ゲーム内容
公式によるジャンルは「ファンタジーRPG」。本稿では「ステージクリア型RPG」に分類する。
目標
本件はミッション形式である。ポイントサイトの獲得条件は「10日以内に鉱石x1,000個を使用する」こと。「鉱石」は本作の課金通貨である。鉱石はミッションクリア、デイリーミッションのコンプリート、ステージクリア、チャレンジクリアなどで獲得することができる。消費はギルド(以下「クラン」)のレイドバトルの回数を増やすアイテム(以下「デーモンロードの鍵」)に使うと曜日などに左右されずに使い果たすことができる。
鉱石は1000個貯める必要はなく、その都度使って1000個に達すれば良い。しかし、ポイントが付かない場合は1000個貯めたことを照明するスクリーンショットが必要となるようである。できれば1000個貯めてスクリーンショットを撮ってからから一気に使ってしまった方が望ましい。
今回は、うっかり曜日外の強化素材の解放に200を使ってしまった。それから800を貯めて合計で1000になるところまで行き、さらに200を稼いで画面上の個数を1000まで貯めてから条件を達成するつもりであった。しかし、日数とやれることから続行が不可能となったため、800から一気に使い果たした。ポイントが付与されたからよかったが、失敗していたら問い合わせはできない状態であった。
具体的な手法
総合
プレイヤーキャラはアーセルを選んだが、特に最後まで過不足はなかった。基本的に画面左下の「ミッション」に沿ってゲームを進める。ミッションは左端のものが現在進行中であり、右のものから順に次に来るミッションとなる。
原則的にレベルアップ、ランクアップ、装備の強化、ステージの進行、アリーナのランクなどはミッション外でもカウントされるが、アイテムの取得と使用、レイドバトルへの参加、特定ステージのクリア、特定ボスの複数回撃破、アリーナの勝利数などはカウントされない。よってこれらはミッションの時だけ行うと無駄がない。
装備
装備関連のミッションのうち、入手するステージが指定されている場合は、そのステージを周回しなければならない。回数制限ありの自動周回もできるが、戦闘そのものはカットできない。手動でやり直す場合は、戦果報告画面で「リプレイ」をタップする必要がある。本作の「リプレイ」は戦闘を再生するものではないということである。
装備に能力の指定がある場合、実数値が上がるものとパーセンテージで上がるものは別扱いのなので注意しなければならない。ちなみに、必要とされるのはパーセンテージのものである。さらに装備の強化が求められるが、右のボタンの右端をタップすると、プレイヤーレベルによる制限があるものの、特定レベルまで上げることができる。
ただし、本作は強化の失敗の概念があり、レベルが上がるほど失敗の確率が上がる。成功率を上昇させる手段はないため、資金の大半が無駄になることを避けることはできない。欲しい装備がなかなか出てこないことと強化に失敗し続けて資金がなくなることと合わせて、非常にストレスがたまる。
ランク
ランク上げは同ランクのキャラクターがランクの数だけ必要となる。つまり、ランク3のキャラクターをランク4にする場合は3人、ランク4をランク5にする場合は4人を素材とする必要がある。ガチャで高ランクが出ることはほとんどないため、低ランクキャラをランクアップさせて素材とすることになるが、ランクアップするキャラクターは最大レベルまで育てておかないといけない。ゲームの性質上、装備の強化で資金がなくなることが多いため、資金稼ぎのついでに素材のレベル上げもしておきたい。
星5まで上げることは、ミッションとチャレンジモードの両方で必要となるうえ、案件としてのミッション6の対象ともなるため、避けることができない。ランク4のキャラクターが4人必要となるが、最後の手段として、それまで使ってきた★4のキャラクターを素材として消費することも視野に入れておきたい。
クラン
ギルド(以下「クラン」)でしかできないことがミッションで求められるため、加入は必須となる。その中にはクランアクティビティで星3三つを取るというものがある。これはギルド画面の左上にあるヘルプから確認することができる。1つ目のチェックインするのは簡単であるが、2つ目と3つ目はいくつか条件がある。自分はアリーナで戦って終わらせた。
課金
6100円する「ビギナープログレスパック」を購入すれば、ほぼ確実にポイントサイトの案件を達成することができるだけでなく、ミッション7のクリア条件を満たすこともできる。ただし、全てのミッションの達成報酬を合計しても赤字になる。本作を続けるつもりがない場合はやるべきではない。
反省点
いろいろと調べた結果、610円の初心者用パックで鉱石を確保しておくと楽になるらしいが、買い逃した。再確認することはできなかったため、序盤にしか出てこないものであると思われる。もっとも、ポイントが付かないミッションが多かったため、やらなくて正解だったことも事実である。
最初に一通りできることをやってみた。その結果、ミッションの対象外となるアイテムの取得や消費、アリーナの戦績などが出て大きなロスとなった。今回のように期限が短い場合は致命傷になりかねない。上記にもある通り、効率的には最初から「ミッション」を意識するべきである。
