概要
「終盤」編は、これまでの基本システムから漏れた情報の補足的な意味合いが強い。「宴」は終盤に分類されているが、高齢な国王や「忠誠度」が低い部下のいる国では、最序盤から優先的に行うべきコマンドであると言える。
構成
ページ タイトル 備考 34~37 終盤への準備 王たちの宴 宴 38~39 終盤への政略 拡大する帝国 移住と海路 40~42 終盤への展望 世界制覇へ 文化圏同盟
終盤への準備 王たちの宴
宴を開催する際、領主の所属する文化圏と将軍の所属する文化圏が異なると忠誠度の上昇効果は低くなる。さらにプレイステーション版では、文化圏が遠くなるほど効果は低下するが、パソコン版でも採用されているかどうかは不明である(*1)
しかし、本書などを見る限り、影響を受けるのは「領主と将軍」である.。よって忠誠度を上げたい将軍と同郷の領主に「宴」を開かれば、忠誠度を効率よく上げるという手段が使えると思われる。
さらに本作の宴は、これまでのオルドを兼ねている。宴に呼んだ后の好感度を最高まで上げることで子供が産まれる可能性が出てくるのである。ただし、宴に后を呼べるのは国王だけであり、后1人につき「500」の費用が必要となる(将軍の場合は「100」)。
本作の妃は、データとして生まれてくる子供の文化技能に影響する「関連文化」と、出身地域に影響する「出身文化」を持つ(*2)。「関連文化」は、国王の行動に対する妃の好感度の上がり方に関係している。組み合わせは「ハイパーガイドブック」と「マスターブック」に掲載されている(*3)が、それぞれでまったく異なる。本作はパソコン版である以上「マスターブック」と同じであると思われるが、確証はない。以下に双方をまとめておく。
表1 パワーアップキット版の関連文化と口説き方 コマンド 相性良 相性悪 話をする 建築・戦術 武器・工芸・航海 話を聞く 学術・美術・医術 建築・戦術 贈り物 武器・工芸・航海 学術・美術・医術
表2 プレイステーション版の関連文化と口説き方 コマンド 相性良 相性悪 話をする ― 戦術・芸術 話を聞く 学術・医術 ― 贈り物 戦術・芸術 牧畜・武器
また、「関連文化」は兵科適正にも影響を与えるという(*4)。
表3 后の特性と兵科 兵科 文化 出身 歩兵 戦術 東欧 騎兵 牧畜 蒙古 弓兵 武器 日本 水軍 航海 北欧
懐妊率を高める手段は「表4」にまとめた(*5)。「医術の都」では懐妊率が100%になるという。これを狙える状況であれば、細かいことを考えるよりも、「医術」を上げた方が手早いということになる。
表4 懐妊率を高める手段 医術文化 高いほど良い 季節 春を頂点として低下 国王の残り体力 高いほど良い 子供の数 少ないほど良い 文化アイテム「朝鮮人参」
終盤への政略 拡大する帝国
38ページによると、移住ユニットは規模が「8」の都市でしか作成することができない。さらにユニットを作ると、もとの都市の規模は「4」にまで低下する。なお、都市の総数は「80」が上限となる。パワーアップキットやプレイステーション版では「廃都」コマンドで不要な都市を排除できるが、PC版には「廃都」コマンドがないため、注意が必要となる。
新設された都市の文化は、もとの都市の半分となる。よって文化の高い都市でユニットを作った方が良い。少なくとも、すべての施設が不自由なく作れるよう、すべての文化が「40(半分の『20』で文化に関連した施設が建設可能となる)」以上であることが望ましい。
ちなみに、新都市の名前はプレイヤーが入力することができるが、全体マップの各所には、固有の地名を持つポイントがある。CPUの新都市は、これらのポイントから選択されているようである。このポイントは攻略サイトなどで解析が進められているため、そちらの方を参照していただきたい。
39ページには海路の説明がある。海路は都市と港を街道でつなぐことによって成立する。ただし、「遠海」を超えるためには、そのユニットの所属している都市の「航海」文化が「100」以上でなければならない。
しかし、新しく作った都市の文化は、移住ユニットの所属都市の文化の半分となることは考慮に入れておく必要がある。つまり、「遠海」を超えた先の島などに新都市を創った場合、その都市の「航海」文化が「100」を切っていると、その都市から出ることができなくなってしまうのである。
なお、本作には災害イベントとして海難事故が起こる可能性がある。季節的には盛夏が最も危険であり、さらに事故が起こりやすい海域も定められている。プレイステーション版では、スカンジナビア出身の将軍とバイキングを含むユニットは絶対に海難事故に遭わないという仕様があるが、これがPC版に適用されるのかどうかは不明である(*6)。
終盤への展望 世界制覇へ
40ページに文化圏同盟の情報がある。プレイヤーの都市が「15」以上であり、イスラム、東アジア、南アジア、西欧・東欧の文化圏の中で、プレイヤーが属していない文化圏内の都市を占領すると、その文化圏内の各国が同盟を結び、プレイヤーの国と敵対する。基本的に、これを防ぐ手段はない。
本書の記述を見ると、文化圏内の勢力が一斉攻撃を仕掛けてきそうな印象がある。しかし、実際には遠方の国は動くことがないため、容易に各個撃破できる。本書の描写に対して、ゲーム中の行動は、あまりにも物足りないものがあるように感じられる。
*1
「ハイパーガイドブック」、41ページ参照。
*2
本書144~147ページの「后妃データ一覧」参照。
*3
「ハイパーガイドブック」、42ページおよび「マスターブック」、129ページ参照。以前は「ハイパーガイドブック」のデータがパソコン版でも同様であるいう印象を受ける記述になっておりました。お詫びして訂正いたします。
*4
「ハイパーガイドブック」、42ページ参照。ただしプレイステーション版の仕様であり、パソコン版も同様であるかどうかの確証はない。
*5
「ハイパーガイドブック」、42ページ参照。これもプレイステーション版に基づくため、パソコン版でも同様の仕様であるのかどうかは不明である。
*6
「ハイパーガイドブック」、22ページ参照。