大航海時代4 大航海時代IV

 ハンドブック紹介

 

   大航海時代W ハンドブック  


 ●基本データ
 大航海時代Wゲームダイジェスト
 capter1 大海原を翔る者たち
 capter2 7つの海の覇者を目指して(港内・契約)
 capter2 7つの海の覇者を目指して(推薦状・流行品)
 capter2 7つの海の覇者を目指して(特産品)
 capter2 7つの海の覇者を目指して(出港・洋上)
 capter2 7つの海の覇者を目指して(船舶・船室)
 capter2 7つの海の覇者を目指して(改造・追加装備・船首像・戦闘)
 capter2 7つの海の覇者を目指して(アイテム・武具)
 capter2 7つの海の覇者を目指して(地方艦隊・遺跡探索)
 capter3 船乗りたちのバイブル
 大航海時代の世界
 ミニコラム
 総合評価 ★★

基本データ

 初版の発行は1999年3月23日。ページ数は奥付も含めて160ページ。定価は1600円。執筆者はねこはまなおうと朱鷺田祐介。4ページの目次によると、本書は3つの「capter」と巻頭の「大航海時代Wゲームダイジェスト(2〜3ページ)」、コラムとして5項の「大航海時代の世界」、2項のミニコラムから構成されている。

 capter1の「大海原を翔る者たち(5〜64ページ」のテーマは「キャラクター紹介」。6項目で本作にデフォルト状態で登場する3人の主人公と中盤までのストーリー、各勢力とキャラクターを紹介する。

 capter2の「7つの海の覇者を目指して(65〜129ページ)のテーマは「攻略法解説」。7項目で本作の基本ルールを解説する。capter3の「船乗りたちのバイブル(129〜159ページ)」のテーマは「ゲームデータ一覧」。4項目で港、特産品、酒場女への贈り物を掲載している。

大航海時代Wゲームダイジェスト

 本項では、本作の目的とコマンド体系を紹介している。主人公について、「ゲームクリア時にひとり追加(2ページ)」とあるのは、明のリー家のことである。隠し要素をほのめかす程度とは言え、その存在を明示している点は評価することができる。

capter1 大海原を翔る者たち

 6〜7ページの「大航海時代W勢力地図」では、本作に登場する勢力と港を紹介している。ちなみに、勢力の並び順は基本的にエリアごとになっているが、主人公たちは上段に集中している。明のリー家が4番目に来ているのは、ゲームクリア後の追加要素としてリー家が使えるようになるためであると思われる。

 「主人公別シナリオ解説」は、ラファエル編(8〜17ページ)、ホドラム編(18〜27ページ)、リル編(28〜37ページ)の3編に分かれており、各シナリオのデフォルトの仲間を紹介しつつ、中盤までのストーリー展開を解説する。しかし、「マスターブック」では、マリア編も含めた全キャラクターの全ストーリーが紹介されており、本項の価値は低くなっている。

 「敵キャラクター紹介(40〜56ページ)」では、主人公以外の各勢力(リー家を含む)の総帥を紹介する。データは勢力データ、総帥の能力値とプロフィール、部下も含めた初期艦隊を掲載しているが、データとして一覧にまとめられている「マスターブック」よりは詳しい。また、総帥のイラストの一部は全身が掲載されており、これは「マスターブック」にはない要素である。

 「仲間キャラ大集合!!(57〜61ページ)」では、「主人公別シナリオ解説」で紹介されていない10人の仲間の能力とデータ、プロフィールと全身図を紹介している。ちなみに、彼らについても全身図が掲載されている。

capter2 7つの海の覇者を目指して(施設・契約)

 「港内(66〜75ページ)」では、街にある10の施設の役割を紹介している。本作では、役職持ちの航海士が一定の能力を有している場合、それぞれの施設で特殊な行動を取ることができる。本書では、その情報が細かく記載されており、その点は、評価することができる。ちなみに、「港内」という項目は本項内にはなく、目次による分類である。

 その他の注目点としては、、商業投資が発展度の50%(67ページ)、軍事投資が武装度の50%(71ページ)に固定されている点が挙げられる。ちなみに、一部のイスラム圏の街には酒場がない点(66ページ)、エジプト、アフリカ、アラブなどの砂漠地帯では補給用の水が有料である点(73ページ)などは、細かいながらも面白い要素である。

