ゲーム内容
公式的なジャンルは「オープンワールドRPG」。本項では「RPG」に分類する。
目標
ステップアップミッションである。冒険ランク6と20の時にそれぞれ報酬が付く。冒険ランクはクエスト達成による経験値の獲得で上昇する。その他にもマップ内の宝箱やワープポイント、回復拠点となる七天神像などの開放でも経験値を得られるため、各地を巡って各要素を回収していくことは非常に重要である。
具体的な手法
最初にネックとなるのが容量である。2022年11月12日時点で20ギガの空き容量を必要とした。次に、20ギガをダウンロードやインストールするための時間が必要となる。今回はプレイできる状況になるまでwifiで3時間かかった。
オープニングも異常に処理落ちし、ゲームにならないものと危惧したが、ゲームがはじまれば割と快適にゲームを進めることができた。オープニングが重すぎるからといって諦める必要はないということであるが、ムービーシーンが入るとやはり処理落ちした。
序章第1章をクリアすると、サブクエストが開放される。この時にランク6となり、条件のステップ1をクリアしたが、ランク10まで上げないとメインクエストが進まないため、サブクエストや世界任務をこなしてランクを上げないといけない。「見分進捗」が簡単に経験値を稼げるため、それを目的として各地を巡り、行き詰ったらサブクエストを進め、メインシナリオが開放されたらそちらに切り替えていくのが良いと思われる。
ランク14でデイリークエストが開放される。各所4か所に発生する紫のマークに到着すれば条件が提示されるため、それを攻略していく。クエストごとに経験値が入るうえ、すべて攻略したうえで冒険者協会に報告するとボーナスがもらえる。すべてこなすと1日に1000以上の経験値を獲得することができるため、経験値稼ぎのためには極めて有効な手段となる。
戦闘は、ダッシュボタンが一時的に無敵となるシステムを活かして敵の攻撃をかわしつつ、攻撃ボタン長押しで発動する重撃を加えていくのが基本である。また、ダッシュは一気に敵との距離を狭めることもできるため、重撃で吹き飛んだ敵に追い打ちをかけるのにも使える。
元素による攻撃はシステム的な複雑さもあり、現状でも使いこなせていない。とりあえず、バリアを持っている敵のうち、水や氷のバリアは炎、炎のバリアは水や氷の元素攻撃を繰り返すことで破壊できるということを覚えておけばよい。
反省点
ワープポイントはチェックすることで稼働し、マップを通じて好きなワープポイントに移動することができる。移動の手覇を省いてくれる便利なシステムであるが、これに気付いたのは偶然であり、チュートリアル的な城の中のワープポイントをチェックしたのはその後であった。
高所から落ちると大ダメージを受け、場合によっては1回の落下で戦闘不能になることもある。これに対しては、降下中にジャンプボタンを押すとパラシュートの役割を果たす「風の翼」が展開し、ダメージを抑えることができる。しかし、これに気付いたのも、だいぶ後であった。
体力の回復と戦闘不能からの復活は、フィールド上の七天神像かアイテムで復帰することができる。七天神像は基本的にノーリスクで回復できるため、こちらを利用した方が良い。これも当初は気付かず、しばらくの間はアイテムを浪費していた。なお、ピンチになった際にマップを開き、ワープすることで危機を回避することができる。あと一息でポスに勝てるというような状況でなければ、ワープを使って撤退し、体制を立て直した方が良い。
レベルアップすると体力が全回復する。レベルアップを控え、ピンチの際にレベルをアップさせることで回復手段にしようと考えたが、素直にレベルを上げられるだけ上げた方が効率的であった。本作は一応敵を倒すことでも経験値を得られるが微々たるものであるため、アイテムを使って一気にレベルを上げてしまった方が良い。
サブクエストの「小兎の章」は、「風の翼」を使って空を飛び、定められたルートを通過するものであるが、スマホの小さい画面と操作感覚ではクリアすることができず、パソコン版でクリアすることになった。続けるつもりがなければ、無理に進める必要はないと思われる。なお、クエストはいつでも中断、再開することができるため、途中であきらめてもペナルティはない。
総評
冒険者ランク6は6日目、20は23日かかった。時間がかかったのは、「長時間プレイしていると酔う」という体質的な事情による。特に上下の揺さぶりとダッシュが中断された際の左右の揺さぶりに弱く、当初は長時間ゲームを続けることは不可能であったが、次第に慣れることでプレイ時間も伸びていった。
ゲームとしてはかなり楽しめた。特に壁や崖を登ってショートカットすることができるのは良い。たまに距離を見誤って墜落することもあるが、上述のように「風の翼」やマップ切り替えからのワープなどの救済措置がある。戦闘不能になってもペナルティはないも同然であるため、失敗を繰り返しながらうまいやり方を見つけていく楽しさがある。
最大の問題点は、上述のように容量が莫大なものとなることである。一時はほかのアプリの更新さえできない状態になった。また、おそらくはそれに伴って処理が重くなることがままあった。操作に対しては、スワイプをするつもりがアイコンをタッチしてしまい、予期せぬアクションを執ることがままあった。画面は手狭であると感じられる。さらに、3人称視点の都合上、くぼみにはまるなどしてカメラが寄りすぎるとアングルがおかしくなることがあり、こうなると抜け出すのに苦労することになる。
本作は条件達成後も続けているが、スマホ版はアンインストールし、パソコン版でプレイしている。パソコン版の容量は30ギガにおよぶが、さすがにパソコンだけあって余裕がある。コント―ラを使ってプレイすることで操作感覚はより良いものとなったが、各種コマンドを開く際にキーを入れて総合的なコマンド画面を開き、そこから目的のコマンド画面に移行するというかたちになっている。ここはタップ一つでコマンドを開けるスマホ版の方が便利であった。
また、ガチャもあるが、キャラクターと武器の混在なうえ、ガチャチケットが全く手に入らないため、存在感が薄い。初心者特典のガチャを2回引いたら引く機会がなくなったほどである。キャラクターはストーリー上である程度は強制加入するが、高レアリティのキャラクターとの格差に耐えられなくなった時が、このゲームの止めどころになると思う。