ゲーム内容
公式的なジャンルは「超大規模三国志戦略SLG」。本項では「拠点ゲー」に分類する。なお、アイコン下のタイトルは「率土之濱」となる。ポイント獲得画面のタイトルは『大三国志』であるが、実際には『率土之濱』がゲームタイトルで「大三国志」は副題のようである。
目標
「7日間以内に城レベル7達成」。メインホールとなる「城主府」をレベル7まで上げるということである。なお、「城主府」の最大レベルは8であり、7ともなれば最高レベル近くまで上げるということである。
具体的な手法
ゲーム開始直後のムービーで大きな処理落ちが発生した。スキップしようとしても、スキップアイコンをタップした反応自体が大幅に遅れるほどである。期間限定イベントの冒頭に流れるムービーも同様であったため、イベントには手をつけなかった。
最序盤を除くと常に石材の不足に悩まされる。それは城主府をレベルアップに求められる資源のうち、石材だけはほかの2倍近く要求されるためである。まずは倉庫を拡張して必要な石材を保有できるようにする必要がある。
施設のレベルアップは、課金通貨に当たる「玉符」で即座に完了させることができる。同様のゲームと比較した場合、入手量は少ない。メインクエストにあたる「陳情」の「主要事項」をクリアすることで入手することができるため、ある程度はこなして意識的に獲得していく必要がある。今回は第7章まで進めたが、余裕をもって終えることができた。
施設の採石場はレベルアップに石材を必要としないため、レベルアップさせやすい。施設の中では倉庫に次いでレベルを上げるべき施設である。また、城主府レベル5で建てられるようになる交易所は、余りやすい糧食を他の資源に転換することができる。序盤から活用することができないのは残念であるが、やはり優先度は高くなる。
石材を積極的に確保するためには、占領地で「屯田」を行う。本作は全体的に土地のレベルが低いため、レベル3の石材を確保できる土地で屯田をできるのであれば、かなり条件は良い方である。場合によってはレベル2の土地で妥協することさえあり得る。
反省点
序盤は資源に余裕があったこともあり、屯田を行わなかった。これにより、大量の政令を無駄にした。倉庫を拡張してでも序盤から屯田を行って資源を確保した方が良かったと思われる。また、軍事方面のレベルアップに資源を投入したが、本作は兵士数や部隊数で屯田の成果が変わらず、戦闘を行う機会も少ないため、あまり意味がなかった。これらにまわした資源は無駄になったという印象を受ける。
総評
7日目にクリア。日数的にはギリギリであるが、獲得ポイントと日数のバランスからすると良好な案件である。本作は拠点ゲーの第2世代と言うべき特徴を備えている。すなわち、資源アイテムと時短アイテムが存在せず、建築時間の短縮は課金通貨によって行われ、拠点周辺の土地の占領と開発が資源確保に重要な役割を果たすタイプである。
陳情は第7章まで行った。この章の主題はレベル4の土地を占領することであるが、勝敗予測では歯が立たないため、手付かずのまま終わった。全体的に見て資源地帯のレベルが低いこと、武将の兵士数やレベルが上がらないことなどで進行は停滞し、地味なゲームであるという印象を受ける。
全体マップと城の切り替えに難があるように感じられる。同類のゲームであれば、城をタップしてコマンドを表示した場合、適当な場所をタップすれば全体マップに戻ることができる。しかし、本作は本作は右上のアイコンをタップしないと城から抜けることができない。文章にすれば些細な事であるが、この些細な相違点がプレイ中は案外気になるものである。