 「交易(76〜82ページ)」では、交易そのものよりも、街との契約や流行品に関する情報がメインとなっている。本作では、街と契約して占有率を獲得し、それによって航路が連結されている場合、「自動移動」による高速移動が可能となる。これは非常に快適であるため、ゲームスタート時から地中海と北海の各港を巡り、1%でも良いから占有率を獲得しておきたい。仲間も集められるため、一石二鳥の行動である。

 街の占有率については、77ページに一覧表が載っている。しかし、これはゲーム開始時のデータであるため、ゲームの進展によって占有率は変動し、占有率が100%になった街には、それ以上の投資ができなくなる。この状態に対して、占有率を割り込ませることができる手段の1つとして、後述の「推薦状」がある。

capter2 7つの海の覇者を目指して(推薦状・流行品)

 「推薦状」については、78ページに解説がある。また、その下位互換として「紹介状」があるが、これは割り込み能力を持たないため、あまり意味がない。なお、1つの街に3つの勢力が契約を結んでいる場合は、例え「推薦状」であっても、割り込むことはできない。また、「推薦状」と「紹介状」は合わせて1通しか持つことができず、「紹介状」を持っている状態で「推薦状」を入手すると、「紹介状」が「推薦状」になる。

 この「推薦状」を得るためには、「流行品」を大量に売りさばく必要があり、これについては79ページに解説がある。また、ここでは、流行の熱しやすさと冷めやすさの一覧表も掲載されている。これによると、イギリス地方が「熱しやすく冷めにくい」という「流行品」の取引には非常に有利な特性を持っている。

 一方、イタリアも熱しやすいが、同時に冷めやすく、下手をすると、商品を持ち込むころには流行が終わっている恐れがある。その他の地域は、冷めにくいが熱しにくく、あまり差異がない。

 また、「港内」の68ページには広場で起こる流行品イベントについても触れられているが、「マスターブック」の74ページには、より詳細な情報が掲載されている。これによると、イベントが起こる街の数は20、交易品の種類だけが決まっており、その中から個別に交易品が選ばれるものと、交易品そのものが固定されているものの2パターンがある。

 ちなみに、イベントの発生には、主人公の誕生日の日数部分が関わっている。一見単なるプロフィールに見える主人公の誕生日がゲームに関わってくるというのは、面白いアイデアである。

capter2 7つの海の覇者を目指して(特産品)

 本作の特産品には「等級」と「仕入れ時期」の概念があり、これは76ページに解説がある。仕入れ時期は毎月(1年に12回)、奇数月と偶数月(1年に6回)、3の倍数月(1年に4回)の4パターンがあり、特産品の種類ごとに分類されている。「マスターブック」の「街別特産品リスト(130〜133ページ」には「生産量」の項目があり、仕入れ時期の度に、この数値分の特産品が増加していると思われる。

 等級は5段階に分かれており、最高級の一等品は五等品の1.5倍の価格となる。マスターブックによると、等級は街の発展度をマスクデータの「等級発展度」で割ったものになるが、これにより、安い特産品も、「等級発展度」が低ければ、等級が上がりやすくなり、単価の安さを補うことができるのである。

 また、本作ではアイテムとして登場する「原産品」を特定の交易所に持ち込むと、アイテムに応じた特産品が追加されるというシステムを採用している。これについては81ページに一覧表が掲載されているが、「マスターブック」の134ページには、アイテムを持ち込むべき街の一覧表がある。上記の「等級」の問題から、できれば発展度の高い街にアイテムを渡したい。

 82ページには、発展度の上昇によって取引が可能となる特産品の一覧が掲載されている。ちなみに、初期段階で取引できる特産品については、132〜152ページの「海域別港リスト」で1つ1つ確認するしかない。ただし、「マスターブック」の130〜133ページには、「街別特産品リスト」として、街の特産品の一覧が掲載されている。

 なお、本書には、特産品の価格は掲載されていない。これについては、「マスターブック」の130〜133ページで購入価格、134〜139ページで売却価格を確認することができる。これによると、購入価格は街ごと、売却価格は文化圏ごとに設定されているようである。

capter2 7つの海の覇者を目指して(出港・洋上)

 「出港(86〜87ページ)」には、特に注目するべき点はない。86ページには「必要水夫人数」の一覧表があるが、119ページには、必要水夫人数と最大水夫人数を併記した一覧表があり、完全に内容が重複している。

