ハンドブック紹介

 

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   毛利元就 ハンドブック 第一部  
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基本データと本書の構成

●概要

 本作のストーリーを序章を含めた全4章に分け、各話ごとの注目点を紹介する。このうち、章ごとのあらすじは、ゲームの登場人物が解説する体裁を採る。戦闘に影響を与える選択肢の効果や、ゲームの展開と史実の流れの相違点などの解説もあり、ゲームと史実の両面において有益な項目であると言える。



●本項の構成

 下表のリンク先では、各項の注目点をまとめている。

ページ タイトル 語り手 内容
13 ・「毛利元就上陸之跡」碑 ・扉
14〜15 ・序章 戦国西国事情 ・尼子経久 ・第一話以前の情勢
16〜23 第一章 安芸統一編 ・毛利元就 ・第一話〜第十二話
24〜29 ・第二章 西国転戦編 ・毛利元就 ・第十三話〜第二十話
30〜35 第三章 天下への道 ・毛利輝元 ・第二十一話〜承前



●備考

 表のリンク先では、各項の注目点をまとめている。また、リンク先のタイトル部分のリンクは、上の表に戻るためのリンクである。
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第六話 出雲の虎(20ページ)

 元就の娘は、第五話で宍戸隆家を味方につけていると、史実通り彼のもとに嫁ぐ。しかし、隆家が仲間にいない場合、匡司元相か児玉就忠に娶らせることができるという。



●第十二話 奇襲!厳島(23ページ)

 「(村上水軍に助力を求めた)乃美宗勝は、一日だけ、力を貸してくれ、と村上武吉を説得」というシーンは、実際に選択肢付きでゲームにも登場する。もちろん、「一日だけ」という選択肢を選ばないと、武吉は力を貸してくれない。



実際には、この時、毛利家中は秀吉の調略で離反者が続出し、とても追撃は不可能でした(30ページ)

 本作では、「本能寺の変」後、毛利家と講和して撤収する秀吉を追撃する戦いがある(第二十四話)。ならば、なぜ史実で、それができなかったかと言えば、見出しの通りの輝元の解説が回答となる。輝元が「毛利には、講和を受け入れ、一息つくだけの時間がどうしても必要だったのです」と続けるように、この講和は、毛利にとっても必要なものだったのである。

 この視点は、33ページの第二十四話の解説でも「史実では、毛利氏内部で続出していた離反や、水軍勢の分裂で追撃は不可能であったようだ」と繰り返されており、後世から見れば好機を逸したような判断でも、そこにはしかるべき事情があることを教えてくれる。

 ゲームの展開はゲームの展開として楽しむべきであるとは思うが、それを短絡的に史実に反映させるのを戒める点で、これらの描写は高く評価するべきであると思われる。
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