基本データ
概要
本作の初期状態で設定されている子供は20人であるが、モンゴル編のテムジンと世界編のジンギスカンの子供は同じであるため、相殺して16人となる。このうち、モンゴル族(帝国)と日本国の合わせて8人の子供については本書内に解説があるため、残り8人の素性を検証の対象とする。
本書に情報がない
史実とは血縁関係が異なる
本書内に解説がある
備考
「人物」は本書の「人物事典」の掲載ページを表す。
本書に情報がない
アンナ
本書には「ビザンツ帝国国王アレクシオスの娘」としか説明はないが、れっきとした実在の人物である。はじめの夫がブルガリアとの戦いで捕らえられて獄死した後、本作にも登場するテオドロスと再婚した。つまり、テオドロスが血縁将軍なのは彼女のおかげなのであるが、ゲーム的には彼女は未婚で他の将軍候補に嫁がせることができるにもかかわらず、テオドロスは血縁将軍である。
イレネ
本書にはアンナと同じことしか書かれていないが、史実では、ハンガリーやヴェネツィアとの戦いで活躍したアンドロニコス・コントステファノスに嫁いでいる。彼の死後は、テオドロスとともに後継者候補として見なされたアレクシオス・パレオロゴスの妻となったが、やはり死別している。
エウドキア
本書内の扱いはアンナやイレネと同様。一言一句違わず、まったく同じ文章である。史実では、『チンギスハーン』にも登場しているセルビア公ネマニャに嫁ぎ、その死後は、第4回十字軍がコンスタンティノープルを攻略した際のビザンツ帝国皇帝であったアレクシオス5世と結婚している。
エレノア
本書には「イングランド国王リチャード1世の娘。リチャードには子供がいなかった(*1)から、養女であろう」とある。もちろん、彼が養女をもらったという話はない。モデルとしては、妹にあたる同名の女性が考えられる。
エレノアはカスティーリャ王アルフォンソ8世に嫁ぎ、12人の子供を産んだ。『蒼き狼と白き雌鹿』シリーズでは、長女のベレンゲラが『元朝秘史』と『チンギスハーン』、三女のブランカが『チンギスハーンパワーアップキット』のシナリオ3におけるフランスのオープニングイベントに登場している。
ラスカレス
本書には「ビザンツ帝国国王アレクシオスの子供」としか説明はない。しかし、史実によると、アレクシオス3世の子供は上記の3人の娘だけであり、息子はいないのである。
おそらくは、アレクシオスらのアンゲロス朝の次の王朝であるラスカリス朝のことを指し、特定の個人がモデルではないと思われる。つまり、彼を後継者に指名すれば、王朝は交代するわけである。ちなみに、ラスカリス朝の創始者はテオドロスである。
史実とは血縁関係が異なる
アーサー
ゲームではリチャード1世の息子の1人として登場するが、本書には「実際にはチューダー朝の創始者、ヘンリー7世の長男」とある。この人物は1486年生まれ(*2)で本作の時代より300年近く後の人である。
ゲームの舞台的には、本作に登場するジェフリの息子のアーサーの方が時代的にも血縁的にも近いと思われる。このアーサーは、リチャード1世の跡を継いで王となったジョンに対し、フランスのフィリップ2世の後援を得て反乱を起こしたが、敗れて捕らえられ、消息を絶った。おそらくはジョンの命で殺されたと言われている。
エドワード
ゲームではリチャード1世の息子の1人として登場するが、本書によると「ジョン失地王の孫であり、ヘンリー3世の息子エドワード1世。一二七二~一三〇七の間イギリス王として君臨、ウエストミンスター条約を制定するなどしてプランタジネット朝の黄金時代を築いた」とのこと。
『チンギスハーン』のシナリオ2にエドワード1世として登場する、優秀な能力のあの人物のことであり、リチャード1世にとっては大甥にあたる。
ヘンリー
本書には「イングランド国王リチャード1世の子。実はジョン王の息子、ヘンリー3世。一二一六~七二年の間在位。晩年独裁政治を行い、シモンの乱を惹き起こす」とある。
『元朝秘史』および『チンギスハーン』ではヘンリー3世として登場しており、リチャード1世に取っては甥にあたる人物である。ちなみに、エドワードの項にも記したように、彼の父にあたる。
*1
実際には庶子のフィリップがいた。『蒼き狼』シリーズに登場したことはない。
*2
Wikipediaによる。ちなみに、彼は『大航海時代Ⅱ』などに登場したヘンリー8世の兄にあたり、王位につく前に死去した。これにより、王位と妻のキャサリンはヘンリー8世のものとなった。後にヘンリー8世はキャサリンとの離婚を目論み、それがイギリス国教会の誕生へとつながることになる。