戦国夢幻

 

   シナリオ3 将軍家  


 ●初期設定
 ●初期戦略

 ●ゲーム開始時の行動
 ●本能寺の変
 その後の展開

初期設定

 このシナリオの将軍家の「主君」は足利義昭である。「外交」は「S」だが、他の能力は低く、使い物にならない。一応、「謀略」は「B」であるため、「謀略」に軍師補正を持つ武将を見つければ「工作」や「計略」に役立てられないこともないが、ゲームの序盤では、それも難しい。

 居城の多聞山城は、石高が38万石と高く、知行に余裕がある。家臣は「与力」で「内政」と「謀略」が「A」の松永久秀しか魅力的な武将がいないが、城下の浪人に島左近や「剣豪」の柳生宗厳、隣の日野城に「忍者」の百地三太夫、二条城には「戦闘」と「謀略」が「B」の山中鹿之助らがいる。

 もっとも、彼らは身分が低いため、即戦力にはならない。そのため、知行の高さを生かした「ハイエナ作戦」による人材の確保が不可欠である。、「外交」だけが高い義昭の能力は、「ハイエナ作戦」にうってつけであり、そのために義昭の知行も、ためらうことなく戦闘要員に分け与えることができる。

 外交関係的には、織田家、大友家とは「嫌悪」の関係にあり、上杉家、雑賀衆、本願寺、三好家とは同盟を結んでいる。このうち、大友家と上杉家は遠方で影響も少ないため、当面は無視できる。そのため、将軍家は西方を同盟勢力に守られ、東方の織田家と戦うかたちになる。

初期戦略

 順当に行くと、将軍家の侵攻ルートは、同盟勢力に背後を守られながら、織田家の城を攻略していくことになる。しかし、『戦国夢幻』では、一向宗系の勢力と同盟を結んでいても領内に一向一揆が起こる。そして、織田家の所有する12の城のうち、7城は一向一揆の発生する城である。つまり、織田家を圧迫すればするほど、将軍家も一向一揆に煩わされることになってしまう。

 そのことを考えた場合、先に討つべきなのは一向宗系の勢力ということになる。この場合、同盟は一向宗系の勢力を滅ぼすための強力な武器となる。さらに、本願寺や雑賀衆には優秀な戦闘要員がいるため、彼らを配下に加えられる点も大きい。

 なお、今回は「本能寺の変」を起こすことにこだわった。これは、イベントによって織田家の弱体化(信長の死亡と明智家の独立)を狙ったものであり、目論み自体は成功したと言えるが、それまでの手間を考えると、絶対的に有効な手段とは言い難く、無理してイベントを起こす必要はないという結論に落ち着いた。

ゲーム開始時の行動

 まずは前述の通り、近隣の城の浪人を集めたい。また、織田家は、ほぼ確実に浅井家を滅ぼしにかかるため、滅亡が近づいたらスカウト要員を派遣して「ハイエナ作戦」を行う。目玉ともいえる海北綱親と磯野数員は寿命が近いため、思ったよりも使えないが、能力の高い武将自体は多いため、登用しておくに越したことはない。

 浅井家を滅ぼした織田家は、将軍家に攻撃を仕掛けることもある。現状では太刀打ちできないため、「囲魏救趙作戦」で攻撃を逸らして時間を稼ぎたい。また、雑賀衆が同盟を破棄して攻め込むこともあるため、不安であれば「婚姻」で関係を強めておいても良い。

 登用した浪人のうち、「忍者」の百地には、雑賀城の「不穏」を任せる。実際のプレイでは、「不穏」で城の士気を「0」にした後、久秀を投入して「不穏」と「一揆」の組み合わせで雑賀衆を滅ぼしたが、城の士気を「0」にした時点で雑賀衆の城に軍団を配置し、「破盟」で一揆に制圧した方が楽である。雑賀衆の鈴木佐大夫は忠臣属性が「◎」であるため配下に加えることはできないが、雑賀孫市と鈴木重朝は戦闘要員として絶対に確保しておきたい。

 本願寺は、「主君」の本願寺顕如の「謀略」が「A」であるため、百地はともかく、身分が「与力」の久秀では危険度が上昇してしまう。そのため、「不穏」と「一揆」の組み合わせを用いるにはリスクが高すぎる。これも「不穏」と「破盟」を組み合わせれば楽に滅ぼせるが、今回は「本能寺の変」の条件を満たすため、織田家を誘導して滅ぼさせることとした。

 なお、本願寺に対して破壊工作を用いる必要がなくなったとしても、まだ一向宗系の勢力として北陸の一向宗が残っている。これも「不穏」と「一揆」を組み合わせれば、軍団を送ることができない状況でも滅ぼすことができるため、領土の拡張が本格化する前に滅亡させておきたい。このシナリオでは、本願寺、雑賀衆、一向宗を滅ぼせば、一向一揆は起こらなくなる。

本能寺の変

 「本能寺の変」の条件として、織田家の総石高が300万石を越える必要がある。織田家はゲーム開始時点で約233万石の石高を保有しているため、残りの67万石分の城を得ることができれば、条件を達成できることになる。

 織田家は、早い段階で30万石の小谷城を攻め滅ぼし、14万石の朝倉家の金ヶ崎城も占領することができる。これに前述の通り、本願寺の石山本願寺の32万石を加えれば、めでたく300万石を達成させることができる。そのためには、織田家の主力をうまく石山本願寺に誘導しなくてはならない。

 時期的には、仏教勢力は「動員」を使えないため、農繁期を狙うのが良い。次に織田家の本隊を石山本願寺に隣接する伊丹城か二条城に誘導する。ここまでは良いのであるが、現状では確実に織田家に本願寺を攻めさせる手段が見つからず、後は待つだけとなる。その面倒を考慮するならば、上記のように、さっさと本願寺を滅ぼしてしまったほうが早い。織田家の国力ならば、本願寺にこだわらずとも、300万石を達成するのは遠くないはずである。

 条件を満たしていれば、後は信長を二条城に誘導させるだけである。多くの場合、信長は本隊を率いているため、二条城に攻撃するそぶりを見せれば、本隊が二条城に入り、「本能寺の変」が起こるはずである。

その後の展開

 「本能寺の変」は、信長の死亡、光秀の独立、明智秀満、斎藤利三の明智家所属という絶対条件を除けば、後は二条城において通常の謀反による独立と同様の処理が行われるようである。つまり、城内の武将が死亡し、生き延びた武将は織田家の城に逃げ込むか、明智家に寝返ることになる。

 その結果、明智家は人材が枯渇した状態で二条城の西側の織田家領を乗っ取り、織田家も本隊を構成していた武将が少なからず死亡するため、著しく弱体化する。後は、明智家の領土を刈り取り、弱体化した織田家を攻撃して行けば良い。

 織田家の領土まで併合すると、日本の中央部を支配することになる。この後にどの方面を攻めるかは全くの自由であるが、自由であるだけに判断が難しい。1つだけ確実に言えることは、この時点では2方面に戦力を展開することは難しいため、戦力を一方面に集中させた方が良いということだけである。


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