ゲーム内容

公式的なジャンルは「マージパズルゲーム」。本項では「マージ」に分類する。
  
 
目標

この案件はステップアップ方式である。主にレベルアップによって報酬を得られる。レベルはクエストを達成し、経験値を得て上げていく。マージ自体でも経験値を得ることはできるものの、その遼は非常に少ない。また、例外的にゲーム内の土地を購入するというものがある。課金通貨であるダイヤで得られる土地もあるが、それでは案件達成にならず、実質的に課金が必須となっているようである。
   
 
具体的な手法

ゲームの流れは2つに分けられる。1つは鍵を獲得してエリアを広げていくことである。鍵は食材を集めてキャラクターに料理を作ってもらい、それを食べることで得られる。もう1つはエリアごとのキャラクターの依頼を受けてアイテムを作ることである。依頼を達成すると料理の質が上がり、鍵を得られやすくなる。ただし、必要なアイテムはランクが上がると完成までの時間がかかるようになる。最高ランクに至っては24時間かかる。

アイテムの作成は基本的にマージで行う。マージは3つのアイテムで1ランク上のアイテム1つとなるが、5つを合わせると2つ出来上がる。よって原則的にアイテムは5個1単位でマージさせるべきである。ゴールドを消費してショップで食材やアイテムを購入することもできる。ゴールドには余裕があるため、マージを待つくらいであればショップを活用した方が良い。なお、ショップのアイテムは右側に続きがあり、スワイプすることで表示することができる。

レベル6あたりまではクエストに沿うことでストレスなくレベルを上げることができた。しかし、この辺りからこのあたりからアイテムの種類が増え、マップが広いこともあってアイテムが散らばり、マージが面倒になった。マップは画面をピンチして拡大や縮小をすることができるため、縮小することで対処したが、今度は操作ミスが多くなった。

ある程度進めてシステムを一通り解禁すると後は同じことの繰り返しとなる。レベルアップに必要な経験値に対して獲得できる経験値の量は変わらないため、作業感が強くなった。レベル13までは上げたが、日数の都合から次の達成条件であるレベル15まで上げるのは不可能と判断した。
   
 
反省点

障害物、採掘地、採掘地から出る障害物のシステムはやや分かりづらい。まず、いずれも耐久力があること、スタミナを消費して耐久力を減らすとアイテムを放出することまでは共通している。障害物は動かすことができず、耐久力が0になると消滅してアイテムを置けるようになる。

採掘地は耐久力が0になっても消滅せず、この状態で作業を続けると耐久力が回復して再び採掘できるようになる。序盤に採掘地も単なる障害物と認識し、排除を試みてスタミナを無駄にしたことがあった。

採掘地から出る障害物は、基本的に障害物と同じであるが動かすことができる。ただし、マージはできず、消滅させない限り邪魔であることは単なる障害物と変わりはない。このタイプの障害物は料理をランクアップさせるために必要なアイテムを出すが、必須というわけではないため、スタミナが余っていれば採掘地を利用するといった程度である。

キャラクターの依頼のうち、達成することで料理してくれるようになるもの、料理がランクアップするものの2つはクエストに含まれる。クエストを終えるとアイテムは登場しなくなり、残ったアイテムもゴールドに変換することができるようになる。この時、アイテムを使って建物を修復する依頼が残っていてもアイテムは出なくなるため、依頼の達成が不可能となる。長く続けるつもりであれば、2つのクエストを終える前に建物の修復を終える必要がある。

エリアの拡張には鍵が必要である。鍵は画面上の鍵をタップすることでストックされる。しかし、本作は素材専用のアイテムを自動的に回収してくれるシステムがあり、自分でタップしてアイテムを回収するという概念を失念していた。おかげで長い間先に勧めず、停滞感が強まった。

各種のアイテムの内、ゼンマイは最高レベルになるとアイテムの製作時間を短縮するサポートキャラクターになる。エネルギーがなくなると消滅する使い捨てであるため、温存するよりはどんどん使ってしまった方が良いと思われる。なお、サポートキャラクターは障害物を排除することはできない。また、通常の職人が優先して使用されるため、うまく使いこなすには、職人に障害物を排除させている間にサポートキャラクターにアイテムを製作させるなどの工夫が必要となる。

星は最高レベルになるとマージの代用アイテムとなる。ただし、1回のマージに対して1つしか使用できない。つまり、5つのマージをしたいのであれば、4つのアイテムと1つの星が必要となり、3つのアイテムと2つの星では駄目だということである。クエストで必要となる最高レベルのアイテムは1つでよいため、その1つ前のアイテムを5つのマージで2つ獲得し、星を使って最高レベルに挙げるとよいと思われる。
 
 
総評

レベル9までは4日、レベル10までは7日、レベル13までは25日かかった。レベル13はポイントが付かず、問い合わせることとなった。ポイントが付くまでには1ヶ月半かかった。キャラクターのイベントは4つ目のチェシャ猫まで進展した。

開拓ゲーのアイテム作成をマージに置き換えたようなゲームである。マージとして見た場合は、マップが広く、アイテムが画面を埋め尽くしにくいのが良い。これだけでマージの不満点の大部分を解決している。

ただし、マップが広い分、飛び散ったアイテムを並べるのが面倒なうえ、操作ミスをしやすいという問題点がある。また、アイコンが多く、アイテムを整理する過程で誤ってタップしてしまうことも多かった。ここはアイテムを並び替える整列コマンドなどが欲しかったところである。とは言え、その問題点もマージ全体にありがちな閉塞感からすれば些細なことである。

開拓ゲーとして見た場合、高ランクのアイテムの完成に時間がかかるということは同種のゲームと変わりがない。しかし、同種のゲームであれば完成までにやることはなくなるが、本作であれば、マージで時間を潰すということもできる。これらの点からすると、この組み合わせは良好であるという印象を受けた。
 
 
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