ゲーム内容

公式的なジャンルは「MMO PvPゲーム」。本稿では「拠点ゲー」に分類する。
  
 
目標

ミッション達成型。ポイントサイトの条件は「22日以内に城塞レベル20到達」。つまりは拠点の中心部をレベル20にするということ。
   
 
具体的な手法

チュートリアルではムービーや時間のかかる戦闘シーンが出るものの、本編ではいずれも登場しない。なお、ムービーはスキップ可能である。最序盤は資源が直接貯まらず、すべてアイテムとして供与される。他の拠点ゲーと同じ感覚でプレイすると、まったく資源がないという状態になるため、アイテムを惜しまずに使って城内を発展させる。

城塞をレベル10に上げる時点で鉄資源が必要となるが、鉄資源の採集が解禁されるのもレベル10であるため、この時点ですでに苦しい。モンスター討伐の報酬で稼ぐのが妥当と思われる。レベル15の時点で木材が枯渇しはじめ、課金通貨(以下「ゴールド」)で補填する。レベル20に達した時点で食糧以外の資源は完全に枯渇し、ゴールドも残りわずかとなった。レベル22まで上げればミッション報酬を受け取ることができるものの、残り日数も少ないため、断念した。

ギルド(以下「同盟」)は非常に重要である。資源を購入できるだけでなく、最高ランクのキャラクター(以下「英雄」の切片も買い入れることができる。さらに、毎日加入者の活躍に応じたゴールドの分配もあるため、自分で創設してでも加入しておきたい。

各SNSへの参加が呼び掛けられることがある。アカウントを持っていなくてもSNSのログイン画面に移動するだけで報酬がもらえるため、一通りチェックしておいた方が良い。ただし、後に修正される可能性もあることを一応記しておく。
   
 
反省点

ゲーム開始冒頭から、課金の勧めがある。建設時間を30分短縮できるキャラクター(以下「英雄」)の贈呈者エヴァインを雇えると言うので120円を課金したが、30分短縮するスキルを習得するためには限界突破をする必要があり、そのために追加の課金をしろと言う。これは課金しなかっため、単なる無駄遣いに終わった。

ちなみに、エヴァインは初心者任務の報酬および行動に応じて報酬がもらえる「栄光の旅」イベントでも入手することができる。課金せずに初心者任務で入手し、30分短縮とは別にデフォルトで習得している建設時間の短縮スキルを強化していくのが正解であると思われる。もっとも、30分というのは序盤では相当有効な時間であるものの、すぐに焼け石に水程度の価値しかなくなる。開始時点で確保できないのなら、無理にこだわる必要はない。

本作の英雄は3ランクに分けられる。中ランクの英雄はイベントなどでコンスタントに提供されるため、これを成長させていたが、意外と最高ランクの英雄が手に入りやすく、すぐに最高ランクの英雄に取って代わることになった。もちろん、中ランクの英雄の育成リソースは無駄になったため、はじめから最高ランクの英雄の育成を視野に入れて行動した方が良いと思われる。

なお、本作は切片を分解して他の英雄の切片を購入できるというシステムになっている。最高ランク以外の切片は全て分解して最高ランクの英雄の切片を購入した方が良い。ちなみに、ショップは「英雄」画面下部の「破片を分解」を選び分解する画面のやや左上から行くことができる。

レイドバトルの報酬はかなり良い。しかし、本作は必ず2人以上の参加者が必要であり、1人の場合はキャンセルされてしまう。サブアカウントを作ってでも確実に報酬を獲得していくべきであった。

クエストを達成することで報酬がもらえる。メインクエストはモンスター退治が常に戦力不足から壁となり、そのための戦力の増強を求められた。結局、城塞レベル20になってもメインクエストはそこまでいかず、本来ならば入手できるはずの報酬をかなり無駄にしてしまった。その他にも戦闘力が求められるイベントは多く、それによって得られる資源アイテムも膨大であるため、戦力不足が資源不足に直結していたことは間違いない。
 
 
総評

18日でクリア。期限が22日であることからするとギリギリに近かった。ゲームバランス的には、食糧以外の資源が枯渇しやすく、スピードアップアイテムは余りがちになった。一方、課金通貨は入手しやすいため、これをうまく利用して資源を補填するというバランスになっている。

本作の特色として、、上述の通り資源がほとんどアイテムで提供されるというものがある。これは資源を略奪から守るという視点においては優秀なシステムである。つまり、必要な時だけ資源を引き出すことにより、余剰資源が出にくく、略奪目的の侵攻を未然に防げるのである。今回のプレイの場合、偵察された回数は非常に多かったが、実際に略奪されたのは1回に留まった。ただし、徴兵や建設の際、常にアイテムを使うというひと手間が加わることになり、これはデメリットであると言える。

「魔法の塔」や「伝説の道」などのサブクエストでは、英雄やドラゴンの成長が大きなカギを握る。しかし、英雄やドラゴンを成長させるためには、サブクエストをクリアしなければならない。上述のように英雄の育成が中途半端に終わり、イベントの進展も中途半端なままであったことは報酬を得るうえで大きな失敗となった。