実践

  
 
概要

『原神』のアプリ案件では、冒険者ランクの上昇が目標となる。私は20の時に終わらせたが、現在では40まで上がっている。本作はランク25でいったん上昇が止まり、突破任務をクリアしない限りランクは上がらない。案件達成後はハードをパソコンに移してのんびりとプレイしていたが、案件のランク上昇を機に突破任務をクリアしようと思ったわけである。
   
 
編成

本作はガチャが無意味と思われるレベルで人材がでないため、強制加入のキャラクターで進める。最終目標である無相の雷は文字通り雷属性であるため、同族性のリサは役に立たない。ガイアは氷元素による超電導が期待できる。アンバーは道中に登場するヒルチャール暴徒の盾やアビスの魔術師のバリアを破るために必要である。無相の雷戦では過負荷を起こせるが攻撃のたびに狙いを定めなくてはならないため、扱いづらい。

モンドの魔神任務完了後に加入するバーバラは水属性で感電を起こせるうえ、攻撃はオートターゲットであるため、敵が画面外にいても自動で敵を攻撃しつつ、画面内に収めてくれるため、反撃と回避がしやすくなる。さらに、重撃で与えられるダメージも大きいが、この時点では重撃でスタミナを消費することに気付かず、敵の攻撃をダッシュで回避しなければならない時にスタミナが足らず、大ダメージを受けることが多かった。今回は、この3人に主人公を加えた4人で挑んだ。

限界突破については、主人公のみ2、他は1である。レベルは全員40から40弱。武器は全員が2、主人公とアンバーのみ星4の武器を装備し、残りの2人は星3である。
 
 
道中

任務はランク20に達した際に自動的に登録される。場所は仲夏の庭園であり、入出時にイベントを選択する必要がある。道中のギミックを攻略しつつ、4戦に勝利することが目的となる。戦闘は連戦ではないが、一度挑んだら出るまでパーティの編成を変えることはできない。

一戦目からヒルチャール暴徒・木盾と遺跡守衛を中核とする集団と戦うことになるが、連携がつらい。いったん敵を攻撃して戦闘状態にした後、スタート地点まで戻るとヒルチャールが撤退するため、遺跡守衛とだけ戦える。穴に落とされることもあるが、与えたダメージを持ち越したまま再戦できるため、デメリットは少ない。遺跡守衛を倒してしまえばヒルチャールは普通に倒せる。

2戦目のヒルチャールはデイリー任務の要領でこなせる。3戦目のファデュイ・デットエージェントとヒルチャール弓兵の組み合わせは、ファデュイがいる限り倒した弓兵は復活する仕組みになっている。よってデットエージェントの撃破を優先したいが、これをやると弓兵に袋叩きにされるため、弓兵を優先しつつ、デットエージェントを巻き込める時にまとめてダメージをあたるようにした方が良いと思われる。

4戦目のアビスの魔術師は氷と水の2人が出てくる。どちらかに狙いを絞ってアンバーの重撃でバリアを破壊し、主人公かガイアの攻撃で倒していく。
   
 
無相の雷・1

無相の雷は常時雷元素が付着しているため、火元素による過負荷、水元素による感電、氷元素による超電導で追加ダメージをあたることができる。マップ上の固定ボスとしても登場し、マップ右下で何度でも戦えるため、ある程度戦って感覚をつかんでおくことを推奨する。ただし、マップ上で戦う場合は地形は開けているが、突破任務で戦う場合は周囲を壁に囲まれている。そのため、本番だと追い込まれてなすすべがないまま大ダメージを受けることがある。

無相の雷は豊富な攻撃パターンを持つ。ほとんどの攻撃時にはこちらの攻撃が効かなが、攻撃を終えるとコアをさらして無防備な状態になるため、敵の攻撃時は回避に専念し、無防備になった時に攻撃を集中する。ただし、直接無防備な状態になるのではなく、ブロックを飛ばしてくる攻撃を行ってから無防備になることもある。そのため、攻撃が終わったら即座に接近するのではなく、いったん敵の出方を伺うようにした方が良い。

こちらの攻撃が通用するパターンは、回転レーザーと結界を張ってからの範囲攻撃だけである。回転レーザーは、コアの周囲が安全地帯となる。レーザーをダッシュで回避して接近してしまえば、動画の1分7秒、4分22秒あたりのように攻撃し放題である。ただし、一定時間後にレーザーを放出していたブロックが集結する。この時、コア付近にいるとダメージを受けるため、タイミングを見計らって外に出る必要がある。動画の1分18秒、4分22秒あたりではいずれも失敗している。

結界を張ってからの範囲攻撃は、今回の動画では行っていない。ほぼ確実にコアは結界の外にあるため、近接攻撃は届かない。そのため、遠距離攻撃の出来るバーバラやアンバーを使う。バーバラならば自動的に敵を狙ってくれるが、アンバーは狙わないと当たらない。もちろん、その間も攻撃を行ってくるため、回避も忘れてはならない。あらかじめ攻撃範囲が提示されるため、歩いて回避しながら、攻撃を行うことになる。