 「洋上(88〜105ページ)」には、航海に関連した情報が掲載されている。まず、本作では帆の向きを調整できるようになったため、風を受ける向きを調整することが重要になった。これについては88〜89ページに解説がある。また、89ページには風向き、90ページでは潮流が世界地図で紹介されているが、これまでと同じく、風向きは春と秋で変動するため、2枚の地図を載せている。

 航海テクニックについては、『大航海時代V』と同じく、タッキング大圏航路といった手法が紹介されている。ちなみに、3本マストの船の帆の張り方について、前作では前から三角、四角、三角と言う組み合わせを推奨していたが、本作の「マスターブック」では、四角、三角、三角という組み合わせを推奨している(73ページ)。

capter2 7つの海の覇者を目指して(船舶・船室)

 98〜103ページでは「船舶リスト」として、本作に登場する34種類の船舶を紹介している。データは購入できる地域、基本価格、耐久力、初期武装と、デフォルトの船内構造のほか、簡潔な歴史的背景にも触れられている。なお、一部の船はプレイヤーが購入することはできないが、PS版以降は購入可能となっている。

 ちなみに、106ページにも解説があるが、ゲーム上ではバーク、シップ、バーディンティン、スクーナーの4種、ブリガンティン、ケッチ、ブリグの3種、ラティーナとレドンダの2種は、マストの組み合わせが違うだけで、船体は同じである。これを相殺すると、船体の種類は28種類ということになる。

 また、98ページには「船は街の発展(発展度・武装度・経過年数)に従って購入が可能になる」とある。マスターブックの「船舶リスト」によると、船種にはマスクデータとして「必要条件」が設定されており、街の武装度と発展度の平均値を「5+(経過年数の30倍)」で割った数値が「必定条件」を超えると、その船種が購入できるようになる。

 104〜105ページでは「船室リスト」として、船の中に設置できる船室が紹介されている。ここでは、船室の効果を配置に必要な能力値を掲載しているが、効果の具体的なデータなどはない。見落としがちな点としては、「船長室」の解説部分にある護衛艦(2〜5番艦)の艦長の就任条件として、「統率」が「110」以上必要なことが挙げられる。

capter2 7つの海の覇者を目指して(改造・追加装備・船首像・戦闘)

 「改造(106〜113ページ)」では、船舶の改造を紹介する。改造資金をはじめとする基本ルールは106ページで解説されており、107ページには船種の基本データの一覧表が掲載されている。この表の中では「大きさ」に注目したい。「大きさ」は船室の数に影響を与えるが、これだけは改造ではどうにもならないためである。

 109ページには「追加装備リスト」が掲載されている。船体の大きさによって改造に制限がある点と、船首帆とラムは競合関係にある点に注意したい。ちなみに、本書および「マスターブック」では、ラムを装備して敵船の側面を突く戦術を推奨している。

113ページの「船首像リスト」では、本作に登場する10種類の船首像を紹介している。一応、それぞれの能力と入手方法に関する情報もあるが、いずれもあいまいなものとなっている。

 「戦闘(116〜124ページ)」では、砲撃戦と白兵戦のルールを紹介する。砲撃については、前作と戦闘システムが全く違うものの、戦術的には風上で「T」字を展開するという同様の手法を紹介している。また、116ページには、砲の種類と武装砲台の数による砲撃力の一覧表が載っており、117ページでは、その中でもカルバリン砲とキャロネード砲の射程が長いことが解説されている。

 白兵戦については、119ページに船種ごとの最大水夫数の一覧表が掲載されている。ただし、これはデフォルトの数値であり、海兵詰所を増設すると1つにつき60人の水夫を増やすことができる。また、船室の「甲板」に配置した仲間も白兵戦に参加することができるが、甲板は疲労度がたまりやすいため、戦闘時のみ人員を配置するようにしたい。

capter2 7つの海の覇者を目指して(アイテム・武具)

 92〜95ページでは「航海アイテムリスト」として、航海士用のアイテムをモノクロのグラフィック付きで紹介している。なお、上昇する能力値と上昇値は明記されているが、ギルドで購入できるもの以外の入手方法はヒントに留められている。これについては「マスターブック」の110〜111ページに詳しい情報が掲載されている。

 120〜124ページでは、「武器&防具リスト」として、武器と防具をを25種類ずつ、合計50種類をモノクロのグラフィック、効果、解説をつけて紹介している。ただし、入手方法は掲載されておらず、これも「マスターブック」の108〜110ページに詳細が解説されている。