資金は貯まりやすいが、装備を外したり変えたりする場合にも資金がかかる。もちろん、強化に失敗しても消費するうえ、強化レベルが高くなるほど成功確率も低くなるという仕様であるため、簡単に資金がなくなる。よってレアリティやスキルなどで装備をこまめに変えていくのは得策ではない。
今回は序盤で指定される「攻撃」シリーズや「ライフ」シリーズの装備を強化して使い続けたが、ノーマルの最終ステージのボスは倒せなかった。これを敵に与えたダメージの一部を回復できる「ソウルスチール」シリーズに換えたら、総合的な強化レベルは低下したにもかかわらず、初回でクリアできた。これらのことから、「攻撃」シリーズや「ライフ」シリーズの強化は二線級のキャラクターに装備させて行い、主戦力となるキャラクターには高レアリティの「ソウルスチール」シリーズを厳選して装備させた方が良いと思われる。
キャンペーンは星3クリアを当然のものとして進めていった。同種のゲームの多くは、各ステージの戦闘を全て星3でクリアすると特典を入手できるうえ、本作の場合は第8章の全てのステージを星3でクリアすることが案件のミッション3のクリア条件にもなっているためである。
しかし、本作は各ステージにおけるコンプリート特典のようなものはなく、総合的な星の数で報酬を得ることができるため、基本的には星3クリアにこだわる必要はない。さらに本作の場合、星3クリアのためには編成を少人数にする必要があり、経験値取得の面で効率が悪い。本作ではランクアップのための素材を育てる必要があるため、素材の育成を優先した方が効率的である。
総評
10日目にクリア。ログインボーナスでは11日目であったため、半ばあきらめていたが、諦めずにやり遂げたらポイントが付与された。要はインストール当日を数えるかどうかということであり、案件としてはカウントしないということであるらしい。
ポイントサイトのポイント獲得はミッション4にあたる。ミッション1(レベル10達成)クリアに2日、ミッション2(レベル25達成)クリアに5日かかったが、これらは即座に達成となった。一方、ミッション3(バルデマル海峡のステージ8を星3でクリア)は4日目、ミッション5(いずれかの英雄1体を「星5」に強化する)は9日目に達成したが付かなかった。
日数が短いというプレッシャーもあって、ゲームそのものの印象は悪いものばかりが残った。特に装備の強化システムは最悪である。装備は強化段階が進むほど成功確率が低くなるが、それを上昇させる手段はない。しかし、ミッションで強化を事実上強制させられるため、やらざるを得ない。強化は成功失敗に関わりなく資金を消費し、オート進行させることもできるが、一括で行うことはできないため、いちいち失敗が重なる様子を見せつけられる。そのうえ確率が低いこともあって全然先に進まず、文字通り資金が無駄に消耗されていくのを見ているしかない。
ミッションについても、ランダムなドロップアイテムの入手が条件となることが多く、いつまでたっても条件が達成できないということが続いた。装備の強化もそうであるが、ランダム要素を強制されることは非常にストレスがたまるものである。
さらに戦闘に関して言えば、上記の事情から周回が必須となるにもかかわらず、スキップはできない。戦闘アニメはシステム的な意味を持たず、単に演出上のものでしかないうえ、近接攻撃を行う場合は、敵のところまで歩いて行き、攻撃が終わったら敵に背を向けて歩いて定位置まで戻るという動作が挿入されるため、さらに戦闘を冗長なものにしている。
この意味のない上にカットできないアニメーションはガチャにも及ぶ。さすがに10連ガチャはカットされるが、通常ガチャだといちいち光を放ち、キャラクターがこっちに向かってくるアニメーションを見なくてはならない。これもデイリーミッションに絡んでくるため、やらざるを得ない。ちなみに、10連ガチャに割引や高レアリティのキャラクターの保証はなく、単に10回分のチケットで10回まわせるというだけのものである。
ユーザーインターフェイスにも問題がある。基本的に現在の画面を閉じる場合は右上をタップすることになるが、メイン画面の右上をタップするとチャットに接続する。そして本作はレスポンスがいまいちなため、画面を閉じるつもりで右上をタップした後、反応がないためにもう一度タップしたタイミングでちょうどメイン画面に戻るため、チャットをタップした扱いになるということが何度かあった。
装備画面の場合は、現在扱っている装備から直接別の装備に切り替える方法がなく、いったん総合的な装備の画面に戻り、それから別の装備を選択する必要がある。ミッションで複数の装備を強化しなければいけない場合は面倒である。
広告の問題もある。メイン画面から戻るたびに課金広告が挿入されるため、非常にうっとおしい。特に各ミッションがうまくいかず、頻繁にキャンペーンとメイン画面を行き来している時は苛立たしくなる。総じて言えば、周回を強制されるが、それを快適に済ませることはできないため、ストレスがたまるゲームであると感じられた。