織田軍に寝返り、本領を安堵された。

 浅井家の滅亡後、貞征は近江に所領を与えられた羽柴秀吉の与力となったが、秀吉に所領を削り取られた。秀吉が中国地方攻略のため、近江を離れると、貞征は信長の旗本となった。「本能寺の変」では光秀に加担し、秀吉領の長浜城を占領したが、後に捕えられ、一族とともに処刑された。
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●ゲーム 
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 「外交」の低さは「本能寺の変」以後の情勢でつくべき勢力を誤ったことにあると思われる。それ以外の能力は平均的であり、身分も高めなため、それなりには有用である。
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●能力値
名前 跡部勝資 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あとべ・かつすけ 能力値
生没年 1520 〜1584 軍師
登場年 1536年 上昇 汎用
血族 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 武田家 組頭 躑躅ヶ崎館 0.1万石 足軽
S2 武田家 奉行 上原城 1.3万石 足軽
S3 武田家 奉行 上原城 2.0万石 足軽
S4
S5
S6 武田家 組頭 新府城 0.1万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1582。武田家の譜代家老であり、山県昌景らと並ぶ300騎持ちの侍大将であったが、信長の甲斐侵攻の際、諏訪で戦死している。勝資は取次役として武田家の外交面を担ったが、主君と他者との間を仲介するという職務の性質上、後世からの評判は悪く、武田家衰退の一因と見なされることもある。
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●ゲーム 
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 能力的には「外交」と「謀略」が高い。「外交」は彼の取次役としての活躍、「謀略」は、後世における佞臣としての評判が反映されていると思われる。その他の能力は低いため、遠方に派遣しても惜しくはない人物である。特にシナリオ2と3では身分も高いため、外交交渉ハイエナ作戦破壊工作などの活躍を期待できる。
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●能力値
名前 穴山小助 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あなやま・こすけ 能力値
生没年 1567〜1641 軍師
登場年 1583年 上昇 汎用
血族 備考 真田十勇士 
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1
S2
S3 12年後 剣豪 0.0万石
S4 1年後 剣豪 上田城 0.0万石 足軽
S5 真田家 剣豪 上田城 0.1万石 足軽
S6 真田家 剣豪 沼田城 0.1万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1615。『真田三代記』によると穴山梅雪の親族であるが、「真田十勇士」としては真田家の侍大将である穴山小左衛門の息子として登場する。「大坂夏の陣」において真田幸村の影武者として戦死した。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは5、6。「剣豪」であるが、真田十勇士のほとんどが「剣豪」であり、「剣豪」は余剰気味であることから、使いどころは難しい。また、シナリオ4でも翌年には登場するが、この1583年には幸村が元服し、「忍者」の猿飛佐助も浪人として登場するため、やはり影が薄くなる。
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●能力値
名前 穴山梅雪 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あなやま・ばいせつ 能力値
生没年 1540〜1604 軍師
登場年 1556年 上昇 固有
血族 甲斐武田 備考 武田二十四将
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵種
S1 15年後 宿老 0.0万石
S2 武田家 家老 躑躅ヶ崎館 1.0万石 騎馬
S3 武田家 家老 駿府城 8.0万石 騎馬
S4
S5
S6 武田家 家老 新府城 1.1万石 騎馬
●略歴 
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 1541〜1582。「梅雪」は法名で諱は「信君」。甲斐国下山城城主。信玄の姉から産まれ、信玄の娘を娶った。そのため、武田家中では親族衆の筆頭として200騎持ちの侍大将となり、「第四次川中島の戦い」、「三方ヶ原の戦い」、「長篠の戦い」などでは、常に本陣の護衛を務めた。

 「長篠の戦い」で駿河の江尻城代の山県昌景が戦死すると、梅雪は昌景の後任となった。梅雪は駿河と甲斐の交通網整備をする一方、1579年には江尻城を改修した。また、その翌年には出家して「梅雪」を称している。

 1582年より織田家と徳川家による武田家侵攻がはじまると、梅雪は徳川家に降伏した。武田家滅亡後、梅雪は信長から所領を安堵され、家康と共に安土に赴いて信長に伺候した。その後、梅雪らは堺見物に出かけたが、その最中に「本能寺の変」が勃発し、梅雪らは本領との連絡を断たれた。梅雪は家康と別れて帰路についたが、その途上で落ち武者狩りの襲撃を受けて殺された。
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●ゲーム 
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 『信長の野望』シリーズなどでは、駿河の施政が評価され、内政向きの武将として登場するが、本作では「戦闘」が高く、「内政」は人並みになっている。また、彼の「忠臣属性」は低めであるが、甲斐武田家の一門衆であることから、武田家に所属している間は引き抜きができない。
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●能力値
名前 姉小路良頼 能力 戦闘 内政 外交 謀略 忠臣
読み あねがこうじ・よしより 能力値
生没年 1504〜1573 軍師
登場年 1520年 上昇 汎用
血族 姉小路 備考  
●シナリオ 
シナリオ 所属勢力 身分 居城 初期知行 兵科
S1 姉小路家 主君 松倉城 1.2万石 足軽
S2 姉小路家 主君 松倉城 1.2万石 足軽
S3
S4
S5
S6 姉小路家 宿老 松倉城 1.0万石 足軽
●略歴 
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 ?〜1572。本来は三木氏。頼綱、三木顕綱の父。1554年に家督を相続し、1558年には飛騨守に叙任された。1559年、飛騨国司の姉小路家が断絶すると、良頼は頼綱に後を継がせて姉小路氏を名乗らせ、1562年には自らも姉小路氏を称した

 良頼は飛騨の覇権をめぐって江間時盛と争い、時盛が武田家に通じていたことから、良頼は上杉家に与した。そのため、1564年には武田軍の木曾義昌、山県昌景らの攻撃を受け、武田家の傘下に入った。

 しかし、良頼はひそかに上杉家と連絡を取り合い、1572年には上杉謙信から越中出兵の要請を受けた。良頼は病床にあって応じることができなかったため、時盛の息子で反武田派の輝盛を代理として派遣したが、この年のうちに病没している。
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●ゲーム 
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 主な登場シナリオは1、2、6。能力的には平均で見るところはない。ついでに、シナリオ1ではまだ三木氏のはずであるが、彼に改名イベントはないため、はじめから姉小路氏として登場する。

 シナリオ1と2では姉小路家の「主君」である。シナリオ1では父の直頼が健在のはずであるが、彼はゲームに登場しない。そのため、姉小路家の武将は良頼1人しかおらず、武田家に滅ぼされてしまう可能性も高い。松倉城の低い石高と相まって、「攻略本」では序盤の基本戦略が紹介されるほどである。

 シナリオ2では武将も増え、全体的に能力の高い息子の頼綱や「謀略」が高い江間輝盛らが配下に加わっている。しかし、このシナリオでは極めて高い確率で武田家に攻め滅ぼされてしまうため、姉小路家でプレイする場合は武田家との「婚姻」が不可欠であり、それ以外の勢力の場合は、「ハイエナ作戦」を狙う価値がある。
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