 これらアイテムについて、『大航海時代』シリーズおよび光栄の他作品と関連性のあるものを下記の表にまとめた。ちなみに、「趙子竜の槍」の「関連作品」が『三國無双』になっているのは、この武器の正式名称の「竜胆」が『三國無双』の設定であることによる。この名称は、その後も『真・三國無双』シリーズにも受け継がれている。

 ちなみに、前作第2位の攻撃力を持っていた「エクスカリバー」は「聖剣エクスカリバー」として本作にも登場している。前作最強武器の「ロンギヌスの槍」は本作には登場していないが、代わりに「妖刀村正」が最強武器となったため、相変わらずナンバー2の地位に甘んじている。

アイテム名 関連作品 関連人物 ページ
●アイテム
ヴェザスの天秤 『大航海時代U』 アル=ヴェザス 94
東方見聞録 『蒼き狼と白き牝鹿』 マルコ・ポーロ 93
ロッコの操船指南書 『大航海時代』 ロッコ・アレムケル 93
●武器
紅毛の女海賊の剣 『大航海時代U』 カタリーナ・エランツォ 121
趙子竜の槍 『三國無双』 趙雲 121
なまはげの包丁 『大航海時代V』 なまはげ(発見物) 121
フビライの大剣 『蒼き狼と白き牝鹿』 フビライ 122
ミノタウロスの斧 『大航海時代V』 ミノタウロス(発見物) 121
●防具
サラディンの銀の鎧 『蒼き狼と白き牝鹿』 サラディン 124
ティムールの鎖かたびら 『蒼き狼と白き牝鹿』 ティムール 124
教経の胴丸具足 『源平合戦』 平教経 124

capter2 7つの海の覇者を目指して(地方艦隊・遺跡探索)

 地方艦隊(125ページ)については、目次では「交易・戦闘」となっているが、本項では「洋上・戦闘」と言う見出しがつけられている。基本ルールについては項内の通りであり、特に地方艦隊からの報告と言うかたちでアイテム入手のフラグが立つ点が大きい。必要なキャラクターとアイテムの組み合わせは「マスターブック」の108〜111ページに詳細が掲載されている。

 128ページの「遺跡探索リスト」では、本作において探検の対象となる12の遺跡を紹介している。情報は歴史的背景と必要な地図、入手アイテムに限られており、「マスターブック」の「史跡探訪(98〜102ページ)」で詳細が解説されている。

capter3 船乗りたちのバイブル

 本作に登場する港は86か所である。その所属エリアと場所については130〜131ページの「大航海時代W港地図」で紹介されている。132〜152ページの「海域別港リスト」では、各海域の現状を簡潔に説明した後、それぞれの港の詳細を明らかにする。

 データは、座標、文化圏、占有度、発展度と武装度、特産品、遺跡(教会)、ギルドで売られているアイテム、酒場女の有無、各施設の有無などであり、その量は豊富であると言える。また、項内には「原産品に注目!」として20種類の原産品のうち、10種類の詳細と持ち込むべき港のヒントが海域レベルで掲載されている。

 「交易品&原産物リスト(153〜158ページ)」は、交易品のグラフィック(モノクロ)と解説、おもな購入可能地を掲載している。説明は簡素であるが、種類が多いために、なかなか面白い。「プレゼントリスト」は、酒場女へのプレゼントとなる品々を紹介しているが、入手地については、ギルドで購入できるものは港名まで記されているが、それ以外はあいまいなものになっている。

大航海時代の世界

 「大航海時代への道(38〜39ページ)は、ポルトガルの海洋進出をテーマとする。このテーマは、これまでの「ハンドブック」にも見られたが、本書では、「敵勢力との占有率争い」という本作のテーマに着目したためか、南下政策からインド航路に至るまでの理由を、シェア争いの激しい地中海を避け、未開拓の交易ルートを模索したためであるとしている。

 「海の覇者を目指して(62〜63ページ)」は、ポルトガルのアジア侵攻、スペインの新大陸征服、各国の海賊行為などをテーマとする。海賊は『大航海時代』シリーズの伝統的なテーマの1つであるが、香料諸島をめぐるポルトガルとイスラム勢力の勢力争いなどは、本作のシェア争いのモチーフであると感じさせる。ちなみに、62ページの側面には、「capter1」が「capter2」になっているというミスがある。

