ハンドブック紹介

 

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   毛利元就 ハンドブック 第三部  
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基本データと本書の構成

●概要

 本書のメインとなる攻略の項目である。全戦場は見開きのカラー写真で紹介されており、マップ内には主要な隠しアイテムと敵将の位置が書き込まれている。また、援軍もマップ内に登場している状態で掲載されており、これまでに比べると、有用性は飛躍的に高まっている。

 さらに、解説部分では、仲間になる武将と仲間にする方法、敵援軍出現のタイミング、戦闘前の工作が戦闘に与える影響など、その戦場に関する情報は、ほぼ出そろっている。ゲームの攻略に用いる分には、充分な内容であると言えるが、敵のデータの一覧表がない点が惜しまれる。



●本項の構成

ページ タイトル 内容
49 ・厳島神社の五重塔 ・扉
50〜51 ・必勝の戦術はこれだ! ・データの見方
52〜109 ・(全29戦場紹介) _



●備考

 「(全29戦場紹介)」は、実際には全ての戦場ごとにタイトルがつけられているが、煩雑さを避けるため、便宜的にひとまとめとした。
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●Map Point解説

 全攻略ページに共通した項目であり、そのマップに隠されたアイテムのうち、特に重要なものと見つけにくいものを紹介している。特に平地や荒れ地、海の中など、気が付きにくい場所に隠されているアイテムの場所が分かる点は大きい。

 しかし、「ハイパーガイドブック」では、そのマップに存在する、おそらくは全てのアイテムを紹介している。逆に何も手に入らない村や鉱山を割り出す意味でも、こちらの方が有用であることは言うまでもない。



●第三話 船山城の戦い(56〜57ページ)

 ここでは、「要注意ユニット」欄の渡辺勝の顔グラフィックが、戸次鑑連のものになっているというミスがある。



●第七話 出雲退却戦(64〜65ページ)


 この戦場は元就を特定の場所まで移動させる撤退戦であり、追撃部隊は倒しても無限に補充される。その途中で渡辺通がNPCとして登場し、おとりを引き受けてくれるというイベントがある。

 本書では、「渡辺を救うのはほぼ不可能」とあるが、少なくともSS版では不可能ではない。まず、右上の敵部隊については、細い道に斜めしか攻撃できない武器を持った敵がいる場合、その隣を塞げば、敵は攻撃することができず、移動もしなくなるため、1ユニットで完全に無力化することができる。

 左上の敵部隊は、実際に通と交戦する部隊である。ここには、右上を塞ぐユニット以外の歩兵系のユニット全てを投入し、1ターンの間で大半を壊滅できる状況を作り出す必要がある。平造は国富隆造を味方につけるため、ある程度まで元就と行動を共にする必要があるが、彼を仲間にしたのちは、2人とも左上に投入した方が良いと思われる。

 本作の場合、CS版とPC版は、ほぼ同じであると思われるため、おそらくはPC版で通の生存は可能であると考えらえる。ただし、通を生存させたままクリアしたとしても、その後のイベントシーンで通が死亡したことが語られる。また、元就と通を隣接させると会話があるが、ここでも仲間になるわけではない。つまり、通を生き残らせることにゲーム的なメリットはない。あくまでも自己満足の世界である。

 なお、解説にもあるように、マップ中央部分の山は、途中に移動不可能な部分があり、通り抜けることはできなくなっている。下手にここに入ると立て直しが不可能となり、セーブの状況によってはハマる可能性もあるため、注意が必要である。



●第九話 神辺城攻略戦(68〜69ページ)

 野尻基助の忍者部隊を排除し、橋を超えると、左上から倒した分だけ補充される騎馬隊の援軍が登場する。これは無視して先に進みたくなるところであるが、端のあたりと援軍の出現ポイントの中間にある村(2つあるが、下の方である)には、弓匠の相馬雪宝がいる。彼を雇うのであれば、援軍を倒しつつ、村を訪れる必要がある。



●第十話 安芸備後平定戦(70〜71ページ)

 この戦闘では、味方が平賀広相の巨城に隣接すると、援軍として尼子晴久らの部隊が登場し、それまで友軍であった江田隆連が敵に寝返るというギミックがある。寝返った江田は、完全な敵となるため、倒さなくてはならない。この手のゲームでは、珍しいシチュエーションであると思われる。



●第十二話 厳島合戦(74〜75ページ)

 解説部分や23ページにもあるように、この戦闘は事前の工作によって友軍や敵の配置が大きく異なる。本書に掲載されているのは、全ての工作を成功させた最善のパターンである。

 ちなみに、「ハイパーガイドブック」では、本書と同じ最善の展開と「いずれの献策も実行しなかった場合」、「陶晴賢が厳島に上陸せず、来島通康と村上武吉が参戦した場合」の3パターンの配置を紹介している



●第十七話 富田城攻略戦(84〜85ページ)

 戦闘中に伏兵として登場する湯原春綱は、三刀屋久抹か三沢為清が隣接すると寝返らせることができる。原則的に本作は、味方に引き抜けるユニットが敵にいる場合、説得役が説得を提案するが、彼の場合はノーヒントであった記憶があるため、特に注意したい。



●第十九話 筑前攻略戦(88〜89ページ)

 解説に「高橋鑑種は敵の臼杵鑑速軍に近いため、全滅してもやむを得ないだろう」とあるが、彼も渡辺通と同じく、生存させることができた記憶がある。手法としては、忍者に馬を持たせて移動力を高め、「早足」を使って鑑種の前に出て敵を引き受けるのであるが、忍者がやられる可能性も高いため、セーブとロードは必須となる。

 また、騎兵隊も「早馬」で急ぐことができるが、途中の荒れ地で時間を喰ってしまう。しかし、これが鑑種のところにたどり着くまで粘ることができれば、彼の生存はほぼ確定すると言える。ただし、鑑種を生存させても、特にメリットというものはないため、これも自己満足に留まる。



●第二十二話 木津川口の戦い(94〜95ページ)

 本願寺の下の方にある村で手に入る「那須与一伝」は、非売品かつ最強の弓の材料となる重要アイテムである。しかし、この戦場では、友軍の荷駄隊が本願寺に到着した時点で戦闘が終了するため、普通にプレイしていると、村にたどり着く前に勝利条件を達成してしまう。ここは本書でも解説されているように、荷駄隊の進路を味方で埋めて妨害し、時間を稼ぎたい。



●第二十六話 濃尾平定戦(104〜105ページ)

 解説にもあるが、このシナリオから吉川元春に代わって息子の広家が仲間になる。彼の能力とアイテムは元春のものを受け継ぐが、部隊属性は騎馬隊で固定される。必ず「馬鎧」を用意しておき、戦闘開始とともに騎馬大将に昇進できるようにしておきたい。

 ちなみに、元春に傷を負わせた「謎の僧侶」の正体は山中鹿之助(厳密には彼の息子)である。『陰徳太平記』の「巻の五十六」には、上月城落城の際、鹿之助が元春と差し違えようとして勝久に止められるシーンがあり、それが元ネタになっているのではないかと思われる。



●第二十七話・其の壱 関ヶ原の戦い(106〜107ページ)

 この戦場で増援として登場する山中鹿之助について、本書では思わせぶりなことが書かれている。輝元で隣接すると分かることであるが、この鹿之助は一般に言われる鹿之助(幸盛)の息子である。

 史実の鹿之助の息子には、幸元と幸範がいた。このうち幸元は酒屋となり、鴻池財閥の始祖になったという。幸範についてはよく分からないが、それだけに、かえって彼の方がモデルと言えるのかもしれない。
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