大航海時代3 大航海時代III

 ハンドブック紹介

 

   大航海時代Ⅲ ハンドブック 世界探究編  


 ●基本データ
 巻頭特集 大航海時代の肖像
 Chapter1 大航海時代の歩き方
 Chapter2 大航海時代人物事典・1
 ●Chapter2 大航海時代人物事典・2
 Chapter3 街・人物データ総覧・1
 Chapter3 街・人物データ総覧・2
 Chapter3 街・人物データ総覧・3
 歴史コラム 大航海時代の暗黒面
 総合評価 ★★★★
 *1紹介を省略された国々―アジア
 *2紹介を省略された国々―インド北部
 *3紹介を省略された国々―インド南部・東南アジア
 *4紹介を省略された国々―その他

基本データ

 初版の発行は1997年3月20日。定価は税込で1600円。ページ数は奥付を含めて160ページ。構成は巻頭特集と全3章、コラム2編。執筆者は岩上玲央、香原彩織、溝部靖、もりあやめ。本項では初版を参照している。

巻頭特集 大航海時代の肖像

 3~10ページ。扉絵は「フラ=マウロによる世界地図(1459年)」。大航海時代の立役者たちをテーマごとに肖像画と略歴で紹介する。テーマは「インドへの道(エンリケ航海王子とヴァスコ=ダ=ガマ)」、「新航路を切り開け!(コロンブスとマガリャネス)」、「野望の征服者(アルブケルケとコルテス)」、「科学が時代を動かした(コペルニクス)」の4編。なお、エンリケ航海王子以外は、全てゲーム中に登場している。

Chapter1 大航海時代の歩き方

 11~78ページ。全22項目。この項目は、すべて文化圏の分類である。扉絵は「マゼランの世界一周航路が記載された世界地図(1543年)」。ゲームに登場する226の街を22の交易圏に分類、そのすべてのゲーム上のグラフィックを掲載しつつ、簡潔なデータと歴史的背景を紹介している。なお、詳細なデータは「Chapter3 街・人物データ総覧」に掲載されている。

 交易圏の解説は、地図を掲載しつつ、史実とゲームを程よいバランスで簡略に解説している。すべての街には前述の通り歴史的背景に対する解説があり、街の所属国に対しても、そのほとんどに解説がある。はっきり言って本項は、15世紀から16世紀における世界情勢そのものを網羅していると言っても過言ではない。ゲームに留まらず、この時代に興味があるならば、副読本として役に立つレベルである。

 余談として、イスパニアのマラガ(15ページ)には、本作のサブタイトルでもある「コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)」がある。ヴェネツィア共和国の解説は、都市のヴェネツィアが掲載されている20ページではなく、ラグーザなどが掲載されている34ページにある。また、本書の出版時(1997年)、マカオ(64ページ)はまだポルトガル領であったため、「1999年、中国に返還予定」と説明されている。これは実際に同年12月20日に果たされ、現在は中国領である。

 なお、説明が掲載されていない国は、アイルランド(ブリテン交易圏)、カネム王国((北西アフリカ交易圏)、吐蕃、アストラハン汗国、カザン汗国、イビル・シビル、オイラート、タタール(いずれも中央アジア交易圏)、ロディ王朝、グジャラート王国、ヴィジャヤナガル王国、セイロン、ゴルコンダ王国、ベンガル(いずれもインド交易圏)、トゥングー朝ビルマ(インドシナ交易圏)、デマック王国(オセアニア交易圏)などがある。これらについては、4項の補足事項(*1*2*3*4)を設けて情報を補うこととした。

Chapter2 大航海時代人物事典・1

 79~122ページ。本項は10項目から構成されているが、最初の「この事典の使い方」を除くと、50音順を各項に分類しているだけである。扉絵は「マルティン=ワルトゼーミュラーの世界地図(1507年)」。ちなみに、彼は「マルティン・ヴァルトゼーミュラー」の表記でスポンサーとしてゲームに登場している。本書の本項では、115ページに記述がある。