敵の攻撃のうち、特にきついのが、拳に変形してからの3連撃である。1回攻撃を受けると無防備なまま連続で攻撃を受けることになるため、ダメージは大きい。動画では47秒から55秒、1分34秒から1分40秒で回避に失敗してダメージを受けている。これに関しては距離を離して敵のモーションを見て避ける余裕を生み出しておくべきであった。

大量のブロックを地面に放出する攻撃もつらい。動画では1分54秒から2分6秒、5分8秒から5分23秒あたりであるが、いずれもかわしきれずにキャラクターを倒されている。もっとダッシュを活用して回避するべきであったが、後に試行錯誤した結果、主人公を岩元素と共鳴させてスキルを発動させれば、障害物が攻撃をカットしてくれることに気付いた。
 
 
無相の雷・2

無相の雷を撃破寸前まで追い込むと、オプションを3つ出して回復をはじめる。一定時間内に倒しきれないと、残ったオプションの数だけ耐久力を回復して再戦となる。動画では3分7秒から3分21秒、5分32秒から5分46秒、6分37秒からラストまでである。おおよそ15秒の猶予があることになる。

オプションは元素攻撃しか効かないが、バーバラのような範囲攻撃は無効である。主人公やガイアの攻撃ならば問題はないが、再チャージを行わなくてはならないため、アンバーの重撃を使うのが理想的であると思われる。オプションは動かず攻撃もしないため、できるだけ接近して撃った方が良い。この時点では、弓を至近距離で撃つという発想に至らず、時間を浪費することになった。

無相の雷を撃破した時点で冒険者ランクの開放が行われる。この時、経験値が貯まっていれば、その分だけ一気にレベルが上がる。今回は25から30まで上がり、世界ランクも2から3に上昇した。これによって敵が強化され、デイリー任務の遂行すら困難になってしまった。さらに限界突破用アイテムを守るボスも強化されたため、キャラクターを強化したいがボスに勝てないため強化ができず、強化ができないためにボスに勝てないというループに陥っている。

このことから言えることは、突破任務をこなす前に限界突破は可能なところまで終えておきたいということである。またデイリー任務で得られる経験値などは、世界ランクや冒険ランクに左右されない。そして上記の通り、溢れた経験値は冒険ランクの突破時に清算されるため、楽に経験値を稼げるうちに稼いでおいた方が良いと思われる。
 
 
反省点と改善点

この段階で理解してなかった重要な要素として元素熟知がある。元素熟知は元素反応を起こしたときのダメージに影響する。動画の段階では30程度しかなかったため、攻撃力が不足し長期戦となった。元素熟知は聖遺物で上げることができるため、意識して元素熟知が上がる聖遺物で装備を固めたところ150前後まで上昇し、短期決戦を挑めるようになった。序盤から入手できる聖遺物の中では、教官シリーズが2つセットで元素熟知が80上昇するため、まずはこれを揃えることを目的とするべきである。

バーバラの重撃でスタミナが不足したため、敵の攻撃をダッシュで避けられなかったと思い込んでいた。しかし、動画で確認してみたところ、敵との間合いが近すぎたことで回避行動よりも敵の攻撃の方が早かったということが分かった。敵のコアを攻撃した後は、ダッシュで距離を置くことが重要である。この時点では、バーバラの重撃をいかに連発するかということを考えていたため、その射程内に敵を入れることに気を取られていた。

初心者用ガチャで必ずもらえるノエルは、元素発動でバリアを貼ることができる。レーザー攻撃中にコアを攻撃する場合、バリアを貼っておけば押しつぶしを無力化することができる。ただし、攻撃モーションは遅いため、バリアを貼ったら他のキャラクターに切り替えた方が良い。また、大量のブロックを這わせてくる攻撃も、岩元素と共鳴した主人公の元素発動と合わせることでダメージを軽減することができる。

璃月に到着していれば、璃月領内の七天神像で主人公の元素を岩に切り替えることができる。岩元素の発動は障害物を前方に出すというものであるが、これが押し寄せるブロックを防いでくれる。ただし、ある程度ブロックを受けると消滅するため、その後は上述の通りノエルに切り替えてバリアを貼ることでダメージを抑えられる。

アンバーの重撃は、敵の回復用オプションを破壊するのに有用である。また、元素爆発はレーザー攻撃中に敵のコア付近で発動させると大ダメージを与えることができる。主人公とノエルが防御担当、アンバーは局所の戦闘要員となるため、必然的にガイアが主戦力となる。
 
 
動作環境

パソコン版『原神』をXbox Game Barで録画した。最低の画質であればスムースに動くが、1つ画質を上げると途端に重くなるというレベルのスペックであるが、Xbox Game Barを起動すると、最低限の画質でもやや操作が重くなるように感じられた。