 「異国文化の流入(84〜85ページ)」は、新大陸やインド航路からヨーロッパに持ち込まれた交易品を紹介する。新大陸から持ち込まれた品々や、逆にスペインが新大陸に持ち込んだものについては、『大航海時代Vハンドブック』の『冒険航海編』や『世界探究編』などでも触れられているが、インド航路からの茶やコーヒーが持ち込まれたという情報は新鮮である。これらはヨーロッパに流行を引き起こしたが、それが本作のゲームシステムに取り込まれていることは言うまでもない。

 「船の変遷(114〜115ページ)」は、帆船の歴史を話題とする。本作と関連性がある船種としては、イスラムのダウ船の大三角帆を取り入れたラティーン・シップ(ラティーナ)に北方のコグ(ハンザ・コグ)の機構を取り入れたものがキャラックであり、それを小型化して取り回しを良くしたものがキャラベル、外洋航海に向けて大型化したものがガレオンであるという。

 「海上での戦い方(126〜127ページ)」は、大航海時代の軍艦の新機軸としてのガレーの廃止と大砲の発達という点に注目する。この両者の結合の答えがガレオンであり、以降の海軍の主力となっていく。

ミニコラム

 「主要キャラ能力ベスト10(64ページ)」は、6つの能力の高能力者10人を紹介しており、敵勢力総帥のハイレディンとクリフォードが2項目ずつトップを獲得している。この項にも側面の「capter1」が「capter2」になっているというミスがある。

 「酒場女にプレゼント(83ページ)」は、本作に登場する21人の酒場女のグラフィック(モノクロ)と年齢、所在地、「女性のあこがれ(プレゼント)」、プロフィールを掲載している。本作の酒場女は、「女性のあこがれ」を渡すことで、アイテムの所在地を教えてくれる。

 酒場女、「女性のあこがれ」、教えてくれるアイテムについては完全に固定されており、酒場女と「女性のあこがれ」の組み合わせは、本書の「プレゼントリスト」に掲載されているが、本書にも「マスターブック」にも、アイテムに関した情報はない。

 以下は余談であるが、本作の酒場女の多くは、シリーズに名前と所在地がかぶっている人物が登場する。これに関しては下記にまとめてみた。ちなみに、バスラのサフィアは『大航海時代U』のサファと名前が似ているが、同一名と見なすには微妙なので割愛した。また、京城の麗姫は『大航海時代V』の南京の酒場女と同名であるが、これは人種が違うために一覧からは省いた。

 なお、本作は『大航海時代U』のエルネストの孫(パワーアップキット版のみ)が登場するため、どう考えても彼女たちは同一人物ではない。ちなみに、『大航海時代U』のアムステルダムの酒場娘は「リル」であった。言うまでもなく、本作のアムステルダムを拠点とする主人公の1人と同名である。

名前 所在地 備考
イサベル ハバナ 『大航海時代U』
ヴェリーサ サン・ジョルジュ 『大航海時代U』
シルビア ヴェラクルス 『U』の所在地はリオデジャネイロ
ティティス バタヴィア 『U』の所在地はバンダ
ネリー アレキサンドリア 『大航海時代U』
ハトラ ソファラ 『大航海時代U』
ファティシア イスタンブール 『大航海時代』
マチルダ ヴェネツィア 『大航海時代U』
マリー ロンドン 『大航海時代』の名前は「メアリー」
ミュリネー アテネ 『大航海時代U』
美華 杭州 『U』の所在地は長安
ルシア マラッカ 『U』の名前は「ルキア」
ワンダ アムステルダム 『U』』の所在地はアントワープ

総合評価 ★★

 本書の問題点は、その情報の多くが「マスターブック」と重複しているうえ、「マスターブック」の方が情報が詳細なことである。さらに、移植版や『パワーアップキット』などの発売により、ルールの改変や追加された主人公、仲間などもいるため、陳腐化した情報も多い。今日において、攻略目的で本書を入手する必然性は皆無に等しいと言える。

 しかし、マニュアルでは補いきれない基本システムの細かい点などは、いまだに有効と思われる部分も多い。また、これまでと重複するテーマを、これまでとは違った切り口で解説するコラムなども注目に値する。さらに、登場人物のイラストについては、多くの人物の全身像が大きく掲載されており、イラストなどを描く際には、他の攻略本よりも有用であると思われる。


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