 本項では、『大航海時代Ⅲ』に登場する登場人物と、陸上や海上で遭遇する敵部隊を、略歴を交えて紹介している。ゲームのテーマがテーマだけに、登場人物はヨーロッパに偏っているが、部下候補、航海のスポンサーとなる権力者や聖職者、発見物を巡るライバル、イベントに関連する芸術家や発明家など非常にバラエティに富んだ内容となっている。この時代の権力者と航海者を中心にまとめた人物リストという視点から見れば、やはり「Chapter1」と同じく資料的価値は高い。

 以下は完全な余談であるが、日本人としてはエルナンド=ピント=メンデス(89ページ)に注目したい。彼は日本に鉄砲を伝えただけでなく、ザビエル(本作にもシャビエール=デ=ヤソとして登場。95ページ)とともに日本に再来日し、キリスト教を布教したという。光栄のゲーム的には『大航海時代』シリーズよりも『信長の野望』シリーズにおいて重要な人物である。

 また、日本語としての響きが面白い人物としては、アルバ=ヌニェス=カベサ=デ=バカ(83ページ)がいる。「バカ」の綴りは「VACA」であるため、「ヴァカ」とするのが正しいような気もするが、特に事態が好転するわけではない。ちなみに、知力は「60」であるため、頭が悪いわけではない。部下にすることもできるが、能力はともかくスキルに乏しく、あまり役には立たない。

Chapter2 大航海時代人物事典・2

 本作には、実在の人物だけでなく、『大航海時代』や『大航海時代Ⅱ』の登場人物などもゲスト出演している。部下にできるロッコ=アレムケル以外は、会話ができるだけの「航海者」扱いであるが、ゲーム中で出会える確率は非常に低い。そんな彼らの存在を確認することができる点でも本項の価値はある。

 ちなみに、シリーズからの登場人物は『大航海時代』のレオン=フェレロ、ファブリス=フェレロ、ロッコ=アレムケル、『大航海時代Ⅱ』の6人の主人公とカルロス=エゼキエル、ミケーレ=シャイロックである。また、本作が初登場であるが、フランシスコ=エランツォは、エランツォ兄妹の父にあたる。

 なお、『大航海時代Ⅲ』の登場人物には星座と血液型が設定されている。そのため、彼らの星座と血液型も掲載されているが、『大航海時代Ⅱハイパーガイドブック』の主人公6人の生年月日と血液型とはほとんど一致していない。一致しているのはアルとエルネストの血液型(A型)だけである。 

Chapter3 街・人物データ総覧・1

 123~159ページ。5項目。扉絵は「メルカトール図法による世界地図(1596年)。ちなみに、本書の扉絵は全て世界地図である。Chapter1とChapter2の扉絵を入れ替えると、世界地図が年代順(1459年→1507年→1543年→1596年)となり、大航海時代によって世界地図が完成に近づいていく様子を表していることになるが、前述の通り扉絵の順番は時代に沿っているわけではないため、そうした意図はないものと思われる。

 「街データ」は全ての街の詳細なデータである。データの中では、水と弾薬の補充が別個に管理されており、一方しか補充できない街もある点と「住民感情」が「○」と「×」で設定されており、「○」の街では街に入ることを拒否される点に注意したい。つまり、これまでは国家関係で入国が制限されていたのに対し、本作では、街ごとに入国の制限が設けられているということである。

 「航海者データ」は、基本データと全スキルの他、「信仰」や「属性」といったマスクデータも載っている。しかし、マスクデータがどのような役割を果たすのかという説明はない。また、部下にできるキャラクターと、ライバルやゲストキャラなど、直接的にプレイヤーには関与しないキャラクターもひとまとめにされているため、優秀な部下をピックアップするような使い方には向かない。通常エンカウントする敵やイベントで登場する怪物などは別項が設けられているため、キャラクターも役割ごとに分類してほしかったところである。

 ちなみに、敵や怪物にも通常の航海者と共通のデータが設定されている。なぜか、怪物たちは全てマジャパヒト王国に所属しており、クラーケンは獅子座のA型、シーサーペントは乙女座のB型、人食い鮫は蠍座のO型、マンタは射手座のA型である。

Chapter3 街・人物データ総覧・2 

 前述の通り、このデータは部下にできる人物と、それ以外の人物がまとめてに扱われており、判別がつきにくいため、記憶に残る優秀な人材をピックアップしておく。序盤で欲しい人材は、ゲームスタート時からリスボンにいるロッコ=アレムケルである。彼の戦闘能力は極めて高く、航海用のスキルも一応備えているため、最後まで一線級の人材として役立つ。なお、ポルトガルの初心者用キャラクターのラモンならば、ゲーム開始時のイベントにより、無条件で仲間になってくれる。

 また、同じく1480年からリスボンにいるアフォンソ=デ=パイヴァは、神学、スペイン語、ポルトガル語、ロマンス語、スラブ・ギリシャ語、アラビア語、アフリカ語を使いこなすことができる。ゲーム開始直後に彼を仲間にすることはできないが、彼の語学力があれば、行動範囲は一気に広がることになる。

 最終的な固定メンバー候補としては、まずはアフマド=イブン=マージドが挙げられる。彼は1484年からソファラに現れるが、航海、測量、ポルトガル語、アラビア語、、ペルシア語、ヒンドゥー語、アフリカ語をマスターしている。また、1486年にヴェネツィアに現れるロドヴィゴ=ヴァルテーマは航海、歴史、科学、スペイン語、ロマンス語、スラブ・ギリシャ語、アラビア語、ヒンドゥー語のレベルがすべて3である。

 さらに1490年よりマリンディに登場するナコダ=イスマエルは、航海、会計、ポルトガル語、アラビア語、ペルシア語、ヒンドゥー語、東南アジア土着語を極めている。彼らを集めれれば、主なスキルの穴は運用術、ゲルマン語、中国語、東アジア土着語などまで絞ることができる。

 このうち、中国語と東アジア土着語は、1524年にパリに登場するシャビエール=デ=ヤソが習得している。その他にも彼は弁論、神学、スペイン語、ポルトガル語、ロマンス語、スラブ・ギリシャ語などをマスターしているが、さすがに登場が遅すぎる。そのため、中国語と東アジア土着語は、素直にプレイヤーキャラクターに習得させた方が良いと思われる。

Chapter3 街・人物データ総覧・3

 「酒場女一覧」では、嗜好性格(酒場女の好む性格)や結婚することで息子に受け継がれる言語まで掲載されている。また、酒場女の多くは『大航海時代』や『大航海時代Ⅱ』に登場した面々であり、その中には、『大航海時代Ⅱ』のイベントキャラであったアルの妹のサファもいる。つまり、実際に試したわけではないが、サファと結婚してアルの義弟になることも可能なはずである。なお、メッカにはファティマとサライら2人の酒場女がいる(151ページ)ことになっているが、メッカに酒場はない(135ページ)ため、ゲーム中で彼女たちと会うのは不可能なようである。

 「スポンサーデータ」は、マグデブルグとラス=パルマスの見出しが印刷ミスによっておかしくなっているため、見落とさないように注意したい。スポンサーの所在地は、ほとんどがヨーロッパであるが、意外と中南米も多い。例外はインド交易圏のゴアのアフォンソ=デ=アルブケルケ(1514年登場)とオセアニア交易圏のテルナーテのアントニオ=ブリト(1521年登場)くらいのものである。

「技能習得可能ポイント」は、副官や通訳で技能の多くを補えるため、それほど重要ではないが、便利であることは間違いない。特に中国語や東アジア土着語、東南アジア土着語は使いこなせる人物も限られるため、主人公キャラクターが習得する機会も多くなるはずである。

歴史コラム 大航海時代の暗黒面

 全2編。「Ⅰ」は77~78ページの「新大陸発見と奴隷貿易」。奴隷の歴史について触れた後、大航海時代によって奴隷が「人手」から「商品」へと変貌していった事情を扱う。

 ここでは、まず奴隷狩りを実際に行っていたのはアフリカの黒人国家であり、白人は対価を払って奴隷を買い取っていた点に注目したい。この取引があるからこそ、「奴隷狩り」ではなく「奴隷貿易」になるのである。また、奴隷は「商品」としての価値を下げないため、衛生や食事、精神に対する配慮がなされていたというのは、個人的に意外なことであった。しかし、あくまでも、これらの配慮は「品質管理」であり、人道的見地に基づくものではなかったようである。

 「Ⅱ」は122ページの「大航海時代と疫病」。ユーラシア大陸とアメリカ大陸の交流により、アメリカ大陸にはユーラシア大陸より天然痘がもたらされ、アメリカ大陸からユーラシア大陸には梅毒が持ち込まれたという。天然痘は事実上インディオを絶滅寸前にまで追いやり、激減した労働力の補填として黒人奴隷が中南米に送り込まれてきたため、この一件は「新大陸発見と奴隷貿易」とも深いつながりがある。

 実際、初期のバージョンでは、ゲーム中に奴隷貿易を行うことができたらしい。つまり、プレイヤーはゲーム中において歴史の暗黒面を体感することができたのである。もっとも、これは後に修正され、なかったことにされている。

総合評価 ★★★★

 本書は、ほぼ『大航海時代Ⅲ』データ面だけで構成されていると言っても良い。それだけに本書の情報量は膨大なものであり、15世紀から16世紀の世界史に興味があるならば、歴史の副読本として有用である。つまり、本書は文章の面白さではなく、情報量の多さそのものを楽しむべきであると言える。

 一方、その性質上、本書には、ゲームシステムやゲームの攻略情報と言った記事は一切ない。つまり、ゲームの攻略本として本書を活用する場合は、『大航海時代Ⅲ』というゲームを一通り理解していることが前提となる。これらの情報を求める場合は『冒険探索編』を買うか、現在ならばインターネットで情報を集めるべきである。

 消費者として見た場合、攻略本の内容を分割して何冊も出版するのは許しがたいことであるが、本書と『冒険探索編』のように、情報のすみわけが完全に行われているのであれば、また納得できないこともない。最悪なのは、後続の攻略本において先に出版された攻略本の情報の補完が行われている場合である。この場合、単に情報が重複するだけでなく、先に出た攻略本の情報は無価値なものとなるため、書籍の情報的価値をも大きく下げてしまう。そして悲しむべきことに、後発の攻略本の多くは、それを繰り返し続けているのである。

*1紹介を省略された国々―アジア

 吐蕃は現在のチベットである。15世紀末の時点では、チベット仏教の宗派に分かれて内乱状態にあった。アストラハン汗国、カザン汗国、イビル・シビル(シビル・ハン国)は、キプチャク・ハン国(『蒼き狼と白き牝鹿』に登場するバトゥの国)から独立した国々であったが、いずれも16世紀にロシアのイヴァン4世に滅ぼされた。なお、イビル・シビルはシベリアの語源であるという。

 オイラートは、『蒼き狼と白き牝鹿ジンギスカン』や『元朝秘史』のモンゴル編に登場するオイラート族の末裔である。ゲームでは敵対部族の1つでしかないが、実際はチンギス・ハーンの一族に組み込まれて重きをなし、14世紀には元の帝位を簒奪している(ちなみに、ここで殺されたのは、『チンギスハーン』のシナリオ4における元の国王トゴン・テムルの息子のトグス・テムルである)。

 オイラートはモンゴル高原を統一する勢いであったが、内乱で疲弊し、本作の時代では、再興した北元に敗れて西方に追われている。ちなみに『蒼き狼と白き牝鹿ジンギスカンハンドブック』のオイラート族の解説には、ほんのわずかではあるが、この件について触れている(12ページ)。

 タタールは元の末裔である。この時代、すでに元は明によって中国を追われていたが、王朝自体は北元として存続していた。前述の通り、オイラートの隆盛によって北元は一時的に滅亡状態となったが、1487年に大ハーンとなったダヤン・ハーンが北元を再興させ、オイラートを破ってモンゴル高原を再統一した。その後、北元は清に服属して消滅、オイラートも清に攻め滅ぼされている。

*2紹介を省略された国々―インド北部

 ロディ王朝はデリー・スルタン朝(デリーを中核とするイスラム系国家。『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズに登場する)の最期の王朝である。デリーを中心とする北インドを支配していたが、1526年にムガル帝国に滅ぼされた。これについては本書の「デリー」の項(55ページ)に簡潔ながらも解説があり、ゲーム中でも同様の処理がなされる。

 グジャラート王国はデリー・スルタン朝から独立したイスラム系国家である。1573年にムガル帝国に滅ぼされた。ゲームでは領土のディヴが1536年3月にポルトガルに併合されが、これはグジャラート王国がムガル帝国と対抗するためにポルトガルと同盟を結び、ポルトガルがディヴに要塞を築いたことに由来すると思われる。

 ゴルコンダ王国は、インドのデカン高原を領土とするイスラム系国家である。『大航海時代Ⅲ』の時代は独立した直後の時期にあたる。ゴルコンダ王国は後述のヴィジャヤナガル王国と抗争を繰り広げたが、1687年にムガル帝国に滅ぼされた。

 ベンガルはベンガル・スルタン朝のことであると思われる。ゲームでは、1526年4月にロディ王朝が滅びることにより、その旧領のカルカッタで独立しているが、これはゲーム的な都合であり、もともと独立状態にあったようである。1576年にムガル帝国に滅ぼされ、以降はムガル帝国の太守に統治された。

*3紹介を省略された国々―インド南部・東南アジア

 ヴィジャヤナガル王国はインド南部のヒンドゥー王国である。『チンギスハーン』のシナリオ4では「ヒンドゥー諸王朝」として登場している。『大航海時代Ⅲ』の時代のヴィジャヤナガル王国はザンガマ朝、サールヴァ朝、トゥルヴァ朝と王朝交代が相次ぎ、情勢は混迷を極めていた。最終的に17世紀にビジャプール王国に滅ぼされたが、残党による抵抗は、その後も長く続いた。

 セイロンは現在のスリランカであり、ゲーム中ではコロンボだけが都市として登場する。この時代のコロンボを支配していたのはコーッテ王国であったが、1505年よりポルトガル人による植民が行われ、ポルトガル領セイロンが誕生した。ゲームでも、1509年2月よりコロンボはポルトガル領となる。

 インドシナ交易圏のトゥングー朝ビルマは、ビルマ族の王朝である。ゲームにはトゥングーが登場しないため、アヴァ朝ビルマを滅ぼす形で出現している。史実では1539年にペグーを占領しているが、ゲームには反映されていないようである。

 オセアニア交易圏のデマック王国は、ドゥマク王国のことである。ジャワ島北岸のイスラム国家であり、衰退したマジャパヒト王国に代わって一帯の盟主となった。マラッカにまで進出してきたポルトガルとは、しばしば制海権を巡って抗争を繰り広げている。

*4紹介を省略された国々―その他

 15世紀末のアイルランドは、薔薇戦争の影響でイギリスの圧力が弱まり、キルデア伯フィッツジェラルド家の支配下にあった。しかし、16世紀半ばにヘンリー8世(本作および『大航海時代Ⅱ』に登場)の侵攻を受け、後にイギリスに併合されるが、現在ではアイルランド共和国として独立している。

 カネム王国は現在のチャドを中心とするイスラム系の黒人国家である。14世紀には勢力が衰え、ボルヌ地方に移ったことから、カネム・ボルヌ王国ともいう。後にカネムを奪回して勢力を回復し、サハラを支配したが、19世紀に滅亡した。


 ページの最上段に戻る                           シリーズ一覧表へ
_